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放射能の「消火器」無しで安全と言えるんですか？
- 原発の安全対策について考えてみました。
- 放射線の完全な消去方法は存在するのか疑問です。
- 放射能の「消火器」に相当するものは存在しないのか？
- rucifar_k
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- 自然環境・エネルギー
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質問者が選んだベストアンサー
消火器に該当するものは、宇宙戦艦ヤマトの世界では「コスモクリーナー」ですが、現実には人間の手にはありません。 核分裂によって作られた物質が放射能を持って放射線を出す訳なので、その物質が放射線を出し続ける期間は、放射能物質が崩壊して他の物質に変わり半分に減少する「半減期」によって決まります。 1/2が10回で約1/1000ですから、半減期８日のヨウ素131だったら80日で千分の一、160日では百万分の一になりますが、セシウム137は約30年の半減期ですから・・・。 今回の事故の問題とは別に、元々この原子炉で発生する核廃棄物については、半減期による減少を待つしかないと言う現状があります。 半減期を待つ以外にこの放射能を無くすには別の核反応を起こすしかなく、例えばウラン238は半減期が45億年と地球の程ですが、核分裂によって出来る他の放射性物質に変えれば、半減期は短くする事ができます。 ただ、核分裂は「どの物質を造る」と言う任意性が乏しく、核融合なら生成物を狙って造れるという可能性があります。 核の平和利用が喧伝され始めた時期は、核分裂を利用した原爆に続き核融合を利用した水爆も造られたので、何れ核融合の平和利用が可能になるとの見込みがあり、将来は放射性物質の処理ができるだろうと言う前提で、原発が造られていきましたが結局その前提は実現されず、仰る様に原始人と同じ状態になってしまいました。
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>・それでも火災が発生したしまったら「消火器」で完全に火を消す >これでは、火の扱い方をまだ良く知らず不注意で山火事を起こしてしまい消し方が判らない原始人と同じです。 地震後に起こった千葉県の石油備蓄基地火災をご存知でしょうか？ どうやって消したか知ってますか？ 消化器などではなく、燃え尽きる迄ほっておくしかなく、ほって置いて燃える物がなくなる迄消えなかったのです。 つまり、山火事が起きてもなす術なくみて居て消えるのを待って居たのです。 人間の力では、石油ですら完全にコントロール出来ないんです。 ですので、貴方の論理からいくと、火力も安全では無い発電所となりますし、石油備蓄基地に関して、火の扱い方も解らない原始人と同じだったんですよ。現在の科学力を持ってしても、あれ位の火事も消せなかったのです。
補足
>人間の力では、石油ですら完全にコントロール出来ないんです ですね。しかし、今回のような規模の避難や風評被害には至りません。 大きな違いは、放置して置いたら石油とは比較にならないほどの時間と広範囲に被害があることです。 でなければ、海外から文句は出ません。 そして、小さな放射性物質から出る放射線すら完全に消すことすら(ゴミ処理すら)出来ないのです。それを経済活動を優先するあまり・・・
- tiltilmitil
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＞本当に放射線を完全に消す方法って無いのでしょうか？。 通常レベルでは、ない。放射線は原子が崩壊するときに出ている。化学反応で何かの分子にしても原子自体の性質は変わらない。だから放射線をどうにかしようとするなら、原子そのものをいじれるレベル=原子核実験レベルでないと無理。
お礼
まだ、人類は核を扱うには、幼すぎるのですね。
お礼
将来は放射性物質の処理ができるだろうと言う「見切り発車」して、 今さえ良ければ(豊かな生活が出来れば)良いと言うことなってしまったのですね。 ありがとうございました。