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英語初心者でもゲーム翻訳者を目指せますか?
- 退職を期に英語の勉強を本気で始めたい。ゲーム翻訳やバグレポートの翻訳に携わりたい。
- 英語力は中学卒業程度の初心者。リスニングは少し上達してきた。
- TOEIC 850以上が目安のゲーム会社もあるが、私でも翻訳者になれるか不安。効果的な学習法が知りたい。
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質問者が選んだベストアンサー
結論から言うと、質問者さんの場合、おっしゃる分野の英文和訳でしたら十分に可能かと思います。なかには、「TOEIC満点近くないとプロの翻訳者になれない」と思い込んでいる人もいらっしゃるようですが、とんでもありません。名だたる翻訳者の大半は、外国語をそれほど理解していません。 大切なのは、プロフェッショナルな母語を書けることと、訳している分野をよく知っていることです。質問者さんの場合、察するに、ゲームで使われる言い回しや用語、さらにはゲームの成り立ちにお詳しいのではないかと思います。これは強みです。和訳文の読み手が理解しやすい、あるいは楽しめる和訳文を作る才能を秘めておられる可能性が高いです。 一方で英語について。まず、850を掲げる理由は、これが英語を扱うプロの最低ラインとされているからです。ただし、TOEICはゲームのテストではありません。実際のゲームは、動画を伴ったり、専門用語が並んでいたりするので、外国語に詳しくない人でも、ノリで通じてしまう部分があります。したがって、TOEICそのものよりも、扱いたい分野で使われている英語がある程度理解できれば、翻訳はできます。 ただし、繰り返しますが、翻訳という仕事の基本は「理解できる外国語を、流暢な母語に訳す」というのが前提なので、質問者さんの場合、和文英訳は、かなり無理に近い遠い道のりでしょう。 とはいえ、翻訳は基本的に不健康な仕事ですよ。一日中、こもりっぱなしで座りっぱなしで、パソコン依存になりますし、視力はどんどん落ちるし、ゆえに肩こりや頭痛はひどくなるし、動画を伴うならなおさらです。したがって、自己管理能力、とりわけ健康管理が問われます。心して、人と会ったり、軽い運動をするようにしてください。 また、ゲームの翻訳だけをやって、どの程度の稼ぎになるのかも疑問です。翻訳は特殊な分野を除いて、あまり儲かる仕事ではありません。雇用形態によっては副業も必要ですし、ましてやゲーム関係の翻訳は、これから競争相手が増えていく可能性があります。 そのうえで勉強方法を提案いたしますと、まずはトライアルか何かで腕試しをするといいです。できれば、審査側がちょっとでもコメントを返してくれるものが望ましいです。するとご自身に足りないものが見えてきますので、それによって、例えば英語を基礎からやるとか、日本語を磨くといった対策がとれるでしょう。 また、「前から興味があった英語を習いたいと思っているのですが、どうせ習うのであれば」という感覚であるならば、例えば海外のゲーム好きの人たちと英語で語り合うのを目標にしてはどうでしょう。私は詳しくありませんが、インターネット上に交流サイトがたくさんあろうかと思います。そうすれば、伝えたいことを伝えようという意欲がわきますし、相手が発する情報に対する興味も持続できるでしょうから、上達が望めます。たとえ英語がものにならなくても、こうする過程で、ゲームというお好きな分野に関して学ぶことも増えると思います。
お礼
大変丁寧な回答をありがとうございます! 力強いお言葉をいただけて、悩んでいた心が軽くなりました。 昔からゲーム一筋で、仕事もこれに関わるもの以外は全く考えていませんし、翻訳をやるとしても副業のような感じで挑戦する予定です。 勤めていた会社はゲームの製作会社でしたので、社内こもりっきりで残業続き、コレが終わるまで帰れない…なんていうのは嫌というほど経験してきました(笑)。 分野の知識が一番大切だという事ですので、勉強中はその会社で作業経験が少なかった部分を補てん出来るようなアルバイトなりで日銭を稼ぎながら、知識を増やしていこうと思います。 交流サイトは思ってもみませんでした。 確かに、そういうところはありそうですね!こちらも勉強を兼ねて利用していこうと思います。ツイッターを英語でやるというのも良さそうに思えてきました。 アイデアをありがとうございます!