元業者営業です
今の時代「メール」も重要な営業ツールです。
しかし、悲しいかなそれを理解している業者は思うほど多くありません。
いつだったか、以前業界の冊子に「メールでの成約率」というのが載ってまして、どれくらいだと思われますか?
たしか10%いかなかったと記憶しています。
原因は、当然業者サイドの問題(有効利用していない・対応がまずい)もあるのですが、やっぱり多くのお客様がメールでの情報を「図書館でタダで本を読む」程度にしか認識していないのです。
ご質問者様のケースでは業者からのリアクションが無いようですが逆のケースも物凄く多いのです。
こちらから資料を送ったり、ご覧になられた感想を尋ねても一切「無しのつぶて」。
実際、数字を取った訳ではありませんが、感覚的には資料をメールで送っても「十人中一人いるかいないか」くらいです。お客様から何らかのリアクションがあるのは。
この様な事から、業者としてもメールでの問い合わせを全く無視とまでは言いませんが、「暇な時に」くらいに考えているのでしょう。
そう言う私ですが、現役時代、自慢じゃないですけど(自慢かなw)メールでの問い合わせ→成約が得意でした。
おそらく成約率は30%以上は行っていたんじゃないかな?( ̄^ ̄)えっへん
何故か?
簡単です。来店したお客様と同じくらい「気を使って」対応したからです。
私が気を付けていたことですが
●問い合わせメールには出来るだけ素早くリアクション(理想は10分以内。最悪でも24時間以内)
●文章を打つのにも定型文はできるだけ避け、印象に残るような文章で
●リアクションが無くても、一定期間はめげずに「資料を見ての感想」を要求
これを繰り返していたら自然と成約率は上がって行きました。
勿論、これでも全くノーリアクションだったり「他で決めたよ」との返事が来ることもしばしば。
でも、私はそんなの全く苦になりませんでした。だってそんなのはメールのお客様でなくても同じですからね。
今回、ご質問者様がコンタクトをとった業者は残念ながら「旧態依然」とした業者だったようですが、業界も少しづつ変わってきております。
きっといい業者に巡り合いますよ。
ただ、「誰よりも早く良い情報が欲しい」との事であるのなら、メールではなく直接コンタクト(店に行く、電話をかける)の方がいいと思います。
しかし・・・
このようなご質問を読むたびに思います。
「えらい余裕だなぁ」って。
あ、勘違いしないで下さいね。「余裕だな」というのはご質問者様がではありません。ノーリアクションの業者です。
不動産業で一番大変なのは「契約」ではありません。
まずは「打数(見込み)を増やすこと」なんです。
不動産(特に仲介)はどんなに優れた営業も「無から有」を生み出すことはできません。
「売りたい(貸したい)」という方がいて「買いたい(借りたい)」という方がいて、その両者を結び付けることでお金をいただいております。
つまり、そのような方々がいないと「仕事が無い=収入が無い」という事。
メールとは言え「お客様からコンタクトを取って来ている」なんて、こんな「楽ちん」な事なんかありませんよ。
お客様を探す為に一日数千枚のチラシを撒いたり、電話をかけたりする事に比べればこんな幸せな事はありません。
そのあたりを業者はもっと自覚すべきなんですがね。
お礼
回答ありがとうございます。 業者の内情がわかり、参考になりました。 メールだと軽く受け取られてしまうのですね。