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平面スピーカーについて

最近平面スピーカーの音の凄さについての記事を目にしました。特徴は、(1)聞き疲れない (2)楽器が手に取るように分かる(音像のことです)このような事が書かれていました。そこで質問は、(1)名だたるスピーカーメーカーがなぜ平面スピーカーに製品をエントリーしないのか?(2)相対的に平面スピーカーが優れるとして、コーンTypeのスピーカーで埋められる従来スピーカーは、どのモデルなのか? なにしろ比較試聴が出来ないので、識見深い方の意見を下さい。

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  • ikkyu3
  • ベストアンサー率43% (535/1229)
回答No.4

振動板の必要とする条件を作る材料や構造の問題です。 スピーカはア ンプより出力された電気信号がボイスコイルに入り、磁界の中で前後に動くことで振動板を通して空気中に音を出します。 振動板の全面が電気信号に忠実に前後に振動できれば良いわけです。 このとき振動板は、撓まず部分的な局部振動も無く動ければ、動きに対して直角な平面が、単純で一番良いわけです。 また、振動板に質量があると、動きに対して慣性が働きますから、遅れや行き過ぎを生じます。 軽くなければいけないわけです。 ボイスコイルが、磁界(磁石の隙間)の中で自由に動くために位置決めが必要で振動板は、可撓性のある材料でフレームに固定されます。これも忠実な振動の妨げになります。 ここまでしても、振動板自体が平面では、それ自身がへなへなと部分的に振動してしまいます。 へなへなにしないためには、厚みが必要となり重くなりがちです。 コーン型にすると構造力学的に薄い材料で割と簡単に剛性を持たせることが出来ます。 結論的には、軽くて強くて振動しにくい材料、カーボンファイバーを使って、絞りの比較的に浅いコーン型が優れたものになりそうだと思います。 ネットを外してよく見るようにします。

RAMROM
質問者

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回答ありがとうございました。分り易い理屈に楽しめました。

その他の回答 (5)

  • autoro
  • ベストアンサー率33% (1228/3693)
回答No.6

音の質とは別の話題を提供します 私の周りに平面スピーカーの修理をしている方がいます スピーカーの1本の価格は40万円 スピーカーの前面にはサランネットのような膜が 張られています縦80CM、横50CM位 このネットが約1年程でたるんで来るのです 更にユニットのコンデンサーが劣化してほぼ 同時期に修理する必要が出るようです 1回の修理費約30万円(一本)だそうです こんなスピーカーが一般需要として 受け入れられるのは程遠いものと思われます

RAMROM
質問者

お礼

回答ありがとうございました。とても一般的じゃないことが分りました。

noname#155689
noname#155689
回答No.5

現在、平面スピーカーの主流はコンデンサー型です。 ちなみに丸くて円錐形のコーンのスピーカーはダイナミック型と言います。 なぜ丸くて円錐形にするか?というと No.4の回答にあるように剛性を増すためなんです。 こちらのWebページをご覧下さい。 それぞれのメリット・デメリットが分かると思いますが http://www.venus.dti.ne.jp/~nob/tohoho/stax.html 簡単に言えば >名だたるスピーカーメーカーが >なぜ平面スピーカーに製品をエントリーしないのか? 高額商品になるからです。 ハイエンド(高額品)ならコンデンサースピーカーを主力にしている マーチンローガン、アポジー、クオードといったメーカーもあります。 そして、私はコンデンサー型スピーカーの大ファンです。 さて、No.1の回答にあるように コンデンサー型以外の平面タイプスピーカーは ほとんど廃れてしまいました。 当時詳しい原理は調べませんでしたが、実際に聞いてみると 高額なコンデンサー型スピーカーの音とは全く違っており わざわざ平面型にこだわる必要が感じられないな、と思いました。 上記Webページから分かるように、コンデンサー型の欠点は 剛性の確保と電圧確保の問題、これは実際の音になると パワーが出にくい、ということになります。 よって、No.3の回答にあるように ダイナミック型の音に慣れている耳にはパワー感が薄くて >なにやら味気ないという印象がありました。 という意見も多く 特に、パワーが必要な(振動の大きい)低音の再生と パワーの源になるアンプを奢ってやらないといけない といった欠点を指摘されることが多いです。 さて、次に私がコンデンサー型を好む理由を述べます。 コンデンサー型の長所は振動板が平面かつ軽いことですが これにより空気を均等に細かく振動させることが出来ます。 要するにダイナミック型では歪みで隠れてしまうような 細かい音が出ます。 この細かい音の中に位相情報などが含まれます。 さらに、No.3の回答にある >スピーカーはエンクロージャーが重要な要素となります。 箱のないコンデンサー型は箱の抱える問題と無縁です。 何だか難しくなりましたが 簡単に言うと空気感、ホール感、空間をよく出し 音が軽やかにフワッと浮かぶんです。 (セッティングにデリケートな傾向がありますが。) 私は中学生のとき、クオードのESL66というスピーカーを聞いたのが コンデンサー型の初体験だったのですが 二つのスピーカーの間にヴォーカルの女性の口が艶かしく浮かぶのに ゾッとしました(で、オーディオにハマりました)。 >コーンTypeのスピーカーで埋められる従来スピーカーは コンデンサー型は大きくつくるのが難しいので ひとつはヘッドフォンにした、というのがありますが 多くは、高域のみに採用というパターンです。 ピエガなんかが人気のようです。 純粋な平面ではなく蛇腹型ですがエラックも人気のようですね。 あとは、B&Wなどに代表される ダイナミック型で振動板を軽量にし かつエンクロージャーを工夫したものがある、というか これが現在の主流です。 以上のような知識を入れて下記URLをお読み頂くと 詳しい理解が可能かと思います。 http://homepage2.nifty.com/nonaka-sekizaiten/philosophy-3.html

