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OCRで限時要素では、下位系統ほど速く動作させる?
電気設備のOCRの限時要素では、下位の系統ほど速く動作するように 「タップ」と「レバー」を設定します。となっていますがなぜでしょうか? また「タップ」や「レバー」の意味も教えてください。 またできればビルなどの受変電設備のこの辺りの知識・論理が わかりやすく書かれている本をご存知であればお教えください。 基本的な質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。 (カテゴリー違ったらすみません)
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質問の背景が(学生サンなのか新任主任技術者なのか)判らないので、ざっくりと。 >「タップ」や「レバー」の意味も教えてください 「タップ」とは「動作値設定」のこと。OCRであれば、どんだけ〔A〕流れたら継電器が動作するかを設定するのが「タップ」。 「レバー」とは「動作時限設定」のこと。OCRに限らず大概の保護継電器は、「タップ」で設定した値で即時動作はせず、何分間ないし何秒間継続して設定値を上回っている場合に接点信号を出し、遮断器等を開放させる物。この時間を設定するのが「レバー」。 ここは余談になるけれども、この名称の由来について。 回転円盤式の保護継電器では前面に 【○○A ○○A … ○○A ○○A】 と云う感じに設定値を選択するようになっていて、それぞれの値の下にあるネジ穴にソレ用のプラグをねじ入れると、内部回路がそこで短絡されることにより動作値が決定します。こう云う機構を「タップ」と云います。 また、回転円盤の常時位置(電流/電圧入力のない待機位置)をレバーで可変できるようにしてあり、接点間の距離(と云うか開度)によって、廻りきって接点ONまでどれくらい時間をかけるかを設定します。 最近は電子式(静止型)の物が増えてきた為、カタログを見ても「タップ」「レバー」で書いてあるものは無いようですが、古い設備では誘導回転円盤はまだ現役ですし、参考書などでも(執筆者が古い人だと)見受けられますね。 閑話休題。 >下位の系統ほど速く動作するように(中略)なぜでしょうか? 通常、大規模な需要家構内での配電では、受電点直下に受電遮断器が一つあって、そこから分岐して要所に遮断器や開閉器、さらに分岐して分岐して末端へ、と云う構成を採ります。 末端の一箇所で故障が発生したときに、都度々々に大元の受電遮断器がトリップして構内全停電では大変です。停電範囲は小さいほうが良いので可能な限り故障点直近上位の継電器動作としたい為に、末端側の方が受電点側よりも早く故障検知して速く動作する必要があるからです。 >ビルなどの受変電設備のこの辺りの知識・論理がわかりやすく書かれている本を 私が持っているのはどれももう古いし、そもそも今や本棚の奥の方です。そんな訳で具体的に書名は書けませんが、 Amazon 等で「電験 実務」と云うワードで探せは何か見つかるのではないでしょうか。参考にならずすいません。 >カテゴリー違ったら 間違ってはいないでしょうが、私ならこの質問は(教えてgooで云うところの)【電力発電カテ】でしょうかね。でも回答するつもりがある人ならこのカテも覘きに来てますよ、きっと。 以上、参考まで。
お礼
電気系を得意としない設備管理関係者です。(学生さんならよかったのですが) 自家用電気工作物の年次点検などを専門業者ばかりがやってきたため まかせきりにしていると基本的なことをわかっていない。大変反省してます。 今からでも勉強しなおすつもりです。ご回答に感謝しております。