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私達の豊かな生活の世界の背景には・・?
私達が身近に使っている 家電、家庭用品、洗剤、家具、建材、燃料 etc.. こうした物を作る原材料の調達の為に 世界では危険な労働環境で人が死んでいると聞きました。 現実として、どういう素材調達でどんな事が起きており、 そうなっているその国の社会事情はどんなものなのか 教えて頂けませんでしょうか・・? また、この豊かな生活は どれ程世界の人々の犠牲の上に成り立っている と言えるのでしょうか? また、この豊かな生活をしている事が 世界に良い影響を与えている側面も有れば そちらも教えて頂けますと幸いです。 よろしくお願いします。
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1.石炭輸入について 現在、我が国は石炭の国内供給のほぼ全量(99%以上)を海外からの輸入に依存しています。 2009年 エネルギー白書 第2部 第1章 第3節 一次エネルギーの動向-3 http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2009energyhtml/p2-1-3-3.htm 輸入先はオーストラリア、インドネシア、中国、ロシア、カナダ、ベトナムといったあたり。 採炭国では、かつての日本のように炭鉱事故が発生し犠牲者が出ています。日本が輸入した石炭は鉄鋼業、石炭発電で消費し、二酸化炭素・窒素酸化物・硫黄酸化物を排出し、地球温暖化を促進しています。窒素酸化物はオゾン層を破壊し、皮膚ガンなどを生じさせています。窒素酸化物・硫黄酸化物は酸性雨の原因であり光化学スモッグの原因ともなります。今般、福島原発事故の余波で石炭火力の稼働率が向上し、輸入量は2億トンを突破するかもしれません。 2.地球温暖化と干ばつについて 日本は温室効果ガスを排出し地球温暖化を促進し、食糧不作・価格高騰を招いていながら、飽食に溺れ、そういった事実を知りません。 【動画】6年続く干ばつ、温暖化のもたらす深刻な影響 - オーストラリア 国際ニュース AFPBB News http://ondanka.jugem.jp/?eid=48 地球の変化 5-4.気候変化と食料不作を予測 http://www12.ocn.ne.jp/~take03/j54kikou.htm 帝国書院 | 統計資料 統計地図 小麦の生産トップ10と日本の輸入先 http://www.teikokushoin.co.jp/statistics/map/index02.html 7月の世界食料価格は33%上昇、貧困国への圧力高まる Reuters http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22725420110816 3.パーム油について asahi.com(朝日新聞社):エコの犠牲、パーム油生産で消える熱帯雨林 マレーシア - 社会 http://www.asahi.com/national/update/0120/OSK201101200046.html シンポでパーム油のCSRを紹介――GPの活動も 国際環境保護NGOグリーンピース http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/33448/ パーム油と森林の減少 :地球温暖化の原因 http://ondanka.luckcome.net/cat0002/1000000002.html
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http://www.gensuikin.org/gnskn_nws/0307_3.htm http://www.epochtimes.jp/jp/2009/12/html/d36724.html こういったものはほんの一例だと思います。昔から先進国や巨大資本が発展途上国でプランテーション(単一商用作物の巨大生産農場 綿花、ゴム、カカオ、バナナなどなど)を営んで莫大な利益をむさぼっていましたし、その結果として途上国がなかなか浮上できない一方で先進国の豊かな生活が可能になっていたというのは常識です。 先年観た映画「ダーウィンの悪夢」では平和だったビクトリア湖畔の漁業の村が先進国の仕業で湖に放たれた食用の大型魚のために自前の漁業が不可能になり、そこに作られた食品工場でその魚を加工してヨーロッパへ輸出するだけの貧しい村になったことが描写されてありました。 たしかに、それらのことの一部は人道上やってはいけないこともあるのかもしれませんが、先進国は先進国同士、資本は資本同士の熾烈な競争があり、善悪以前の経済論理で動いているわけで、必ずしもすべて悪いわけでもないと思います。 上記の映画などもほんの一面からの視線であって、現地の人民も潤っている部分はなくもないのではないかとも思います。すべては人間同士の力と力、知恵と知恵の戦いの結果が現実になっているので、むづかしいかもしれませんが基本的に現地のひとびとのレベルと政治力が強くなっていけばいずれ解決できるのではないかとも思います。 楽観的過ぎる見方でしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 中国のレアアースの廃棄物汚染はかなり酷いとは聞きますね… 詳しく知らないのですが、 クリーンエネルギーの背景には・・・こういう事が。 >(中略) >必ずしもすべて悪いわけでもないと思います。 そうですね。 あまりに悪どい事を私たちが許さないようにし、 弱い国を本当の意味で強くする支えを 何か見つけしてあげる事が大切なのでしょうか。 ご回答ありがとうございました。
- hekiyu
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基本的には#2さんの言うとおりだと思います。 私達が身近に使っている 家電、家庭用品、洗剤、家具、建材、燃料 etc.. の多くは輸入材に頼っていますが、 それを輸入しなくなったら、途上国の人は もっと貧乏になって、もっと悲惨なことに なるだけですよ。
お礼
