2または3というのが正解でしょうか。
場所によっては1に近いとも言えますが。
発電所というのはすべて電線でつながっています。
膨大な数の発電所と変電所、需要家がすべて電線でつながっていると考えてください。
またすべての発電所がいつも動いているわけではありません。
全体の需要量にしたがって発電所が需要量に合わせてフル発電or部分発電or停止という状況
の組合せの状態になってます。
A発電所→C変電所→E需要家
↑↓
B発電所→D変電所→F需要家
上のように電線がつながっているときに
発電電力、需要電力が次のような状況なら
例1)A発電所50、B発電所50、E需要家50、F需要家50
A発→50→C変→50→E需
↑↓
0
↑↓
B発→50→D変→50→F需
この場合はA発電所からE需要家へ、B発電所からF需要家へ電気が送られている
ことになり、答えは1です。
例2)A発電所30、B発電所50、E需要家40、F需要家40
A発→30→C変→40→E需
↑
10
↑
B発→50→D変→40→F需
この場合はE需要家へはA発電所から30、B発電所から10が送られF需要家へは
B発電所から40送られていることになります。答えはFさんにとって1、Eさんにとって
3となります。
例1と例2が日や時間によって変わるとすると答えは2ということになります。
例3)発電所の能力がA:100、B50の場合は、
A発→100→C変→40→E需
↓
60
↓
B発→50→D変→110→F需
という場合も起こりうることになります。
では何でこんなことになるかというと、需要家は必要な量の電気を自分の都合で使いま
すので、それに合わせて電力会社は発電所の調整をします。
電力会社は経済性等やその多の条件によって稼働・停止・調整する発電所を替えます。
例2の場合は需要合計が100→80に変化した場合、A発電所が古くて効率の悪い発
電所である場合は電力会社としてはA発電所の発電量を減らすという運転を行います。
また、発電所の点検の時期にはまた別の状況になります。
実際には例のような単純な送電系統はありえないので、どの発電所の電気がどの需要家
へ送られているかというのはほとんどわかりません。