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イジメ自殺や少年凶悪犯罪は?
「最近、イジメ自殺や少年凶悪犯罪が多いのはなぜ?」といった質問をたまに見かけるのですが回答として「警察白書などによって減少傾向にある」とか「以下のURLにあるよう横這い程度である」といった回答が寄せられています。それで参考URLをくぐると、データ上そのとおりだったりするんですが、(そんなもん捏造であるわけもないし)「マスコミが大袈裟に取り上げてているに過ぎない」と結論付けてよいものなんでしょうか? というのは統計学数値的に見れば、まったくそのとおりでも、社会的背景等は考慮しないのか?という疑問があります。無知や貧困が犯罪を生むのであれば、近年では著しい減少を見せてもいいはずなのに、そこまでの数値は得られないのも、また事実だと思うのですが、どうなんでしょうか? 空腹が理由で米俵一俵盗む行為も、衣食住満ち足りていてスリルを味わうためパソコンを盗もうと、どちらも犯罪は犯罪です。前者は現在減少傾向にあると思うのですが、そういった見方はしないんでしょうか?
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イジメによる自殺は増えていると思います。一般庶民の子供もお乳母日傘で育てられるような時代になってきたので、コミュニケーションが下手で、精神的に弱い子供や大人が増えてきているように感じます。 文部省の統計によれば、ここ数年イジメ自殺の件数はゼロになっていますが、これは学校と地方の教育委員会がイジメと気付いていても、保身のためにウソの報告を上げているからです。 警察は数件あることを発表していますが、これだって信用できません。最近人権人権とうるさい世の中ですから、警察もなかなか踏み込めません。余程の肉体的暴力がない限りは警察もイジメとは見ないでしょう。 警察白書などの統計的な数字は、仰せの通り、表面的な数字です。しかし、長年続いている統計の方法や項目を変えることは、難しいでしょうね。コロコロ変わったんでは統計の意味がなくなることもありますが、役所的な体質(自分に都合の悪いことは隠す)も考えておく必要があります。 犯罪を少なくするためには、社会背景から捕らえた数値を把握し、そこからアプローチしていくことが王道だと思います。 犯罪学者などはそのへんのところを研究し、発表もしているんでしょうけれども、われわれのところへは聞こえてきません。 結局のところ、表面上の数字に納得してしまったり、売らんがための、上滑りのセンセーショナルな記事や放送を喜んだりする我々国民が馬鹿なんでしょうね。
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- flavas2
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僕も小学校のときは体が小さいという理由でいじめられました。 自分たちと違うということがいじめの対象になるのです。 高校のときになるといじめっこの友達もいましたが 「学校がつまらない、からかったりいじめて楽しい」ってよく言ってました。 いじめーフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81 いじめに至る原因 故意の場合 参照 まず、「いじめは楽しい」ということを理解しなければいけません。 これまでも、これからも、いじめはなくならないでしょうね。人間の本質は悪である性悪説(人間は生まれたときの本性は利己的な悪であるとし、だから後天的に教育によって徳を身に付ける必要がある、と考える説)で考えなければいけません。 群れを成す野生の動物でも序列競争など弱いオスを苛めたりします。比較的自然な欲望であります。 僕も客商売していますが、集団生活には いじめがあって当然と考える親(だからいじめられないようにするには?)と集団生活にいじめがあるのはおかしい(子供は正しくて一部の子供が道を外れて悪いことをする)と考える親がいます。 性悪説と性善説の考え方ですね。 子供は多義的なもので、分別もなく善悪の観念も弱いです。嘘をつくことも成長の証です。幼い兄弟が妹のものを取り上げたり叩いたり、年下を苛めます。「苛めてはいけない」というのは教育であり、少子化も増えてきて兄弟間の摩擦を経験してこない子供も増えてきています。字のとおり身を美しくするというのが躾(しつけ)ですが、躾されていない子供も増えてきていますね。モラルハザードとも言われますが、むしろ叱る人がいないため子供にも悪いことしているという意識が希薄であまりないといったような感じを受けます。モラルを教わっていない子に想像力が足りないとかいろいろモラルを求めるのは無理があるような気もします。 また学校の教師は「抑止力」を持たないというのも一つではないでしょうか?体罰の禁止」によって教師は畏怖される存在ではなくなりました。自主性を促すとの美名の下、強制力がなくなりました。「昨今の新聞に騒がれるとおり、小学生の校内(対教師)暴力の増加、立ち歩き、理不尽な保護者の増加。教職なんてもはやサービス業と同じでクレーム産業担っていますから親と子供と一緒に教師を品定めしたり、子供に問題があっても教師の管理責任を問うような時代です。 