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経済的虐待
恥ずかしい話ですが、私(孫)の祖母が叔母(祖母の子)に経済的虐待を受けている可能性があります。 どこに相談したらよいかと裏付けの取り方も教えてください。叔母と縁を切る覚悟もあります。
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現在では高齢者の虐待に関する相談の窓口は「地域包括支援センター」という機関になっています。 行政機関の一つではありますが、民間等に委託されている場合がほとんどで、相談に乗ってくれるのは社会福祉士、主任介護支援専門員などの福祉専門職です。 多くの場合特別養護老人ホームなどに併設されていますので、分からなければ役所にお尋ね下さい。 仰るように虐待と判断する根拠が希薄な場合、相談を受けても動きようがない可能性もあります。 裏付けとしては通帳のコピー等で不自然な金銭の出納が確認できれば一目瞭然ですが、おそらくは叔母が管理をしていると思われるので難しいでしょう。 また一番肝心なのは、祖母様ご本人から「お金を取られている」という訴えを得ることで、いくら証拠があっても祖母様が「娘にあげた」と言ってしまえばそれまでです。 まずは祖母様に確認をしてみて下さい。 ただ、祖母様が認知症を患っていらっしゃった場合は話が変わります。 その場合は、質問者様が祖母様に成年後見人をつけるよう家庭裁判所に申し立てをすることができます。 成年後見人が選出された場合、財産等は後見人が管理することとなり、叔母は一切手出しができなくなります。 祖母様が仮に「娘にあげた」と言っても、その贈与を取り消すことすらできるようになるのです。 誰が後見人になるかは裁判所が誰が適任か判断することになりますが、弁護士・司法書士などの専門職に頼む場合は費用負担が発生します。 質問者様がなることもできますが、その場合でも後見人の監督人がついて財産の使途について報告の義務が発生するなど、なかなか大変な事務です。 いずれにせよ、虐待として叔母から離された場合は質問者様にその後の身上監護などの依頼が舞い込む可能性が高いので、叔母と縁を切る覚悟に加え、身上監護をしていく覚悟と余力も準備しておいた方がいいでしょう。 とにかく、まずは地域包括支援センターに相談に行って、アドバイスを受けながら少しずつ事実確認と対策を練っていくのが得策です。 大変な道のりですが、祖母様のためにも頑張って下さい。
お礼
大変丁寧にご回答くださりありがとうございます。さっそく動き始めます覚悟はありましたが、余力についての考えはなかったですし私、自身の考えの甘さも痛感しました。祖母のため頑張ります。