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モリス水迷路課題の記憶評価について
モリス水迷路試験の解釈について教えてください。 モリス水迷路試験のプロトコールを用いてマウスの空間学習能力を評価しました。 部屋の構造物だけでは空間認識の手がかりが乏しいと思い、プール内壁に幾何学模様の目印をつけました(proxymal cue)。 一般的な水迷路試験では部屋の壁に幾何学マークをつける(distal cue)と思うのですが、内壁に目印を置いてしまった場合、Cue learning的な評価となってしまい、Spatial learningの意味合いが薄れてしまうのでしょうか?
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プール内壁の目印から、目標(えさ?)までの距離が問題になると思います。 この実験は、部屋の中のようす(空間)を見て、それを目標のある方向と結びつけて考える(記憶する)能力がマウスにあるか、を調べるものですから、あまり内壁の目印と目標の距離が近いと、空間の認識でなく、目印の認識になってしまうのではないでしょうか。 人に当てはめると、駅へ行く道を尋ねたとき、「この道を山のある方角に歩いたところですよ」といわれるのと、「あの高い塔のすぐ下ですよ」と言われるのの違いになると思います。
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- tac351115
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回答No.1
内壁でも変わらないでしょう。 マウスから見れば、部屋の壁も内壁も方向しか分からないので同じです。 プール内に目印を置くと条件が変わるのでだめですが・・・
質問者
お礼
ありがとうございます。 目印が近位にあると場所方略(Spatial strategy)と手がかり方略(Cue strategy)の 比率が逆転するといった意味の指摘を受けたため迷っていました。 認知行動試験の解釈は難しいですね。
お礼
なるほど。 プール直径は1.3mでマウスにとっては大きいと思っていたのですが、四分画の中央に退避場所(水面下プラットフォーム)があるので、目的(退避場所)と目印の距離は数10cmしかないことになります。その場合、目印の認識が部屋の空間情報に対して優先しても不思議ではないということですね。 アドバイス、ありがとうございました。