また反抗期を迎えるころには教師や親の言うことなんて聞かなくなります。気がつくと子供がモンスターになっていたりします。 時代背景としては保護者層の「家庭教育」や「学校教育」の移り変わりも大きいのではないでしょうか? 反社会学講座 http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31391733 簡単な内容は http://mazzan.at.infoseek.co.jp/lesson2.html 本に拠ると強姦が減っているのはポルノや風俗産業が増えたためという逆説的な結果が出ているそうです。必要悪らしいです。 少年犯罪は動機なんて思春期的課題の達成損ねたような感じがしますね。いろいろ思い悩んできても自然と乗り越えてきたような。いろいろ話しても同じようなことを思ってもどこかでブレーキがかかっていたのです。同じようなことを思っても殺すまで至らない。 むしろ情報化社会による弊害が多く生まれてきたような気もいたします。パソコンによる情報の判別もできないし、倒錯した刺激も数多く受けます。14歳未満は死刑にならないとか殺人を犯しても2.3年で出られるといった悪い知恵のほうが身についています。子供も大人並にいろいろ考えています。 統計は統計に過ぎず 分析はいっときの分析に過ぎず時代背景は常に移り変わりますが、 「集団の場ではいつでもいじめが起こりうる」ということは普遍的で 自分の子供が加害者になる可能性だってあるのですが 親が親バカなのと子供が幼くてバカなことをするのは 時代を通してもそんなに変わらないと思います。 臨床心理学者の河合隼雄さんは著書の中で マスコミは影響力が大きいから、いったん○○の責任と言ってしまうとそれが大きく一人歩きしてしまうので、個別で事情が違うから安易に無責任なことは言えない。なんてこと書いていました。識者ほどコメントしたがらない。とか。毒にも薬にもならないマスコミ用のコメントになってしまうのは仕方ないことでは。 まとまらない話を長々と失礼。
お礼
お礼が遅くなり失礼しました。 いじめに関しては、「足を踏みつけている者に、足を踏まれている者の痛さはわからない」といった切り口で語られていることが多いように感じます。 確かに「足を踏まれる痛さ」を考えることは重要ですが、その理屈でいくと「足を踏まれている者に、足を踏んでいる者の気持ちはわからない」とも言い得るわけで、これだけ「いじめ自殺」を問題視して取り上げるマスコミには、もっと違った視点での報道を期待します。 ご回答ありがとうございました。
- tyr134
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『統計上の数字は、数字とうい手段を用いて 「事実」を訴えかけてきます。 しかし、「真実」は決して話してはくれません。 でも、何かを伝えようとしています。 それを考え、理解し、よりよい方向にするのは 私たち受けとる側の人間なのです。』 たしか、統計関連の本だったと思うのですが、凄く心に残っている言葉です。 統計的に見れば、「横ばい、もしくは減少」というのは事実なんでしょうね。 でも、「数字の語らない真実」もあるのではないでしょうか? 例えば、スーパーでパンを万引きした少年がいたとします。 30年前は、貧乏で空腹で仕方なく盗んだ、、、。 現在は、パンを買うお金はあるけど、「おもちゃ」や遊ぶことに使いたいから、パンは盗んだ、、、。 この部分が「数字の語らない真実」なのでは、と思います。 そして、これがde-niro さんのおっしゃる「社会的背景」ではないでしょうか? そして、これが真実なら「背景」は変化していると言えるでしょうね。 この変化を見つけることが統計データを詳細に検証するという行為でしょう。 これを行うのは恐らく社会学やら犯罪学なんかを専門にしてる学者さんなんでしょうけど、なかなかメディアでは露出しないですよね。 で、短絡的に「たまたま話題になってるから増加してるように見えるけど、警察のデータを見れば横ばいだよ」って論調になるんでしょう。 もっとも、それも(犯罪件数に限っては)正論だったりするわけですが、、、。 いずれにせよ、「統計データを詳細に検証するという行為」を行わない限り、その数字はただの数字で終わってしまうでしょうね。
お礼
「数字の語らない真実の追求」というものは、マスメディアには不向き何でしょうね。TVなんかに出演する社会学やら犯罪学なんかを専門にしてる学者さんは、ほとんどが「毒にも薬にもならないマスコミ用のコメント」が多い気がします。 ご回答ありがとうございます。
- 467594729
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強姦が減っているのは異常性欲者が減ったからではなく、ポルノ雑誌やビデオ等の出現によって、性欲を解消しやすくなったからです。
お礼
>強姦が減っているのは異常性欲者が減ったからではなく、ポルノ雑誌やビデオ等の出現によって、性欲を解消しやすくなったからです。 どう考えても、そのとおりでしょう。 しかし、ポルノ雑誌やビデオ等によって、性欲を解消しやすい環境の現在と、そういったものが入手し難い過去の数値を同一に対比して、「明らかに減少傾向にある」と単純に結びつけるとしたら・・・・といった意味で、「どスケベ」を引用したわけです。(むちゃくちゃな理由付けですが) 強姦に限らず、他の犯罪もそういった、時代背景があるのでは?というのが主旨です。 ご回答ありがとうございます。
