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イタリア語で恋とはなんと言いますか?
イタリア語に堪能な方にご質問です。 日本語では、"恋"と"愛"とそれぞれの感情に名前がありますよね。 前者はまだ愛まではいかない、でも甘く切ないもの。 後者はその恋が育ち、形成された不変なもの。 (少々酔狂な例えではありますが、あくまで違いとして) でも例えば英語ではそれら二つともを"Love"と呼ぶ様に思います。 この様に感情にたくさん名前をつけているのって日本独自のものなのでしょうか? (色にしても、茜色、橙色…等、すごく似ているけれど少し違うものにはきちんと違う名前がついていますよね) そして質問なのですが、イタリア語ではこの"恋"と"愛"の違いを表す言葉ってありますか? 翻訳サイトなどで調べてみた所、英語と同じく"愛"は見つかるのですが"恋"は見つかりません。 ですので、生きたイタリア語で"恋"という単語をなんと言うのかもしご存知の方がいらっしゃったらどうか教えて下さい。よろしくお願い致します。
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イタリア語は得意ではなく、愛も恋も現地で使ったことはないので細かいニュアンスまでは分かりませんが知識として分かる範囲で。 全ての外国語にいえることですが日本語=外国語という前提で考えると本質が見えなくなります。それぞれの言語には歴史や特殊な背景(宗教や近隣諸国の文化的影響など)があるので、A=Bではなくある国ではAをどのように表現するかと考えるべきです。たとえば日本語では「さようなら←さようなら(そうなら)私はこれで失礼します」欧米語のさようならは「神があなたとともにおられますように」から来ています。 amoreの意味は広くて神への愛、母性愛、兄弟愛、祖国愛、男女の愛、恋、そしてセックスそのものまで含みます。 恋はinnamoramento(恋すること、惚れること)ですが、積極的に恋を求める(長続きしなくてもよい)場合はAvventura(アバンチュール)でしょう。日常会話では名詞よりも動詞を使って表現することが多いと思います。 Innamorar-si di xxx ~に恋する、夢中になる。他にamare, adorareという動詞もあります。いずれも愛することですが、日本語では恋する、惚れる、すきになる、愛する、崇拝するなど文脈で使い分けられます。 色に関する日本語は細かくて日本人の繊細さを示しますが、これは日本人が四季に恵まれた自然の中で暮らす中で生まれたものでしょう。やまと言葉の色を表す言葉は非常に少なく、そのため植物、花、空、鉱物の名を利用して表現しています。 空色、茜色、すみれ色、水色、灰色、墨色、ウグイス色、雀色、桃色、紅葉色、小麦色、金色、銀色など等。 欧米語も基本的には同じです。(日常生活でどれだけ使うかは国によって差があるでしょう)
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- BASKETMM
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私も、イタリア語に限った意見ではなく、一般論ですが。 水谷静夫さんの『曲がり角の日本語』という岩波新書があります。その中の一節 (4p) に次に記述があります。 QUOTE 日本語の『恋』は英語のloveの訳語として使われますが、to love には当たらず、むしろ to miss (=欠けてるにで淋しい)にあたるはずです。...... UNQUOTE 読んだ時に本当にそうだなと思いました。このように単語の持つニューアンスは、よほどの洞察力がないと読み取れません。martinbuho さんが云われるように、言葉は一対一の置き換えをしてはいけないように思います。翻訳は置き換えではないのです。 イタリア語の amore(名詞)amare(動詞)のニューアンスは英語とも異なるでしょうし、難しいですね。innamorare という動詞は「好きにさせる」という他動詞で、恋すると云いたい時には、再帰動詞として使うと聞いています。
お礼
随分と遅くなってしまいましたが、ご回答ありがとうございました! そして改めて、遅いお礼でごめんなさい(><) そうですよね、言語なのでニュアンスが非常に難しい…。 Loveの和訳についてのお話、本当にそうだなぁと思いました。 やっぱり全く同じ意味を持つ言葉は無いのだから 無理やり置き換えてしまってはいけませんよね。 amoreについても一語なのに奥が深いです。 ありがとうございました!!
お礼
ご回答ありがとうございます!お礼が遅くなってしまってごめんなさい(><) なるほど・・・!日本語だと”恋”の一語でも、やはり違う言語になると他にもたくさんの言い回しがあるのですね。歴史、背景、向けられる感情、またその対象の種類etc…それらを踏まえて、どの様に解釈するかが一番大切なのですね。 ありがとうございました!