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三日月ネックレスが萎れてきました
GWに買った三日月ネックレスが萎れてきました。 当初は張りのあった三日月部分がしわしわになり、色も暗くなっています。 土の乾き具合を見て10日~2週間に1回水をやっていたのですが、根ぐされでしょうか? 元々15cm位の長さしかないのですが、まだ変色していない先っぽ数cmでも立て直す方法はありますでしょうか? うちの近所ではあまり売られていないので、なんとか育て上げたいのですが……。
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三日月ネックレスの正式名称は弦月(げんげつ)と言い、キク科セネキオ 属の多肉植物です。主な管理方法は緑の鈴(グリーンネックレス)と同じ と考えて頂いて構いません。 多肉植物には夏に生育して冬場は休眠する夏型種と、夏に休眠して冬場は 活動が鈍いのですが生育する冬型種の2種類があります。緑の鈴も弦月も 夏型種になります。 症状だけ書かれても置き場所等が書かれていませんから、せめて置き場所 や光線の当たり具合は書かれると、回答する側も答えやすくなります。 多肉植物の種類の多くが寒さには弱いタイプが多いのですが、この植物の 場合は意外と寒さには強く、3℃以上あれば十分に越冬させれます。 サボテンと同様に乾燥と暑さには強いのが特徴ですが、耐陰性(日陰でも 育てられる事)が無いため室内の日が当たらない場所では上手く育ちませ ん。年間を通して日当たりの良い場所に置き、真夏だけは直射日光が当た らないレースのカーテン越しで日差しを弱めてやります。 現在の場所は僕が書いた条件に適応していますか。 水遣りは10日~2週間に1回と言われますが、与える時には目視で乾き 具合を確認していますよね。これって最も不適な事なんです。 目視は土の表面だけしか見ていませんよね。土の表面は乾いていても、土 の中は十分過ぎるほどに湿っている事もあります。逆に完全に乾ききって しまっている事もあります。目視は当てになりませんから、必ず自分の指 先で土を触り、時には土の表面を軽く掘って見て湿りを確かめます。 あなたのような方に対して、僕は「竹串確認法」と言う方法を行うように 勧めています。方法は簡単です。市販の竹串を購入し、鉢土に深く挿すだ けです。定期的に竹串を抜き、自分の指で湿りを確かめます。鉢土に湿り が残っていれば竹串は湿りますから、どの程度の湿りが残っているのかを 竹串を触って確かめます。再び挿す時は乾いた竹串を挿し、使用した竹串 は洗浄した後に十分に乾燥させれば使えます。 さて現在の状態ですが、僕が想像するに置き場所は余り日が当たらない場 所ではありませんか。鉢土は購入した時のままで、今も購入当時のままで 栽培をされているのではありませんか。 僕が考えるに、購入当時の鉢土が保水性が高く乾きにくい物ではないかと 思います。また置き場所も直射日光が当たらないテーブルの上で、乾きも 良くない環境になっていると想像します。つまり光線が当たらないと鉢土 も乾きが遅くなり、土の中は常に湿った状態になっているため、もしかし たら根腐れを起こして水分を吸収出来ない状態になっているかも知れませ ん。今の時期は梅雨で鉢土も乾きにくいはずで、鉢土の表面だけを目視し ただけで水遣りをすると、どうしても根が腐敗してしまいます。 通常の場合でも根は多くありませんから、見た目では根の出方が少ないと 勘違いされるかも知れません。元々が根が少ない植物ですから、素人の目 には判断がしにくい事もあります。ただ根腐れの場合は根が茶色く変色し ていて、触っただけでも簡単に切れてしまうので判断は出来るはずです。 時期的には良くないのですが、梅雨の晴れ間に鉢から抜いて見て下さい。 今は根の状態を知る事が先決で、もし根が駄目なら挿し木による回復しか 方法はありません。挿し木の方法を書きますから試されて下さい。 まず未使用の鉢を用意します。ホームセンターで駄温鉢(淵に茶色の釉薬 が塗ってある鉢)の平型(深鉢と平鉢の2種類がある)が最適です。 次に園芸用川砂か挿し芽用の土を購入します。それと鉢底穴に敷くネット も購入します。鉢底石は必要ありません。間違っても肥料が含まれている 土は購入しないで下さい。根が無いので養分は不要ですから。 鉢に園芸用川砂か挿し芽用の土を入れたら、多肉植物を挿し木にします。 元々15cmしか無いようですから、ツルの地際から切って下さい。 切り口付近には三日月が黒く変色しているはずですが、変色しているだけ で腐敗していなければ問題ありません。 全体の1/3~1/2程度が土に埋まる程度にします。土の上にツルを乗 せ、軽く土が被る程度にします。深めに埋めるのは厳禁です。 挿し終えたら風通しの良い明るい日陰(必ず屋外に置く。室内は駄目)に 1週間程度置き、1週間後に最初の水遣りをいます。通常の水遣りをする と浮いてしまうので、必ず霧吹きで土の表面を湿らせる程度にします。 出来るだけ土の表面を乾かさないようにして、発根するまで待ちます。 発根は1ヶ月程度で鉢上げが出来る状態になりますが、鉢上げが出来るの は9月に入って猛暑が和らいでから行います。鉢上げまでは絶対に肥料は 与えないで下さい。液肥やアンプルや活力剤も駄目です。 鉢上げしてからの管理ですが、今回のような状態にさせないためにも必ず 守るようにして下さい。それが出来ないと栽培は続けられません。 まず置き場所ですが、5~10月までは屋外で十分に光線に当てます。 ただし先ほども書いたように、真夏は遮光が必要です。 11~4月までは室内のガラス越しで十分に光線に当てます。外気温度が 3℃以下になる時は絶対に屋外には出さない事です。 次に水遣りですが、12~3月と7~8月は鉢土が半分程度乾いたら与え るか、又は完全に乾く前に与えます。4~6月と9~11月は鉢土の表面 が乾いたら与えます。与える時は鉢底穴から十分に水が出るまで与え、間 違ってもコップ半分とか表面が湿る程度とかの方法で与えないで下さい。 10日から2週間と自分で決めた日に与えるのも厳禁です。 次に植替えですが、植替えは必ず年毎に行います。時期は4~6月が最適 ですが、出来れば梅雨入り前には済ませるようにします。 肥料は植替え時に緩効性化成肥料(マグァンプKの小粒)を少量だけ土に 混ぜ、次回の植替えまで与えません。
お礼
情報不足なのにとても丁寧にお答えいただいてありがとうございました。 今日は雨が降っているので、晴れた日に根の状態を確認してみます。 竹串を使っての湿度確認も今後はやるようにします。 本当にありがとうございました。
補足
情報不足で申し訳ありませんでした。 鉢は素焼きのもの、土はサボテン用のものに植えかえています。 置き場所は西日の入る窓際で、カーテンごしの光です。 ただ、風通しはあまりよくないかもしれません。 特に今は梅雨時で窓を閉め切っているので…。