NO.4です。またご質問をいただきましたので、わかるはんいでお答えします。
>私が総理大臣になったら、まず天変地異によって貧しくなった人を元の生活に戻す。次にホームレスに対しての改善策をとり、日本から貧しい人が居なくなったら、世界に目を向ける。
えーと、総理大臣のポケットマネーで東北大震災の支援募金に寄付しても違法ではない、というところまではご説明しました。
さて小泉元首相のもとで特命大臣を務めた竹中さんがどこかで言っていましたが、日本は小さな国のようだが、実は世界でも上から何番目という非常に規模の大きな、複雑な大国家なのだ、これを管理して操っていくことはたいていのことではない、ほとんど不可能に近い、というような事を言っていました。その大きな国の最高権力者である総理大臣の仕事は非常に多岐に分かれ、無数の利害が衝突する場面でサーカスのような難しい作業が日々続いているわけです。ともかく1億2千万のひとがひしめくわけですから、不幸な人もいっぱいいいて、その理由も様々です。その中でも塊として東北大震災で不幸になった人たちはたしかに最も多いだろうことは理解できますし、その対策として総理大臣は一番力を入れているだろうとは思いますが、ともかくそれだけでなく不幸な人、すぐにでも対策しなければならない人たちはいっぱいいるわけです。ひとつひとつあげられませんが、例えば母子家庭、最低賃金の問題、孤老、生活保護、出所者の社会復帰、中国からの帰国孤児問題、失業者、犯罪被害者などなどきりがありません。、政治というのはそれらの人たちみんながそこそこバランスよくしあわせになっていくようにしていくことなのです。そのために日本は何十万人もの公務員がいていろんな仕事を手分けして毎日やっているわけです。総理大臣はその人たちの頂点にたって目配りし、不満がでないようにお金を分けたり、声をかけたり、新しい決まりを考えて制定したりしているわけです。もちろん日本は世界的な金持ち大国ですから、日本に多少の貧乏人が残っていても、外国のもっと悲惨な人たちをほおっておくわけにはいかず、援助もしなければ他の国から批判が出るのです。
あなたが考えるよりも単純な問題ではないのです。お分かりいただけたでしょうか。
お礼
一応、気になった事は解消されました。有り難う御座いました。