参考URL:
http://homepage2.nifty.com/nonaka-sekizaiten/philosophy-3.html
RAMROM
質問者

お礼

回答ありがとうございました。B&W、エラック・・・一同に視聴が出来ないことがいつもNeck になっています。

  • nuruhho44
  • ベストアンサー率57% (38/66)
回答No.3

平面スピーカーはずいぶん古くからあるのですが、理論上優れているというだけのことで、実際に音楽を再生させてみると、なにやら味気ないという印象がありました。最近のものはどうなのか知りませんが、スピーカーだけは昔のまんまのようなので、あまり変わらないと思います。 また、平面型は駆動が難しく、なかなか理論通りの性能が発揮できないようです。 スピーカーで名器と呼ばれたものは、ほとんど偶然の産物です。音を再生するというだけなら、理論上優れたスピーカーは作れるのでしょうが、これが音楽の再生となると話は違ってきます。実際に作って鳴らしてみないとわからない面が多いのです。 また、スピーカーはエンクロージャー(箱)が重要な要素となります。 こればかりは、やはり自分の耳で確かめるのが一番でしょう。

RAMROM
質問者

お礼

回答ありがとうございました。奥が深くて・・・でも尽きないです。

  • FlyBack
  • ベストアンサー率16% (2/12)
回答No.2

平面スピーカーの音の凄さについての記事って新聞ですか?何でしょうか。 まず、聞き疲れないについて。 聞き疲れないと言うのは聞いている人にとって心地よいかどうかが一番影響します。大音量で、というのでなれば、なおさらです。 次に音像。 高音を若干強くすることで音像は大きく変化します。 (1)については、先のご回答者のとおりで、真新しさから売れる物へするだけで、洋服の流行ファッションが変わるのと同じです。外国メーカーで唯一ありますが、教会のような石造りの建物の中で聴いて初めて本領発揮です。 (2)について。お好みによりますが、音像ではJBLというメーカーがあります。米国だったかと。ジェイムズバロウランジングという人の名前が由来で、確か初めてステレヲスピーカを造ったかと想います。 尚、相対的に平面スピーカが優れると言うことは現状ではまだ無いと想うのですが。。。造りこまれてきたのはコーン型ですから。JBLほどのものはまだないとおもいますよ。コンサートライブの拍手の音、1つ1つがたくさん集まっていわゆる何百人もの拍手に聞こえるみたいな平面スピーカ、あれば聞いてみたいです。

RAMROM
質問者

お礼

回答ありがとうございました。JBLは、日本の狭い部屋に合うTypeが少ないように感じています?

  • BILLY-J
  • ベストアンサー率57% (60/105)
回答No.1

今から20年ぐらい前、時代としてはダブル(カセット)デッキの ラジカセが大流行した頃かな(遠い目) SONY、Lo-D、パイオニアなど各社が挙って平板スピーカーを売り出 してました。当時もカタログでは平板式の優位を謳い、従来の円錐 コーン式の欠点を散々に並べて比較していましたが…何故か廃れて しまいました。 その後各社とも平気な顔して従来式スピーカーの素晴らしさを謳い 続けてきました。なんだかなぁ… 私も詳細は知りませんが、メーカー側は所詮商売、売れなかった、 または商売として割に合わなかったのかも知れません。 平板式が優位なのは確かなのかも知れませんが、駆動部分の技術的 コストが高く需給のバランスが取れなかったと聞いた事も有ります。 似非平板として円錐コーン式に詰め物をして表面を平板型にしてた モノも有った筈です。その辺りに苦心と廃れた原因のヒントが有る のかも知れません。 御質問の回答にはなっていませんね。ごめんなさい。

RAMROM
質問者

お礼

回答ありがとうございました。マクロ的には十分わかりました。

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