- ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:法定代理人の同意の証明責任【民訴】)
法定代理人の同意の証明責任【民訴】
このQ&Aのポイント
- 民訴法において、証明責任の分配には法律要件分類説があります。
- 金銭消費貸借契約などの場合、権利を主張する側が要件事実を証明する責任を負います。
- 未成年者の法律行為の取消しについて、法定代理人の同意の証明責任は未成年者と行為の相手方のどちらが負うのかは明確ではありません。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
法律要件分類説の理解は正しいです。 ご質問の件ですが、法定代理人の同意の存在は、 未成年者の行為の取消しの抗弁に対する再抗弁に位置づけられます (大判大6.10.25民録23輯1604頁)。 したがって、証明責任は取消の効果を否定する側、 設例でいえば売主側にあります。 法律要件分類説的な説明をするならば、 取消による行為の遡及的無効という法律効果の発生を、 法定代理人の同意の事実により障害する権利障害規定の要件事実だから 障害の効果(取消の不発生)を主張する者が証明責任を負うということになりましょうか。 なお、証明責任の分配に関しては、 Q&Aサイトなどに頼るよりも、要件事実本(手頃なものでは要件事実マニュアルなど)を チェックするのが何より確実で正確です。
お礼
お答えありがとうございます。 大変明快なご回答で、理解できました。