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漫画雑誌についての質問です。

漫画雑誌を見ていて気がついたのですが、各漫画のページ数が違いますよね? 普通に、短編ギャグ枠(ギャグ漫画日和、など)は分かります。 では、他の作品はどうなっているんでしょう? 何か規定などはあるのでしょうか? 月刊誌を見ていると、30ページ近く描いている人もいれば、50ページも描いている人もいます。 やっぱり、作者のやる気や時間的な問題なんでしょうか?

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  • tama80ji
  • ベストアンサー率71% (2188/3068)
回答No.1

ページ数は各号の編集会議で決定します。 主に人気が高い作品ではページ数が多く割り当てられ、カラーページも付きます。 但し新連載1回目、ゲスト作家が入った場合、レギュラー作家でも連載とは別に読み切り掲載の場合は、ページ数が増減します。 他誌で活動中の人気作家がゲストで参加した場合は他誌との締切の関係もあるので、作家本人が仕上げられそうなページ数にする場合もあります。 マンガのページ数は基本的には4、8の倍数ですが、各社広告や記事掲載の関係上その都度増減が必ず生じます。 このような広告ページや文章や写真主体の記事、グラビアなどのページ数が先に決定してから、各作家のその号の担当ページ数が決定します。 カラーページはこれら巻頭の広告や、グラビア、記事と一体化するためにその都度でページ数は変化します。 更にカラーページは最悪でも締切は一ヶ月前となります。先行入稿となります。 活版原稿は昔は最悪雑誌発行の5日前と言うのもありましたが、現在では印刷現場の人出不足、外国人従業員多数のために最悪でも10日~2週間前が通常です。 と言っても普通の締切は活版でも一ヶ月前が大前提です。 週刊連載ではカラーページだけ現在作業中の活版原稿の4回ほど以上先のエピソードと同時進行となるために、原作者や作家はその分のネーム(絵コンテ)を一気にまとめて作成する必要性が生じます。 つまりページ数決定は発売日の二ヶ月以上前となります。 カラーページが入るとこのようにスケジュールが逼迫するために、カラーページ回やその後数回は作者の負担を軽減するために活版ページ数が少なくなる場合もあります。 これが基本です。 ページ数が決定したら、それが作家に通告されます。 作家はそのページ数に合わせてネーム(絵コンテ)を切ります。と言っても一発でジャストに切れるわけでもないので、担当と相談しながら作家はページ数に合わせて画面効果、演出も考えながらページ調整をして修正していきます。 原作付きの場合はまず原作者に掲載ページ数が通告され、そのページ数に合わせたエピソードの展開、演出が考慮されます。 文章原作の場合はこの後は作家がページ数に合わせてネームで調整することになります。 ネーム原作の場合は作家がネームを作成するのではなく、原作者がコマ割りなどの調整までします。 ライトノベルなどの原作の場合は基本は文章原作と同じですが、担当編集と相談の上で大体ページ数と、その回に収まりの良い部分を抜き出して作家が絵コンテを切ります。 全て作家任せの編集もいますが・・・ 例外は作家が何らかの理由で原稿を落とした場合です。 編集会議で決定したページに穴が開きます。 完全に落ちた場合はその作家が担うはずだったページ数に近いページ数の代替原稿が掲載されます。足りない部分は自社広告などで埋められます。 落ちるページ数によって対応が変わり、比較的に少ないページ数の幾つかのギャグマンガや4コママンガ複数で代替となる場合もあります。 落ちたのが2ページ程度ならば自社広告で代替する場合があります。 また毎回、毎回、特定の作家が綱渡り状態の場合や、本当に体調不良や女性作家の場合は妊娠などの要因から、原稿を落とさないために、故意に1回のページ数を削減する場合もあります。 が、新人でコレをやったら容赦なく打ち切りです。 あくまでもベテランや人気作家のためです。 週刊少年ジャンプのように人気が無い作品はページ数は変わらなくても、どんどん雑誌の後ろに配置されて連載終了との露骨な場合もあります。 が、人気がある場合で最終回ともなると増ページでカラー付きな場合もあります。

attackontitan
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 予想の斜め上を行く解説の多さだったのでベストアンサーにしました。 これからは、作家さんのことも考えながら漫画雑誌を読みます。

その他の回答 (1)

回答No.2

編集者というか,雑誌の方針ですね。 人気作家のページ数が必ずしも多くはなっていないことは実際の雑誌を見るとわかります。 雑誌の値段(原価)は紙代と原稿料が多くを占めます。印刷や製本は意外と安いです。 で、原稿料というには、作家さんによって違いますよね。 雑誌は一定の厚さ、ページ数はほしいですから、安い作家さんで、多くのページを占めて、価格を抑えるというのも大切です。 そのとき、人気作家さんは原稿料は高いですが、嫌われている作品では逆効果です。アンケートで、嫌われていないが人気上位でもないという作品が使われます。そういう作家さんをあまり抱えていない、という雑誌はそういう作品のページ数が増えたりします。 作品によってページ数が違うのは、ご質問にある要因の他に、雑誌の原価を調整するためです。

attackontitan
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、つまりビジネスって奴ですね。 勉強になりました。

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