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P-610のAとは?
以前DIATONEのP610AJを貰ったのですが、Aタイプの16Ωというのは本来どのように使うのですか? パラにして8Ωにして使う・・・フルレンジシングルの良さが無くならないか? 真空管アンプの8Ωにつないでサブロク一枚板につけて使ってましたが、不満は有りませんでした。が、16Ωにつなぐともっと良い? スピーカーに関しては通常市販品を使ってまして、ラジカセのユニットを簡単な箱につけた、とか、ネットワークのコンデンサ・コイルを同定数の違う物に交換程度しか知識が有りません。
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別にパラで使うことを意識したものでは無いでしょう。このユニットが発売された当時は、まだ真空管のアンプが多かったですし、出力トランスを持ったものが多かったので、アンプ側の出力が16Ωというのも珍しく無かったですからね。初代のP-610(AもB付かない)にはマッチングトランスが付いていて600Ωまたは6オームが選べました。 基本的にはアンプが指定した出力インピーダンス(アンプ自体の出力インピーダンスと混用される場合が多いが、実際の意味はまったく異なるので注意)よりも大きなインピーダンスのスピーカーであればつないでも問題ないのですが、たとえば8Ω50Wのアンプに16Ωのスピーカーをつなぐと単純に計算した場合(実際にはその通りにはならないが、近い状態にはなる)実際の出力は25Wしかえられないことになってしまいますので、音量が不足するなどの問題はあるかと思います。また、細かく言えばダンピングファクターなども異なってきます。
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- jupitan
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このSPを2個パラにして振動版の面積を2倍にし、さらにツイーターを付加し、当時、故 長岡鉄男大先生の影響で大流行のバックロードの箱に収めたキットが本家ダイヤトーンから出ていました。 ↓こんな使い方はどうでしょう?16Ωのパラなので裏のSP端子は当然8Ωに。 http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatonesp/kb-610h.html 私自身もP-610を持っていましたが(一応コレクションとして買った)、その音はナローでHI-FIからほど遠いものでしたね。 どなたかが仰るように昔の学校の教室にあったあの箱に入ったSPそのものです。 まあ、真空管で聴くNHKのAMラジオ放送にはもってこいの音ですが・・・ とても、LPやCDを聴くには耐えない音なのでやがて人に譲りました。 同社の局用大型モニター2S-305同様、BTS規格です。同じサイズでPE-16(パイオニア)もあります。 いずれにしても、当時、放送局でレコードやテープの音をモニターするために開発されたものです。 現代のモニタースピーカーなどとは全く違って本当に面白味の無い無味乾燥的な音でガッカリ・・・ 尚、真空管アンプ(出力トランス)のインピーダンスとのマッチングは神経質になる必要はありません。 要は出てくる音が良ければ、総合的には結果オーライ!ですから・・・ それにフルレンジでもパラでもお好きに使えばいいかと。 仮にタンノイやJBLのユニットならば期待した音が出ないと何だか精神的な拠り所を無くしたようで虚無的にもなりますが、このユニットなら本気で腹を立てる気にもなりませんし。 だって、はっきり言って見るからに安っぽいし、現に安かろう、〇〇かろうで音もその通り。 やはり、せいぜいが真空管式AMラジオの音にピッタリなんです。(ノスタルジー向きにはベストかも!?)
お礼
御返事有難う御座います。なるほど鋭い観察力ですね。六半のバックロード、って可能なんでしたかね?私にはこのユニットでも充分いい音に感じます。
- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 不満が無ければそれでも良い。と言うのがオーディオの世界です。 真空管アンプと言うのはご存知のように、本来の出力管では非常に高いインピーダンスです。 アウトプットトランスでインピーダンス変換していますね。 このトランスと言う部分が結構ユニークな振る舞いをして、4、8、16Ωなどの端子が有る場合に、どの端子がより好ましいか、音だけで判断すると必ずしも適合値と言えない場合も有ります。 ですから、違った部分に繋いでも良いと言えば良い物です。 アンプ性能としての最大出力等が変化します。 今回のように、8Ω端子に16Ωユニットですと、数割り程度の変化でしょう。 逆に、16Ω端子に8Ωユニットだと半分近くまで最大出力が減ってしまう事が多い物です。 もう一つの見方は、トランスの前後バランスです。 出力側が本来の負荷の2倍のインピーダンスなので、入力側も相対的に2倍同等という状況です。 これは出力管の負荷が2倍のインピーダンスに成ったような状況で、球としての負荷が半分に軽く成ったと考える事も可能です。 (実際の設計で、トランスの8Ω端子を16Ω、4Ω端子を8Ωとして配線し、インプット3.5Kのトランスを7Kのトランスに見立てた設計は製作記事等に見かける物です。) そう言えば、ウレタンスポンジのエッジ(でも、もうボロボロ)、P610Bが我が家に1本有るなぁ。。。入手した時に小音量で試聴しただけで眠ってます。すっかり忘れてたぁ。 御質問者様の状況では、16Ω端子が有るのですから、ぜひ繋ぎ変えてみて、音が違うかどうか確認してみてください。 音が違うなら、どっちが好みかで選択ですし、変化が感じられない程度なら、正常な16Ω接続の方が無難でしょう。 昔のラジオ放送やテレビ放送で一つの基準として利用されたユニットの市販品です。 とりたてて個性やユニークなサウンドでは無いのですが、逆に全体でとてもバランスが整った銘機の一つです。先人達が膨大な測定と試作と試聴から到達したものですので、大事に利用してください。 (BTS規格ユニットで20センチ版はPioneer製ですね。) 先人のスピーカー好きなマニアには「6半に始まり、6半に終わる」ということわざ(?!)もあります。 この6半(6.5インチのユニット)は最後にP610に行き着くという意味だったそうですよ。
