お書きの通り、表題の「領空」とは、領土と領海(正確には領水)の上空のことです。
勝手に侵入すると領空侵犯になって、撃墜されても文句は言えず、日本以外なら戦争になりかねません。
日本の自衛隊の場合は、「出て行け」「着陸せよ」と要求できるだけで、侵犯機を攻撃することは許されませんので、日本領空なら侵犯しても撃墜される心配はなく、戦争にならないと言ってよいでしょう。
但し、領空のさらに上(大気圏外)は宇宙になりますので、そこは自由に入れます。
「防空識別圏」は、領空に接した公海上空に設置されています。
同じく公海上に設定される排他的経済水域の、上空ということでもありません。
いま、ちょっと捜してみたのですが航空自衛隊関係の雑誌が本棚からどこかへ逃亡していました。海上自衛隊関係の本には載っていませんでした。
で、曖昧ですが記憶によりますと、防空識別圏という空域は、領空の端から何kmという具合に設定される物ではなく、長方形をいくつか組み合わせたような形になっていたと思います。
場合によっては、近隣国(例えば韓国)との間で、それぞれの防空識別圏を、妥協によって減らして設定していたりもしたはずです。
ですから、「距離は?」と言われても、たぶん、詳しい方がいらっしゃっても答えられないのではないかと思います。
起点となる場所がどこか、どの方位に向かって測るか、などなどにより、違ってくるはず(記憶が正しければ)ですから。
お礼
尖閣諸島と似たような問題ですね・・・解答ありがとうございました