※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:相手の出身地、気にしますか?)
結婚相手の出身地と結婚可否の判断材料、あなたはどう思いますか?
このQ&Aのポイント
結婚相手の出身地を結婚可否の判断材料にするのは、自然なことなのでしょうか。
あなたは相手の出身地によって、付き合い方を変えますか。
被差別部落出身者との結婚に反対する姉の両親について、質問者は理解できないと述べています。
(※この質問は、部落差別問題を扱っています。不快な想いをさせてしまう場合がありますが、申し訳ありません。)
私の姉には、結婚を考えている恋人がいます。その男性は、いわゆる被差別部落出身者です。
そのことを理由に、私の両親は結婚に猛反対しています。
これまで何十回となく家族会議を重ねてきましたが、姉も両親も「正しいのは自分」と、お互いの意見を譲る気はなく、話し合いはいつも平行線に終わります。
両親の主な反対理由は以下の二点です。
◇同和問題は日本に根強く残っているため、結婚後、姉や生まれてくる子どもが、どんないやがらせを受けるかわからない。
◇相手が何気なく発した言動を差別と誤解した被差別部落の住民が、言動を起こした相手に対し集団でいやがらせをするような、逆差別的なケースを幾度となく見てきた。
ですが、私にも姉にも、それらのことを理由に、相手の男性を受け容れようとしない両親の態度がまったく理解できずにいます。
そして、自分たちの肉親が、そのような歪んだ意識を持っていることに、大きなショックを受けています。
人は、生まれる場所を自分の意思で選ぶことはできません。
本人の努力ではどうしようもないことを理由に、相手に偏見を持つこと自体、間違っていると思っています。
それは社会通念上の常識であるはずと信じてきました。
そんな私の考え方が、おかしいのでしょうか。
両親は「差別はいけないという考え自体は正しいけど、それは表向き。現実は逆で、世間の見る目は確実に違ってくる!」と、頑なに言い張ります。
転勤族で居住地を転々としてきた中、各地で差別的な噂や陰口を耳にしてきたと言うのです。
今夜も、そのことで話し合いをしました。
父は今、相手の男性を自宅へ呼び、「娘が苦労するのは目に見えている。頼むから別れてくれ!」と、説得を繰り返しています。
母は今、強引に家を出ると言い出す姉に心神喪失気味で、精神安定剤を服用させ、ようやく眠りについたところです。
差別問題について、実際のところ、俗世間の実情はどうなのか知りたいと思いました。
姉も「色んな人の意見を知りたい」と言います。
質問の趣旨を具体的に書きます。
★自分(あるいは自分の家族・親戚)の結婚相手の出身地を結婚可否の判断材料にするのは、自然なことなのでしょうか。
★あなたは、それが恋人であれ友人であれ、相手の出身地によって、付き合い方を変えますか。
最後に、私のワガママになりますが…。
今回は、皆様の率直なご意見を拝読することに集中いたしたく、また、代理質問の性質もあることから、いただいたご回答に対する私の感想は勝手ながら割愛させていただきます。
「ご回答へのお礼」は、同一内容に統一させていただきます。また、お待たせすることになると思います。
それでもかまわないという方、どうかご意見(さしつかえない範囲で、できればその理由も)を下さい。
よろしくお願いいたします。
お礼
ご回答いただき感謝します。姉にも読んでもらいました。 母の容態が落ち着くのを待って、母の本心を尋ねました。 私たち娘の将来を案ずる気持ちが第一であるものの、自分自身が差別を受けたり、“あそこの娘さん、▲▲に嫁いだらしいけど、家族は何を考えているのかしらね”と、陰口をたたかれてしまう‥かもしれないことへの恐怖心も、やはり否定できないようです。 「私なら、自分の結婚のせいで、家族がそのような苦境に立たされたら、罪悪感で気が狂いそうになるだろう」‥とも語っていました。 また、子供の頃、転校先の土地で、被差別部落の方々がいじめや無視をされたり、その地域に婿入り・嫁入りした方々が、家族ごと村八分にされる光景を、何度も目の当たりにしたせいで、同和問題には、今なお、強いトラウマがあるようです。 一方で、父の本籍地は、まさしく、ご回答にあるような「被差別部落地域と誤認されがちな地名を持った土地」だったようです。 