生活が向上し生活費が上がり、人件費が上がる。 そうなると海外の労働力の方が安くなり 途上国へ仕事が生まれる。 これもまた1つの経済なのですよね。 しかし機械化、大量生産できる物が増え 最早人間すら労働力としては微妙になりつつあるのでしょうか。 途上国を救う為には仕事が必要だけど、 様々な事情で作れないという報道は見た事が有りますが・・・。 何にしても、やはり豊かな生活が世界に豊かさを分け与える力 になっている側面も見落としてはいけないのですね。 でも現状は、自分が同じ立場だったら理不尽さを感じるだろう 大きな差 がそこに有る と。 漠然と全体が見えて来たような、 尚更よく解らなくなってきたよな・・。 ご回答、ありがとうございました。 色々考えさせられます。
- Mokuzo100nenn
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貧しい人々が格差拡大を求めている現実も知っておく必要があります。 宝くじ、あるいはそれに類するものががありますね。 簡単に言うと(寺銭を無視すると)、一万人が100円出して、100人だけが一万円をもらい9900人が100円を失うゲームです。 宝くじの実施以前には一万人が平等に100円ずつ持っていたのが、宝くじの実行後には富が片寄り、格差が拡大しているのがおわかりですよね。 この宝くじを購入する購買層分析をすると、圧倒的に所得階層の下位の方々が多いのです。 つまり、「貧しい人々が格差の拡大を求めており、格差拡大の行動をとる」という事実があるのです。
お礼
なるほど。 そういう風に見る事もできるのですね。 何を基準に見るか どこを比べて見るべきなのか。 推測しようにも世界の現実を私は何も知らない様です。 1つの視点 として覚えておきます。 ご回答、ありがとうございました。
- wiz0009
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それは間違いです。 例えば日本には食料が山ほどありますが、 その食料は犠牲により存在しているのではなく、 単に「食糧不足の地域に届けられない」という物理的な問題によるものです。 原材料調達の労働環境が悪いというのは平和ボケした日本人の感覚であって、 その貴重な労働需要と原材料販売による金銭が無ければ 彼らはもっと酷い生活をすることになります。 これは日本国内で当てはめても同じことが言えます。 お金持ちの会社の社長は労働者から少しずつ搾取して金を得ています。 では労働者は犠牲になっているのかというとそれは違います。 もし会社が無くなれば労働者はもっと厳しい生活を強いられることになるからです。 会社の上層部が作り出した交渉能力や効率システムが、 労働者の安定的な賃金を生み出しているのです。 だから中東でも豊かな国はたくさんありますよね。 戦争が無く、自然に恵まれた環境であれば豊かになるし、そうじゃなければ貧困になる。 それだけのことです。貧困は犠牲によるものではありません。
お礼
>原材料調達の労働環境が悪いというのは平和ボケした日本人の感覚であって、 >その貴重な労働需要と原材料販売による金銭が無ければ >彼らはもっと酷い生活をすることになります。 そういう一面も有るはずなんですよね。 でも私達の暮らしと比べると悲惨に映る・・。 しかし企業は世界競争を強いられ、 足元を見れるだけ見て(悲しいですが相応しい対価で) 買う企業でなければ成り立つはずがない。 慈善で世界平等の名の元に生活を切り詰めると 誰かがそのあおりを受けて、 そんな事をしなかったら死ななかったのに と嘆く人が現れる。 つまり逆の立場にもなりうる という事ですよね。 >中東でも豊かな国はたくさんありますよね。 そうなんですね。資源のある国だけかと思っておりましたが。 ・・やはり私は世界に対して無知過ぎる様です。 >戦争が無く、自然に恵まれた環境であれば豊かになるし、 >そうじゃなければ貧困になる。 >それだけのことです。貧困は犠牲によるものではありません。 理解できるような何かひっかかるような・・。 やせた土地に厳しい自然環境で食物が少なく異常気象で餓死者が出る などは犠牲ではないのですよね。 ここは勘違いしてはいけないのですね。 ご回答ありがとうございます。 新たに幾つか疑問を持てた気がします。
- YanenoSuzume
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世界の問題に関心を持ってくださってありがとうございます。 世界の人口約70億人のうち、9~10億人が食糧不足に苦しんでおり、 毎年2000万人以上が飢えのために命を落としていると言われています。 その半分以上は子供たちです。 また、12億人が絶対的貧困といわれる1日1ドル以下での生活を強いられており、 26億人は2ドル以下で生活していると言われています。 おおざっぱに言えば、貧しい人々は人間らしい生活からほど遠い一方で、 豊かな国々がそれだけ搾り取っていると言えるでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 食糧不足と餓死。どうにかしたいものですよね・・。 先進国が食料を送ろうにも、政府機能が劣悪で 食料を金に変えて末端まで届かない国。 軍など武装した人間が滅茶苦茶な事をやっている国。 複合的な問題がこれらを悪化させているのでしょうか。 日々の暮らしの中から私達は何をしてあげられるのでしょう。 施すだけではその国の食糧産業などを破壊して 自立できない援助に溺れ、援助を配る者が権力を持つ 独裁支配状態を作るだけ とも聞き及びますし・・。 何が答えなのか・・。 ご回答、ありがとうございました。
お礼
上手く言葉にできませんが、 私達の豊かな暮らし。 お金を出せば手に入る物の裏側の遠くでは 命が散っている。 しかもそれは日本人と外国人の命の重さが違うかのような 現実を作り上げている。 私達の何気ない暮らしが 経済というシステムに乗り 命の不平等を起こすのでしょうか。 そう解っても豊かさを手放さない私も 加害者と言って良いのかもしれません。 しかし私個人が勝手にそう思うだけで、 周囲の人には何も言えませんね。 悲しい現実です。。 そうした現実が仕事を作りお金が豊かさを生み、 貧しさから抜け出て救われる命も有るのでしょう。 医療や食事の面で。 しかしこの差は何か言い表せない矛盾を感じます。 これが世界の現実だと仕組みは理解できるのですが。 色々な情報をありがとうございました。 科学がもっと発展し人類が大きな豊かさを手に入れない限り こうした問題は 貧困、教育、社会システム、労働の疲れ、物事を知る労力。 こうした現実から克服される事はないのでしょうか。 人が生きる事の現実の壁が こうした事を必然的に引き起こすのかもしれません。 ご回答ありがとうございました。 とても参考になりました。