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米ドル建て終身保険の予定運用利率がなぜ4%も?
- プルデンシャル生命保険で有期払込終身保険と、米ドル建終身保険の2つに入っているのですが、どちらも保険料は60歳で払込終了です。しかし、予定利率には大きな差があります。前者は1.75%であり、後者は4.0%です。なぜ同じ終身保険なのに、円建てとドル建てで予定利率が違うのでしょうか。
- 2005年に契約した、米ドル建て終身保険の予定利率が4.0%であることがわかりました。2005年当時は、この予定利率も4.5%だったため、現在の利率はあまり下がっていないと思います。しかし、このような終身保険にも関わらず、円建ての終身保険とは予定利率が大きく異なる理由が気になります。
- 米ドル建て終身保険の予定運用利率がなぜ4%もなのか疑問です。プルデンシャル生命保険で有期払込終身保険と、米ドル建終身保険の2つに入っているのですが、保険料の払込終了年齢は60歳です。ところが、前者の予定利率は1.75%であり、後者は4.0%となっています。終身保険なのに、なぜ円建てとドル建てで予定利率が違っているのでしょうか。
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生命保険専門のFPです。 概要は、No.1の方が答えられた通りです。 債権ではなく、「債券」です。 また、「円建は日本の債権という事になります」ではなく、 国内、海外色々な債券や株に投資されていますが、国内中心 ということです。 また、ドル建てには、為替リスクがあることをお忘れなく。 現在は、80円前後ですが、ちょっと前は、100円、120円でした。 円高の時に契約して、保険料を払い、円安の時に解約すれば、 予定利率以上のリターンがありますが、 円安の時に契約して、円高で解約すれば、 予定利率が良くても、為替差損で利益が飛んでしまいますよ。 また、経済には、 「利率の差は、為替の差で相殺する方向に進む」という原則がある ことも知っておいてください。 A国とB国の2つの国があったとします。 例えば、利率が、A国>B国だったとします。 すると、為替がA国<B国となって、現状維持の方向に進む という原則です。 ただし、実際の経済は、2国間だけもなく、もっと複雑怪奇ですが、 そういう力が働くということを知っておくべきです。 ご参考になれば、幸いです。
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- ga-ku
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大変大雑把な回答ですが、保険会社は預かり資産を債権を中心として運用します。この運用計算を含めて予定利率を算出するのですが、米国ドル建の保険は米国ドルの債権、円建は日本の債権という事になります。 債権といっても、個人向け国債の様に5年とか10年とか短いものだと終身保険を作るには充分な予定が立ちませんから、30年債等と長い債権を利用します。 米国債は30年物になると現在でも4%以上の利率がありますから、保険上の予定利率が4%あっても充分に計算が成り立つ事になります。一方、日本の債権は長期の物でも大きな利率にはならないので、計算上の予定利率は低くなります。 バブル期の円建商品は5%以上の予定利率をつけていた商品もあるので、「お宝」と呼ばれたりします。保険会社にとっては、そんな利率の債権を確保していなければ「逆ザヤ」となる訳ですね。 特に、国内生保は基本的に更新型のパッケージ商品を中心に販売している為、高金利の長い債権を確保していないと言われているのに対し、外資系は「終身保険」を運用商品の一つとして扱っている為、長めの債権を確保している事が多いと言われています。 近々ソルベンシーマージン比率の計算が改定になりますが、この辺が反映されると、国内生保のソルベンシーマージンはかなり低くなると予想されています。
お礼
どうもありがとうございます。大変参考になりました。
お礼
ありがとうございます。ここ数年円高になる一方なので、円で支払っている保険料は安くなる一方ですが、解約返戻金が円安では損するだけということですね。今後、このことを頭にいれて円安に向かい始めたらその時点での円換算した解約返戻金と、それまでに円で支払った保険料累計を比較して、継続するかどうかよく考えようと思います。