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鋳鉄の溶接法

溶接に関する問題で、「鋳鉄の溶接法として、次のうち適当でないものはどれか。(1) ろう付け法(2) 電気抵抗溶接法 (3) ガス溶接法、(4) アーク溶接法」がわかりませんでした。御存知の方、御教授をお願いいたします。

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  • ベストアンサー
  • xiansui
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回答No.1

おそらく、答えは2番の「電気抵抗溶接法」だと思われます。 http://www-it.jwes.or.jp/qa/details.jsp?pg_no=0050020250 (こちらのサイトを見ても、鋳鉄の溶接に電気抵抗溶接は紹介されていません) 溶接の分類では、 ろう付け=ろう接 電気抵抗溶接=圧接 ガス溶接・アーク溶接=融接 になりますが 抵抗溶接は、溶接したい母体に電流を流し、ジュール熱を発生させる事でその母体を溶解させ、それと同時に加圧することによって接続する溶接方法です。 また、熱間圧接は、高温で塑性変形を生じさせるので、接合面の全面が密着し同時に原子拡散や再結晶も起こるので常温溶接より確実な方法です。 しかし、例えば「チタン-鉄」など、有害な化合物が出来る組合せや、軟化などによる母材強さの低下が望ましくないものに対しては不向きです。 鋳鉄は、元々溶接が難しいのですが、溶接中に母材の「C」・「Si」・「S」・「P」などの有害な元素が溶け込んで溶接金属の硬度を高め、延性・靱性を阻害し割れが発生しやすくなるという特徴があるので、圧接には不向きな材質だと言えます。  

tahzan
質問者

お礼

早速の詳細な御回答をありがとうございました。そうですか……。実は、この問題は、溶接関連の試験ではなく、なんと、消防設備士の試験で出題されたものなのです。御回答の内容を見る限り、とても、消防設備士に必要な知識ではないのではないかといぶかっております。とりあえず、貴重な情報をもとに、なんとか解答を見つけ出したいと思います。ありがとうございました。