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明治の小説のことばの読み方「けふ」「いふ」など
宮沢賢治さんとか明治、大正、時代の小説に「けふ」とか「いふ」とか書いてますが どう読むのが正しいのでしょうか。(当時の人がどう発音してたのか) 1 けふ いふ 2 きょう いう
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外国人がどう聞こえたか http://www.meijigakuin.ac.jp/mgda/index5_j.html KIYO という感じで聞こえていたようです。 いわゆる歴史的仮名遣いというのは、本居宣長など、江戸時代後期の国学者などが「本来の意味として正しい表示」という視点で作っているので、その段階(江戸時代後期)でもすでに、「表音」を主目的にしてはいないようです。 http://homepage1.nifty.com/samito/History.English.htm 18世紀後半 辞書、文法書、スペル書、発音マニュアルなどの出版相次ぐ。標準的な英語に対する高い関心 とありますが、英語においても語源であるギリシャ語やラテン語のスペリングに戻せという運動があり、現在のような「不完全な表音体系」に英語はなっています。いわば、英語版歴史的仮名遣いです。米語のほうが表音に近いのは、このイギリスにおける運動から離れていたせいです。 時代的に、イギリスも日本も同じ頃に、似たようなことをしていたのだなぁと思った次第。
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- dayone
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◆文化庁>国語施策・日本語教育>国語施策情報>内閣告示・内閣訓令>現代仮名遣い> http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kijun/naikaku/gendaikana/index.html ◇現代仮名遣い 歴史的仮名遣い対照表(キョー~リョー) http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kijun/naikaku/gendaikana/huhyo_kyo.html 歴史的仮名遣いで用いる仮名 けふ 現代仮名遣いで用いる仮名 きょう 現代語の音韻 キョー ◇現代仮名遣い 歴史的仮名遣い対照表(ユー~ロー) http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kijun/naikaku/gendaikana/huhyo_yu.html 歴史的仮名遣いで用いる仮名 いふ 現代仮名遣いで用いる仮名 いう 現代語の音韻 ユー ※現代仮名遣い 付表(歴史的仮名遣い対照表)凡例 2.音韻を表すのには、片仮名及び長音符号「ー」を用いた。 現代では上記のとおりですが、歴史的仮名遣いは、明治以降「現代かなづかい」 (昭和21年内閣告示第33号)の施行される以前には、社会一般の仮名表記の基準でしたが、 どちらも仮名表記に関する基準ですから、 明治期などの実際の発音についてアプローチしてみますと… たとえば明治期に発行された発音引の下記書籍では、 ◆『仮名遣辞彙 発音引/大畑徳太郎編/東京・修学堂/明治42.3』 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/862208/1 ◇(51頁下段発音片仮名2行目)<29/111>「キョー/今日/けふ」 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/862208/29 ◇(183頁上段発音片仮名10行目)<97/111>「ユー/云・言/いふ」 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/862208/97 などとありますから、 基本的には明治期も現代も発音については差異がなかった様子がうかがえます。 以上 少しでもヒントになれば幸いです^^
お礼
詳しい回答ありがとうございます。
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
「当時(明治・大正)」の人も、現代のように、キョー、ユーと発音していました(キョウ、ユウではありません)。 しかし太古の昔からそう発音していたわけではありません。けふ、いふ、という表記がある以上、歴史の中のいずれかの時点で、ケフ、イフ、またはそれにごく近い発音があった、ということは十分考えられます。
お礼
なるほど。そうでしたか、回答どうもです。
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
どちらでもありません。 3 きょお ゆう です。 これをいわゆる歴史的仮名遣い(1946年11月15日以前)では「けふ」「いふ」と綴り、『現代かなづかい』(1946年11月16日)、『現代仮名遣い』(1986年7月1日)では「きょう」「いう」と綴るという定めです。
お礼
回答ありがとうございます。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
http://www.page.sannet.ne.jp/yu_iwata/romaji19090412.html#aromaji090412 石川啄木のローマ字日記では 今日 けふ を KYO O には長音符 とあるので きょー と認識していたようです。 ※ 石川も宮沢も岩手県生まれ 1901年生まれの祖母(新潟生まれ)も きょー と言っていました。 ちなみに 菓子 は 歴史的仮名遣いでは くわし と 書いており かし と現代かなづかいでは書きますが、1901年生まれの祖母も大正生まれの伯父も昭和一桁の父も 「くわし」 と発音します。 会社も くわいしゃ と発音します。 なので、歴史的仮名遣いが歴史的背景での発音を無視した表記であるとは完全には言えない。
お礼
回答どうもです。 当時の人が「けふ」と書いてある文章を読んだときに 「けふ」とそのまま読むことは無いんでしょうか?
- ultraCS
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「けふ」「いふ」は舊假名遣ひ、話し言葉の音韻を現代仮名遣いで書くと「きょう」、「いう」になります。
お礼
回答どうもです。
- technatama
- ベストアンサー率45% (416/918)
「けふ」→「キョウ」、「いふ」→「イウ」で間違いないと思います。
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
>いわゆる歴史的仮名遣いというのは、本居宣長など、江戸時代後期の国学者などが「本来の意味として正しい表示」という視点で作っているので 実生活にまるで役に立たない学校教育のために脳内に「本居宣長 国学」という単語はあったものの、意味はまるで分ってなかったです。 本居宣長という人はそういうことをした人だったんですね。 勉強になりました。