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プロファイルについて
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- カラースペースとカラープロファイルの違いについて理解できていない質問です。
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>・「カラースペース」と「カラープロファイル」の違い sRGBとは「カラースペースプロファイル」です。 機器の個性等が記述されたファイルが下記になります。 カメラ・スキャナ等の「入力プロファイル」 モニタ表示用の「モニタプロファイル」 プリンタ等の出力用の「出力プロファイル」 >・入力プロファイルと出力プロファイル 出力画像に埋込まれるのは「カラースペースプロファイル」になります。 以下に補足の説明書いておきます。 ICCプロファイルを大別すると下記の4つになります。 カメラ・スキャナ等の「入力プロファイル」 モニタ表示用の「モニタプロファイル」 プリンタ等の出力用の「出力プロファイル」 AdobeRGBやsRGB等のカラースペース用の「カラースペースプロファイル」 一般にカラースペースと呼ばれているものは、 「カラースペースプロファイル」を指しています。 RGB・CMYK・Labといった画像モードに対して、RGBとCMYKに変換するためのアルゴリズムです。 スキャナからのデータを読み込み印刷する場合はこのような工程と関連になります。 スキャナ → モニタ → RGB → CMYK → プリンタ 入力プロファイル → モニタプロファイル → カラースペースプロファイル(RGB) → カラースペースプロファイル(CMYK) → 出力プロファイル(プリンタドライバ) これらのプロファイル全てが適用されて出力結果に及ぼすわけではありませんが概ね上記のとおりです。 またモニタプロファイルはプリントアウトに通常影響を及ぼしませんが画面の色と印刷を合わせようとしてとして間違って操作される方がいるので混乱しやすいようです。 埋込みプロファイルは、アプリケーションの設定によって変換・破棄・維持・変更がなされます。 商業印刷においてはRGBからCMYK変換時にプロファイルを適用して後工程では破棄が一般的です。 RGBは印刷の特殊加工等に対応できない事が多いので、PDFでの完全データ以外ではプリプレス段階でCMYK変換されることが多いです。 >入力プロファイルと出力プロファイル >「機器の個性等が記述されたファイル」であると考えて問題無いでしょうか。 出力時に適用されるのは 画像の「カラースペースプロファイル」と、 プリンタの「出力プロファイル」になります。 入力機器のプロファイルは通常画像ファイルには埋め込まれません。 データ化をされた段階で適用済みとなるので通常操作したり意識することはないと思います。キャリブレーション装置・アプリケーションで用いて作成したり、カラースペースプロファイルとして後から適用して変換することもできますが一般の方は余りやらないのでは。 カメラの場合は露出やキャリブレーション等の各種パラメータがRawデータ内に含まれています。更に現像ソフト等で独自のアルゴリズムを各社採用しているので開く際の設定・アプリケーションで色が異なります。 通常現像処理の段階でカラースペースプロファイルをsRGBかAdobeRGBを選択する事になります。 Rawデータ → パラメータ&変換アルゴリズム → RGB → 出力プロファイル → CMYK → プリントアウト プロファイルで気をつける点はPhotoshop等のアプリケーションの設定次第で意図せぬ変換や破棄がある点です。 プリンタドライバの設定でもプロファイル操作ができるので、必ずしも埋込みプロファイルが適用されるわけではないので確認が必要となります。 プロファイルの話はややこしい上に色というのは定量的な測定が難しく、 結果も安定しにくいので確認しづらいです。 プロのデザイナーやカメラマンがよく勘違いする上、色んな対処方法もあるのでレギュレーションを決めたら自分のパート以外は触れないのが業界での暗黙のルールです。。。 webはカラースペースプロファイルをsRGBにするか埋込まないでOKなのでラクチンですが。
お礼
非常に詳しい説明ありがとうございます。とても参考になりました。調べれば調べる程、むしろ小さな疑問が増え続けて難しいものですね。。精進したいと思います(^^)。