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石鹸かすの正体

私はずっと、体をこすった時にでる「あか」だと思っていたのですが、石鹸をお湯に溶かしただけでも、かすはのようなものが出ますよね。 あの正体はなんなのでしょう?

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  • 38endoh
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回答No.1

カルシウム塩です。石鹸かすは,親水性部位が弱酸のアニオン性界面活性剤で生じます。親水性部位が強酸の合成洗剤や,トイレの逆性石鹸(カチオン性界面活性剤)では石鹸かすを生じません。石鹸の分子は RCOO- のように弱酸の塩基ですので,硬水中に含まれるカルシウムイオンなどと沈澱反応を起こすのです。 余談ですが,カルシウム塩を生じさせないために,通常はキレート剤というものが用いられます。エデト酸塩(EDTA)や昔の洗剤に入っていたリン(縮合リン酸塩)がこれにあたります。

kasutera
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 逆性石鹸の「逆性」とは「アニオン」と「カチオン」の「逆」っていう意味なのでしょうか? 「EDTA」試してみます。

その他の回答 (1)

  • 38endoh
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回答No.2

> 逆性石鹸の「逆性」とは「アニオン」と「カチオン」の「逆」っていう意味なのでしょうか? そうです。逆性石鹸は例えば RNH3+ などでプラスに帯電したカチオン,通常の石けんは RCOO- などでマイナスに帯電したアニオンです。電荷が逆なのです。 またまた余談ですが,逆性石鹸には強力な殺菌作用があり,このためトイレなどで使用されています。細胞膜は ROPO(OH)2- のようなアニオン性界面活性剤の二重層で出来ており,つまり膜の内と外はマイナスに帯電しています。プラスに帯電する逆性石鹸はこのマイナスに引きつけられ,膜そのものと中和反応を起こし,膜を壊されることによって菌は死滅するのだそうです。

kasutera
質問者

お礼

再登場ありがとうございます。 勉強になりました。 また質問したらよろしくお願いします。

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