小選挙区制にすると、なぜ二大政党制になると言われているの?
このことは「デュヴェルジェの法則」から言われているらしいのですが、この法則の拡張版として「M+1法則」なるものもあり、どうも「(選挙区の定数+1)強他弱」と言う内容なのは間違いなさそうです。
http://www.fps.chuo-u.ac.jp/~sreed/
(定数+1)党制の法則を見出した人です。
では、2位以上の政党と3位以下の政党が「二大政党」と「他弱」に分かれるとはどういう意味でしょうか?
単純に考えると、I位の政党しか当選しないのだから、一強他弱になると思うのです。選挙区の個体差で2位の政党が議席を得ると言う意味なら、3位も同様に議席を得るでしょう。票差しかない2位と3位の違いが、当落の差が出る1位と2位のより、大きいとは思えません。
にもかかわらず、選挙制度改革のとき、大政党の数が1では停まらず2で停まると言う主張が幅を効かしたのはなぜなのでしょう?かなりの人は、上の法則に言及せず「他の小選挙区制の国から導いた経験則だ!」で終わっているし、上の法則に触れていても、成り立つ理由に触れていないのがほとんどです。
こんな状態でなぜ民主党は小選挙区制を「第二政党にも恩恵がある」と考えるのでしょうか?「二大政党制は自民党御用学者のデマだ。」とは考えなかったのでしょうか?
そもそも、小選挙区制にすると、なぜ二大政党制になるのでしょう?やはり経験則なのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。