そのため、出身地を話題にしただけで態度を豹変させる相手に辟易してきた過去が、父にはあるようです。 そんな両親は、姉の恋人に対し、「これまでの人生で、差別のつらさを体験していない人間(ご本人の証言)が、結婚後、いざ差別を受けた時に娘を守れるわけがない!」と、不信感を示します。 かかわる相手を、出身地や出身校や肩書きによって見極めようとする考え方を、好ましく思う人はそんなにいないと思いますが、現実には、そうした価値判断が横行していますね。 「自分は△△卒だけど、大した人物じゃありません」と自ら語りたがる人ほど、本心では“△△卒”を自慢したいのです。 「自分は□□だけど、私には気を遣わなくていいですよ」と自ら語りたがる人ほど、本心では“□□の自分”を立ててほしいのです。 こうした「周囲の反感を買わない自己アピールの工夫」が顕著になりつつある世の中こそ、『差別するのもされるのも避けたい』建前論と『差別するのもされるのも避けて通れない』現実問題とのギャップを象徴しているように思えます。 今回、4パターンのひとつである『無関心』を決め込むこともできたでしょうに、ご親切にお応え下さいましたおかげで、貴重な体験談をいただくことができました。 ありがとうございました。 (2012/01/15 01:34)
補足
*゜+。*。+゜一年後の報告゜+。*。+゜* No.8さんへ 質問から15ヶ月目に突入した今月(2013年3月)、姉たちは結婚することになりました。 私の学生時代の友人に、同和問題について話題を出してみたところ、友人は、小学校低学年の頃、教師から奇妙なアンケート調査をされた記憶があることを、私に教えてくれました。 アンケート調査の内容は、「あなたは周りの大人たちから『あの橋を渡ってはいけません』と言い聞かされたことはありませんか?」というテーマだったそうです。 友人は後日、その橋を渡った先に、被差別部落地域とされる集落が広がることを知り、そのとき初めて、そのアンケートの目的が判ったと話していました。 回答者様からの証言…「同じ町内でも、わずか道一本渡っただけで、被差別部落地域とそれ以外の地域といった具合に、大きな隔たりが設けられている」といった現実を裏付ける出来事だと、私は感じました。 ご回答の中にある「被差別部落地域出身者との結婚に躊躇するのは、差別する側にも差別される側にも回りたくないからこそ」という回答者様の理屈が、一年前の自分には、今ひとつピンとこない部分があったように思います。 でも、今では、回答者様の言わんとされた想いが、何となく想像できています。 発言することで、自分自身が追い込まれかねない率直なご意見やご経験を、この質問のために、わざわざ、さらけだして下さった回答者に感謝して、私も、これまで誰にも打ち明けたことのなかった、正直な想いを明かします。 私自身、生まれつき身体が弱く、その情けなさやつらさを知り尽くしているだけに、人生の伴侶は健康体の男性でなければ、ダメでした。 思えば昔から、どんなにいい人でも、障害のある男性やインターネット依存症的な男性は、それと判った時点で、恋愛の対象から除外してしまう自分がいました。 回答者様が仰る通り、それを「差別!」と糾弾されてしまえばそれまでとは思いますが、実感として味わい尽くしたはずの惨めな境遇へ自ら飛び込んでみせるなんて、自分には耐えられないことですし、また、その一方で、そういうひどいことを考えてしまうイヤな自分と向き合い続けるのも耐えられません。 回答者様の仰る「差別も被差別も避けて通りたいと願う気持ち」というのは、恐らく、私の中のこうした考え方に近いのではないかと、今にして思います。 先日、姉たちカップルと、両家の親たちを交えた6人(No.6さんへの補足で『4人』と書いたのは間違いでした)で、顔合わせの意味を込め、会食の機会が設けられたようです。 先方は、私たちの両親への気遣いからか、今回の縁談に関しても、耳障りのいい言葉のみ聞かせて下さり、両親の相容れない想いを滲ませたコメントに対しては、沈黙を貫いていたとのことでした。 「そりゃあ、嫁を貰う先方の立場と、嫁にやる当方の立場とでは、出てくる言葉も違って当然だよ」と、私は私なりに、精一杯のフォローを努めたものの、両親の心配は、尽きることがなさそうです。 ともあれ、姉たちには頑張ってもらいたいです。 お世話になりました。ありがとうございました。 (2013/03/06 22:54)