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株の比例配分について教えて下さい
株の素人です。教えて下さい。 今回のオリンパスのように、「売り」が殺到してる状況でも、少しの「買い」がありますが、これを通常のように「買い」が入る毎に約定させずに、比例配分まで待っているのはなぜでしょうか。 急激な株価変動は市場の混乱を招くと聞きますが、一応値幅制限はありますし、値幅いっぱいまで行った場合でも、時間的に先の発注者というメリットはないのでしょうか。 以上このような微少な「買い」を、そのつど約定させるとどのような不都合が発生するのか教えて下さい。よろしくお願いします。
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>通常のように「買い」が入る毎に約定させずに、比例配分まで待っているのはなぜでしょうか。 待たないといけないルールになっているからです。 東証の通常の約定方法には「板寄せ方式」と「ザラ場方式」の2種類があって、「板寄せ方式」で約定(始値決定)させてから「ザラ場方式」に移行することになっています。 この「板寄せ方式」は注文をすべて集計して一気に売買を成立させるというルールになっているので、今回のように一方に大量の成り行き注文が入っていたりすると売買を成立させることができません。 今回の場合で言えば板寄せ売買成立(始値決定)の条件は、 「成行売注文数」=「成行買注文数」+「指値買注文数」となります。 -------------- ストップにならずとも、寄り付く(始値が決定する)までしばらく時間がかかるということを経験されたことはないでしょうか? これは「板寄せ方式」の約定(始値決定)を「待っている」わけです。 ですから注文数が条件に達しない限りいつまででも待つことになります。 始値が決定しザラ場方式に移行してしまえば、その後「ストップ張り付き」となっても時間優先のルールに従い順次売買を成立させていくことになります。 なお、現在のルールでは引けにはザラ場から板寄せ方式に再度移行して終値を決めることになっています。 「始値」が付かないまま引けの時間になったらそのまま終値決定の「板寄せ売買」となり、注文状況が変わらなければやはり売買は成立しません。 大引けまでずっとザラ場に移行できず売買不成立となった場合は、本来ならその日は「出来高なし」となるはずですが、それではあまりにも一方の投資家に不利ですから「板寄せ」から「ストップ配分」へ移行して配分のルールに従って売買を成立させることとなります。 >時間的に先の発注者というメリットはないのでしょうか。 「板寄せ」ではすべての注文が同時に発注されたものとして扱われるので時間優先は適用されず価格優先のみ適用されます。 なお、これはあくまで「証券会社と東証」の間のことですから、同じ証券会社の顧客同士の優先順位は証券会社の独自ルールによります。 >微少な「買い」を、そのつど約定させるとどのような不都合が発生するのか教えて下さい。 以上、不都合のあるなしではなく売買方式の違いにより約定の仕方が違ってきます。 『東証>売買制度>5.売買契約締結の方法』 http://www.tse.or.jp/rules/stock/sttrading.html#title_5 ※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。
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- mrmk
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なんでも証券会社のねーちゃんに聞いた話では、時間がぶっ飛んで無くなったストップなどの場合、注文を出したA社B社C社と順番に一単位ずつくばっていくのを繰り返していきます。 つまりその段階では早い者勝ちは無いのですが、東証からA社B社C社に降りてきたときはA社B社C社それぞれの会社の規約によります。 普通は、証券会社は注文を受けた順番が多いようですが、よく調べてはいません。 で、張り付いていても、また時間が経つと反対売買がたまって成立し、値段が反対にどんどん動いていく事もありますし、それぞれの値段が動いていく場合でも、急激に大きく動く場合は値動き自体に時間をかけて、できるだけ思いも寄らない値段にぶっ飛んでしまうのをふせいでいます。
お礼
有難う御座いました。
- kotama2003
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始値を付けるための条件として、成行の売り、買い注文が全て約定する、という決まりがあります。ですから、立会時間中ではなく大引けでストップ配分として約定させるのです。 仮に質問の内容の通りにしたら、残った売り注文の中に寄り付きの執行条件付き注文がたくさんある事が予想され、それらは全て失効となりますね。 以前、JASDAQが取引所ではなく店頭市場の時は質問者の言う通りに売買されていましたね。
お礼
有難う御座いました。 成行の売り、買い注文が全て約定する、という決まりがあるんですね。たしかにそれだと比例配分に持っていくしかなくなりますね。納得です。有難う御座いました。
- equrea
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売買単位100単元、1000株買いたい人が居るとします。 1000株を売りたい人が一人居たとします。 売買成立です。 今度は100株ずつ売りたい人が10人居たとします。1000株できますので1人対10人間で売買が成立します。 今度は100株ずつ売りたい人が10人出てきました。そのうち9人目は200株売りたいので1100株になりました。株数は足りていますが、一人は200株売りたいので成立しません。 このように天井(またはその逆)に張り付いた状態ではいくつもの条件が重なりあいます。公平に権利がある市場ですから条件が確定する時点まで待ってから比例配分するというのが基本です。 このような条件からストップ安などで投げ売りする場合は最低単元に分けて売りに出すほうが比例配分にかかりやすかったりします。
お礼
有難御座います。 200株の人は100株だけ約定して売買成立とはならないのでしょうか。
お礼
解り易い説明を有難う御座いました。おかげでよく理解出来ました。