昼食の量だけ比べてもダメでしょう。夕食が豪華でタップリ食べる人は結構いますからね。一日働いたご褒美として、またその日のストレス解消として、1日最後の楽しみとして、夕食を楽しむ人が多いので、1日すべての食事(もちろん間食も含む)の状態を見ないと正しい判断は出来ませんよ。
それに太っている人はたくさん食べている、というのは誤解です。ふつうの人よりほんのちょっと多いだけです。それを以下のことで検証してみましょうかね。
たとえば、40歳の身長170cmの男性を取り上げ、生活習慣とくに生活強度(1日の中で体を動かしている程度)が同じ2人(ふつうの人と肥満の人)を比較してみます。生活強度は1.5と想定します。
そうするとふつうの男性(BMIが22の人)は体重が64kgです。肥満の男性(BMIが26の人)は体重が75kgです。
ふつうの人の基礎代謝量は1,288kcalで1日の消費カロリーは1,932kcal、肥満の人の基礎代謝量は1,394kcalで1日の消費カロリーは2,091kcalになります。
体重が増えもせず減りもせず安定しているときは、消費カロリー=摂取カロリーですから、2人の摂取カロリーは僅か159kcalしか違いません。
ですからふつうの人にとって肥満の人は8%余しか多く食べていないんです。食べる量は1割も多くないんですよ。肥満の人はふつうの人より1倍半も2倍も食べている印象がありますが、1割も多くありません。
159kcalは、グリコポッキーチョコレート1箱(36g、181kcal)にも及ばないんです。SOYJOY1個(30g、137kcal)よりちょっと多いくらいです。ふつうの人も肥満の人も朝・昼・晩の食事をまったく同じように食べて(量も一緒にして)、間食にグリコポッキーチョコレート1箱を余計に食べると、肥満の人になるんです。
肥満の人はいっぱい食べているという印象は、直さないといけません。
お礼
みなさんの回答を読んで感じたのは、 やはり「夕食」は太りやすいって事です。 夕食は、周囲を全く気にする必要ないし ストレス解消という意味もあってたくさん食べてしまう傾向のある人 多い気がします。 だから一食抜くなら、夕食が一番いいのかもしれません。 よく遅く食べると太ると言われているのも、正確には 夕食はついつい食べ過ぎてカロリー過多になる傾向が強いという 意味合いが強いのかもしれません。 あと詳しい計算による比較ありがとうございます。 なんと体重差が10kg近くあるのに摂取カロリー差は159Kcalですか(^^; >肥満の人はいっぱい食べているという印象は、直さないといけません。 確かにそうですね。 1カ月1kg減量という食事制限では1日あたり250Kcal程度の節約が必要ですが 1カ月1kg増量もたかだか250Kcalカロリーオーバーしてるだけですもんね。 その蓄積の結果、1年で10kg減量する人もいれば 一方で1年で10kg太る人もいるという訳ですね。 その程度の微妙な差でしかないというのは意外なものでした。 すごく為になりました。 そしてやはり「食習慣」の大切さを改めて感じました。