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凶悪犯罪にはしる青少年の家庭環境について

2011年犯罪白書統計で、少年院から出てきた人間の中で再犯する人が四割。カタギに就職できなくて暴力団に入ってしまう方が三割と報道されていましたが、 少年院に入ってしまう子供の内訳で、特に凶悪犯罪をやった青少年の中で、低所得家庭や母子家庭出自の少年がどの程度の割合を占めるか示した統計はありませんか? 少年院に入っている青少年全体の内訳ならば多分お金持ちの子弟だって普通にいると思いますが。凶悪犯罪限定でお願いします。

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  • kaxuma119
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回答No.1

いくつもの研究が行われています。統計分析に力点をおいた最近の研究報告の一つが下記のものです。 南山大学、松田眞一・蜂須賀亜弓 「少年犯罪に対する統計的分析」 http://www.seto.nanzan-u.ac.jp/ise/gr-thesis/ms/2010/06mi017.pdf より結論部の抜粋 暴行の特徴は、温室効果ガス排出量の変数がプラスに働いているので…工業が比較的栄えている都道府県で起こり易い。また脅迫の特徴は、自転車保有台数がマイナスに働き最低賃金がプラスに働いているので人口が少なく無い都市で起こり易い。また以上二つの犯罪に家庭的要因の変数(離婚率等) は働いていない。 窃盗の特徴は、農業就業人口・学力テストがプラスに働き昼夜間人口比率がマイナスに働いているので農業を営んでいる家庭の子供が窃盗を起こし易いと言える。次に傷害の特徴は、パチンコ店舗数・ゲームセンター店舗数がマイナスに働いているので窃盗が起きる要因と住居している雰囲気等の環境的要因は関係ないと推測できる。そして恐喝の特徴は、日本酒消費量がプラスに働いているので稲作農業を行っている家庭や日本海側に住居している子ども達が恐喝を起こし易い。以上3 つの犯罪はすべて父子・母子家庭率が影響している。 強盗の特徴は、自転車保有台数・人口増加率・婚姻率がプラスに働いているので基本的には都会に多いが、自殺者:男性がプラスに働いているのでそうとも言い切れない。またパチンコ店舗数がp 値が小さいながらプラスに働いているので環境による影響も少なからず存在する。 次に放火の特徴がパチンコ店舗数・ゲームセンター店舗数がマイナスに働いているので環境的要因は関係無い。また離婚率・県民所得より経済的要因が関係すると思われる。 本研究では決定係数を0.6 を目安とし説明変数を絞ったが、殺人だけは説明変数を増やしても決定係数が0.2 すら満たさなかった。社会的要因や家庭的要因が根本的な原因ではないと推測される。大人に多い経済的な面を持った殺人も少年には当てはまらない。殺人だけは他の犯罪とは一線を画している。

その他の回答 (1)

noname#143837
noname#143837
回答No.2

おはようございます。 どこまでが低所得だという「基準」が無いので、統計はなかなかその線では難しいと思います。 ただ言えるのは、低所得=劣悪な家庭環境という事です。また給食費など払えずに「いじめ」を受けていたとか、父子家庭、母子家庭であったりとか、夫婦喧嘩が絶えない、家庭内暴力等の、荒んだ家庭環境ですね、それが少年犯罪を生み出す根底にあります。もう1つは親の重圧に負けた場合です。親は子供に期待をかけるが、子供はそれに耐えられない。結果、自分は社会に必要とされない人間、生きるのに疲れた等という心境になり、半ば自棄になり、ゲーム感覚で犯罪を起こすという、どちらも現代社会の歪みが産んだものと言えます。 ●小松川事件(昭和33年) = 犯人:李珍宇 ~ 在日韓国人。調書によれば家庭環境は極貧・劣悪で本人にも窃盗癖があった。当時18歳ではあったが犯罪の凶悪性から少年法適用外とされ死刑となった ●永山則夫事件(昭和43年) = 犯人:永山則夫 ~ ガードマン等4名を拳銃で全国行脚して殺害した事件。永山の家庭環境は劣悪。父親から育児放棄され学校に通う事もままならず、逮捕時19歳であったに係わらず、読み書きが殆ど出来なかった。後に獄中で独学し本を出す(「木橋」「無知の涙」等) これ以降はゲーム感覚の動機も加わってきます ●女子高生コンクリート詰め殺人事件(昭和63年~64年) = 犯人:少年4人 ~ バイト先から帰宅途中の女子高校生を誘拐、少年の家の自室にて監禁・暴行・強姦等を繰り返し、被害者が衰弱していく様を見て楽しんでいたという戦慄の犯罪。階下には少年の親がおり、隣の部屋には兄もいたが、少年を恐れ、見て見ぬフリをしていた。少年4人共に母子家庭であったり、親が子供に無関心であったりという環境。 ●横浜ホームレス襲撃殺傷事件(昭和58年) = 犯人:少年10人 ~ 横浜で次々とホームレスを殺害、暴行。被害者は死者2名、重軽傷者9名。犯行の動機を「横浜を綺麗にする為、ゴミ掃除したまでの事」と供述。世間を震撼させた。 ●大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件(1994年) ●神戸連続児童殺傷事件(所謂「酒鬼薔薇事件」)(1997年) ●光市母子殺害事件(1999年) ●西鉄バスジャック事件(2000年) 少年犯罪は増加傾向にあります。何よりもやはり家庭環境の劣悪さというものが共通しています。両親がいても共働きであれば目も行き届かないだろうし、家庭環境に責任を転嫁する訳ではありませんが、少年法の改正、大人と同じ刑事裁判にかけられる年齢を下げる処置等を講じなければならないと思います。 長文回答失礼致しました。

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