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ソテツがぐったりしています!

蘇鉄麒麟を育てているのですが、4日間部屋を留守にしており、戻ってきたところ、幹の部分が折れてぐったりしています! 幹の部分がえぐれているようです。虫などは見当たりません。 窓の閉め切った暑い部屋にずっと居たためだと思います。 大切に育てていたのでとてもショックです。復活は可能なのでしょうか?どのようにケアしたらよいのでしょうか? よろしくおねがいします!

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  • cactus48
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回答No.1

蘇鉄麒麟はトウダイグサ科ユーフォルビアに属する多肉植物です。 同じ仲間の蛾眉山と鉄甲丸を交配させて作られました。 多肉植物はサボテンと親戚同士にあり、ほとんどの品種が暑さと乾燥に 強く、寒さには弱いのが特徴です。観葉植物や草花とは栽培方法が異な りますから、同じように栽培をすると場合によっては腐敗します。 グッタリしている原因は、4日間も締め切った室内に放置をして、室内 が高温になったため鉢内が蒸れ、地際から次第に腐敗が生じて折れた部 分の上の重みで現在のような姿になりました。 先程に書いたように暑さや乾燥には強い植物ですから、4日程度の期間 なら屋外に出しても元気に生育したはずです。 これから蘇鉄麒麟についての管理方法と、今後の完全方法を説明します から、良く読まれて今後は失敗しないように管理をして下さい。 まず置き場所ですが、5~9月は屋外で日当たりが良く雨が当たらない 場所で管理をし、出来るだけ熱がこもらないように風通しは良くして下 さい。風通しが悪いとカイガラムシの発生で悩まされます。 10~翌年の4月は室内で、日当たりの良い窓辺で管理をします。 ただし越冬させるには最低でも8℃以上は必要で、就寝時に暖房を止め たり日中に外出をする時には、場合によっては室温が8℃以下になる事 もあります。そんな時は簡易ビニール温室を使用して、冷気が直に触れ ない工夫が必要です。室温5℃で次第に衰退し、それ以下になると場合 によっては凍傷にかかり枯れる恐れがあります。 水遣りの基本は、鉢土(鉢に入っている全ての土を言う)が完全に乾い てから、鉢底から十分に水が流れ出るまで与えます。鉢皿に溜まった水 は直ぐに捨てるようにして、絶対に溜めないようにします。 観葉植物は鉢土の表面が乾いたら与えますが、多肉植物は観葉植物と同 ように水遣りをすると、根腐れを起こして枯れてしまいます。 この水遣り方法を5~9月の間に行います。 3~4月と10~11月は、鉢土に若干の湿りっ気が残っている状態に なったら与えます。与え方は上記に書いた通りです。 12~2月は室温が24時間中、15℃以上を維持できるなら3~4月 と10~11月と同じ方法で水遣りをします。10℃以下なら極端に水 遣りを控えるか、又は完全断水して水遣りをしません。5℃以下になる なら完全断水をして下さい。 植替えは年毎に行います。時期は5~9月の間の中で、梅雨時期と猛暑 時期を除いた時期に植替えをします。一番確実なのは梅雨入り前までに 行う事で、これによりダメージの回復が早くなり、腐敗する確率も低く なります。用土はサボテンと多肉植物の土を使用し、購入した状態のま ま何も混ぜないで使用します。根に付いている土を1/2程度残るよう にして、新しい土を使用して植付けます。古い土は再利用出来ません。 肥料は植替え時に緩効性化成肥料(マグァンプK)を少量土に混ぜるだ けで十分です。これを元肥と言いますが、元肥以外に施す必要はありま せん。 画像を見ると親株は再生が不可能に等しいですから、親株は諦めて子株 を親株から切り離し、挿し木による再生を行われて下さい。 園芸店やホームセンターで、挿し芽用の土や園芸用川砂を購入し、平鉢 に土に入れます。親株から切り離した子株から白い粘性の液体が出ます から、鉢皿に水を入れて子株を入れ、白い液体が出なくなるまで待ちま す。出なくなったら挿し芽用の土や園芸用川砂に挿します。挿し木中は 時々霧吹きで土の表面を湿らせる程度で十分です。発根したら鉢上げを しますが、今年は挿し木をしたままで越冬させ、来年の5月まで鉢上げ は行わなくて構いません。発根したら先程の水遣り方法を行い、肥料も 与えなくて大丈夫です。 画像を見ると鉢が適していません。深鉢でなくて浅鉢(平鉢)で構いま せんが、今の鉢はスリ鉢のように口が広すぎます。 親株は使い物になりませんから、子株には3~4号の浅鉢(平鉢)が適 していると思います。 しつこいようで申し訳ありませんが、多肉植物は暑さと乾燥には非常に 強く、寒さと多湿には非常に弱い性質があります。時期的に作業が忙し い時もありますが、年間を通してなら観葉植物よりは管理が楽です。 最初は難しく思うでしょうが、慣れれば意外と楽な植物です。 残念な事に蘇鉄麒麟は所有していませんが、交配の元となった蛾眉山は 6号の浅鉢(平鉢)3鉢所持していて、どの鉢も群生状態です。

qulqulqul
質問者

お礼

ありがとうございます!とても丁寧な回答で助かります! 丈夫な蘇鉄を腐らせてしまうなんて、ショックです…温度は重要なんですね。残念ですが、親株は諦めて、浅い鉢で子株をちゃんと育てていこうと思います。 ありがとうございました!

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