- 1kurau
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犯罪を犯す背景に無知や貧困があるかもしれませんが、直接的な原因は人間的な弱さが自分で境界線を下げているからだと思います。人間的な弱さをもった者は弱さゆえに自分なりの社会を周囲に形成し、やがて正常な判断を持つものにも伝播していったりもします。最近のマスコミ報道はしつこいようにも思いますが、事件を繰り返し流すことによって、正常な判断を持つ者を守る働きは出来ていると思われます。マスコミにできることはそこまでじゃないでしょうか。
お礼
どちらかというと、「犯罪を生む原因」よりも「犯罪の統計に対しての文化、生活水準の対比」みたいなことがうかがいたかったのですが、説明不足のようでした。 ご回答ありがとうございます。
- mokonoko
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大げさに取り上げていると言うよりもそれ以上に話題性の高い事件が他にないとマスコミが考えているからでしょう。 今回の場合は校長の対応の不味さもあって話題を引っ張ってしまったのも一因にあると思います。 通常のニュースでは犯罪は犯罪でも犯罪規模の大きさや社会に与える影響の大きさ(その中には話題の新鮮さも含みます)をマスコミが判断して報道しています。
お礼
ご回答ありがとうございます。
それではこのサイト(http://home.interlink.or.jp/~5c33q4rw/zsyounen.htm)はどうでしょう? 昭和39年の『新聞記事になった少年犯罪から、単純なカツアゲやひったくりを除いて作成。東京に偏っているのは東京版をもとにしたためで、全国的には遥かに数多くの事件が発生している。』(引用)です。 「強盗」等経済状況が関係しそうな犯罪を除外して、適当に抜き出して見ると 1/29 中学生5対5でケンカ。ナイフで1人死亡。大阪。 2/10 中3、「水をかけた」「かけない」でキレて教師をナイフで刺す。大阪。 2/12 中3、注意に腹立て教師を殴る。久留米。 3/2 小3、強盗ゴッコで同級生ナイフで刺す。東京。 3/3 中高17人組、日本刀など使った強盗60件で逮捕。家は裕福で学校ではおとなしい。東京。 3/5 高2、ノート返せと同級生を30cmの肉切り庖丁で刺す。東京。 3/6 中3、テレビを観ているうちに本物の火が見たくなり放火。横浜。 3/10 中10数人、小金井で大乱闘、重傷。東京。 3/12 中3、3人組教師殴る。高知。 7/11 18歳、自宅に放火、老女死亡。川崎。 7/15 慶応志木高3年生、弟をナタで慘殺。日本初の女性検事の長男。三鷹。 9/9 高3、同級生をナイフで殺害。青森。 11/13 高1、3人、角材で教師殴り重傷。市原。 11/20 19歳、ケンカで庖丁で刺す。霞ヶ関。 11/21 高2、9人組、女子高生3人に暴行。別府。 12/26 17歳杉並通り魔逮捕。子供の性器を切り取るなど11件。切り裂きジャックと名乗り、警察や被害者宅につぎつぎと挑戦状。なお、少年の模倣犯と想われる子供へのいたずら暴力事件が同時期に10件以上起きている。 こういうデータを見ると「教師に手を出す」生徒なんて昔からいたし、社会的背景に関係しない凶悪犯罪も昔からたくさんあった、ということでしょうね。 イジメについても、これだけ派手な犯罪が多いと「いじめが原因の自殺」なんて新聞は取り合っていなかったのでは、と思います。
お礼
参考URL見させていただきましたが、数値は数値として、統計は統計として間違ってはいないと思います。(私の質問文の冒頭にあるとおり) >社会的背景に関係しない凶悪犯罪も昔からたくさんあった、ということでしょうね。 私の思う社会的背景とは、終戦直後は言うに及ばず、たとえば昭和30年前後の10歳から19歳くらいに焦点を合わせると、今と比べ「兄弟が何倍も多い(5人6人兄弟なんて珍しくない)」といったことはあり、エンゲル係数は跳ね上がるし、学費の占める割合だって高い。近年では高卒なんて当たり前で何の自慢にもなりませんが、当時はどうだったかとか。 さらにご紹介いただいたHPに拠ると、昭和35年と平成16年の対比では殺人は1/4に減少していますが強姦は1/17に激減しています。こういうところをとっても「どスケベが減ったと考えるより、時代的背景を考慮した分析」が必要では?と思えてならないのですが。枝葉末節にとらわれすぎかもしれません。 ご回答ありがとうございます。
お礼
>結局のところ、表面上の数字に納得してしまったり、売らんがための、上滑りのセンセーショナルな記事や放送を喜んだりする我々国民が馬鹿なんでしょうね。 認めたくありませんが、核心をつく正論でしょうね。残念ながら。 >犯罪学者などはそのへんのところを研究し、発表もしているんでしょうけれども、われわれのところへは聞こえてきません。 そういった方々にがんばって欲しいものです。 ご回答ありがとうございます。