なぜ日銀は無限の為替介入ができないか
米ドル、ユーロが弱いため、日銀の介入も効果が出ないといわれます。
しかし、法律論は別にして、日銀が無限のペーパーマネーを発行して、日銀の目標とするレートまで為替介入すれば、少なくともターゲットとした通貨(ドル)とのリンクは可能であるはずなのに、なぜそのような行動をとらないのでしょうか?
例えば、1ドル=77円の状況で、介入によって、80円まで戻したとすると、ここで介入した為替益は、そのまま国庫に入るわけで、税収不足も潤うでしょう。
ドルを買っても、それを市場に回さなければ、帳簿上のドル資産が増えただけで、市場での通貨流通量が増えるわけではないので、狂乱インフレにはつながらないと思います。輸入品の実質値上げにはなるでしょうが、それとて狂乱インフレまではいかないでしょう。
補足
$はたくさんあるから安くなる?円は少なくなるから、高くなる?