お礼
お返事有難う御座います。近いうち(アンプの配線を変えて)16Ωで鳴らしてみます。6半に終わる、は私も聞いたことが有りますが、「そんな日が来るのかな」と時々思います。
- adenak
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Aタイプは16オームですのでAMPの16オーム端子に繋ぐのが普通です。8オーム端子に繋ぐとインピーダンスミスマッチと成ります。一次インピーダンスが5Kオーム(二次8オームで)とすると10kオーム相当になり負荷線が寝てしまい出力が少なくなりますがひずみは減る方向になります。とはいっても高域低域では公称インピーダンスの数倍にもなりますから余り神経質にならなくとも良いと思いますが。 ダンピングファクタは倍になるかも知れませんが大体10以上有れば100も200も大差無いと聞いていますし球のAMPでは二次側の巻線抵抗は0.数オームですのでスピーカー側から見ればショート状態に近いわけですので逆起電力も吸収してくれるんではと思います。そんなところが無帰還AMPでダンピングファクターが3程度でも実用になっているのかなと思います。 トランジスターアンプはダンピングファクターが元々高く8オームに比べ出力が半分になる程度です。
お礼
御返事有難う御座います。自作6CA7PPのアンプを使ってますが、6CA7は5kで使うものと思ってました。そういう設計法もあるのですね。
- yosifuji20
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私はこれの8オームの製品を使っていました。 もともとこの製品はオーディオ用というよりは、放送局のモニター用(それもラジオの時代の)製品です。イメージとしては学校放送の教室に使うような感じですね。 こういう目的では8オームである必然性は泣く、実際教室のスピーカーは背中にトランスを背負っていましたね。 また、真空管アンプはトランスの2次側で8オームと16オームを切り変えるものが普通でした。特にトランスレスのOTL回路では少しでも高いインピーダンスのスピーカーがよかったので、16オームの製品も結構ありました。 この製品はフルレンジですからネットワークは不要です。 又8オームよりもアンプが同出力でもスピーカーの入力は半分しかなりませんが、もともとこの製品は3W程度の許容入力ですから、今の半導体アンプでは不足することはまずありえません。 半導体アンプでは負荷に応じてアンプの出力を切り替えるということはありません。影響は上に言ったように出力が半分になることですが、これはアンプから見ると安全な方向の負荷なのでそちらの問題はありません。音質がそれで違うということもないでしょう。 ダンピングファクターは理論上倍になりますが、その違いで音にどう影響するかは論争の決着はないと思ってよいでしょう。土台この製品は比較的小さなマグネットでダンピングを云々するものとは思いません。 それよりは小さめの音で細かなことは気にしないでおおらかに聞くというものでしょう。そのつもりで聞くと、癖のない大変良い音がしますよ。 でも重低音や超高音は期待しないことですね。
お礼
御返事有難う御座います。OTL+16ΩSP、という組み合わせですか。なるほどです。以前いい加減な後面解放の箱に入れて聴いたことが有るんですが、歌がきれいに聴こえてました。
- HAL2(@HALTWO)
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A No.1 sailor さんが仰る「細かく言えばダンピングファクターなども異なってきます。」というところに注目して購入する製品です。 DF (Dumping Factor) とは Speaker Unit への電力供給が 0 になっても振動板が前後に振動しながら次第に静止に向かっていくのを強制的に中点に戻す力と言えるのですが、DF 値が 10~30 以下の場合は DF 値が大きいほど Speaker Unit の制動力が大きく働きます・・・DF 値が 10~30 を超えると 50 であろうと 100 であろうと大した違い (比) はなくなるのですが・・・。 Speaker Unit を取り付ける箱 (Enclosure) の型式が低音を良く出せるような方式のものである場合、DF 値が低い真空管式 Amplifier で駆動すると Speaker Unit がなかなか静止せずに低音が Boomy になる場合があるのですが、定格 Impedance が 2 倍の Speaker Unit を取り付けると Amplifier は出力低下と引き替えに DF 値が 2 倍に上がることから Speaker Unit を制動する力も 2 倍となり、引き締まった低音を出せるようになります。 ただし Transistor 式 Amplifier のように初めから DF 値が 50 とか 100 もあるような Amplifier では DF 値が 100 や 200 に上がったところで耳で判断できるほどの制動力の違いを得られませんので、あくまでも DF 値の低い真空管式 Amplifier に合わせた選択肢の 1 つです。 出力が半分になったところで Volume Controller Knob を数 Click (角度にして 10 度以下) 下げたぐらいの差でしかありませんので、Volume Controller を回しきらなければ大音量になってくれないような Amplifier でもない限りは引き締まった低音を得るために 16Ω の Speaker Unit を採るという手もあったというわけです。
お礼
早速の御返事有難う御座います。今までは(何故か)密閉式のSPばかり使っていて、DFについてはあまり考えませんでした。このユニットを箱に入れるときは参考にさせていただきます。
お礼
早速の御返事有難う御座います。真空管アンプを組んだことが有りますが、16Ωのスピーカーが他にあるとは思いませんでしたので、OPTの16Ω端子はNFB用かと思ってました。色々有難うございました。