天体写真と一言で言っても、種類があるのですが・・・
1、星景写真
カメラを3脚に固定し、星の日周運動による軌跡を円弧上に撮影する方法。
→星は24時間で一周するので、1時間露光で、15°の円弧が写ります。
→1分の露光では、角度15分の円弧が描けるだけで、美しい星景写真にはなりません。
2、星景写真
カメラを赤道儀という星の日周運動に合わせて回転する特別な架台に固定して撮影する方法です、
星が点像で写り、銀河(夏のいて座や、冬のカシオペア座)の方向に向けて撮影すると美しい写真が撮影できます。
3、星雲、星団の直焦点撮影
星景写真の延長線上にある撮影方法です。レンズに天体望遠鏡を用います。先の赤道儀にカメラをつけた天体望遠鏡を固定して撮影する方法です。レンズの焦点距離が長いので、赤道儀の軸が少しずれているだけで、星は流れて写ってしまいます。オートガイダーなどを用いて、赤道儀をフィードバック制御するなど、大変お金のかかる撮影になります。このような撮影に用いる天体望遠鏡も、EDガラスや、フローライトなど異常分散ガラスを用いた光学系が必要で、非常に高額な望遠鏡を用います。また、カメラもレンズ交換可能なものを必要とするので、コンパクトカメラでは撮影できません。
4、惑星のコリメート撮影
天体望遠鏡を用いて撮影するものですが、この撮影には、天体望遠鏡の接眼レンズが付いた状態で行います。
接眼レンズにコンパクトカメラなどをカメラ専用のアダプター(数が出ないので結構値がはります。)で取り付けて行う撮影方法です。当然赤道儀が必要になります。
赤道儀も結構値がはりますが、赤道儀はお持ちですか?
さて、コンパクトデジカメを用いて、あなたはどのような星空を撮影するのでしょうか?
1分露光できるカメラということであれば、No1の解答で良いと思えますが・・・
補足
できればノイズリダクションが無いものが良いのですが・・・