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有声音、無声音
日本語の濁音、清音、有声音、無声音、 中国語の有気音、無気音、 韓国語の平音、激音、濃音 これらにはどういう関係があるのでしょうか。
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1。日本語 濁音:「濁る」=点々を打つ>か、さ、た、は行の各行に点を打って「ガ」「ザ」「ダ」「バ」になった音です。ですからナ行、マ行、ヤ行、ラ行、ワ行などの有声音は入りません。 清音:無声子音のことです。 有声音:声帯が振動している音。 無声音:声帯が振動していない子音。 2。中国語 有気音:強く息のかかったp、t、k、ch などの子音です。 無気音:弱い息のp、t、k、ch などの子音です。ローマ字に書き方によってはb、d、g、j など有声子音の「文字」を使う場合があります。北京を Beijing などと書くのは第1音節も第2音節も無気音で始まることを示しています。 3。朝鮮語(韓国=南朝鮮だけでなく、北朝鮮でも使われますので) 平音=無気音 激音=有気音 濃音=日本語にも中国語にも無い音でp、t、k、s、ts の前に「ッ」のような口内圧力の増加を伴う子音です。詳細は下記などをご覧下さい。 http://hangur28.web.fc2.com/gekion.html 纏めますと 1。日本語:有声と無声の2つの区別がある。(有気と無気の区別は無い) 2。中国語:有気と無気の2つの区別がある。(有声音は無い) 3。朝鮮語:有気、無気、濃音の3つの区別がある。(有声音は語頭には無い)
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- SPS700
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#1です。補足です。 突っ込みどころをいくつか残しちゃったなあ、と思っているところへちゃんと纏めてくださってありがとうございました。結局日本語の「濁音」「半濁音」「清音」は、表記上の用語で、音の分類ではありません。 また鼻音や流音も、ご質問の背景から射程には入っていないと思いましたので、、、うまく纏めてくださってありがとうございました。
お礼
補足をありがとうございます。以下のようにまとめてもいいかと思います。 (1) 母音は有声音である。 (2) 子音には無声音とそれに対応する有声音を持つものと、 (3) 対応する無声音をもたないで、有声音だけのものがある。 日本語では、(2) に分類される子音の無声音が清音および半濁音、有声音が濁音である。 中国語では、(2) に分類される子音の有声音は無く、無声音だけある。ただしそれらの無声音には有気音、無気音の区別がある。 韓国語も同様であるが、平音(無気音)、激音(有気音)、濃音の3種類の区別がある。平音は語中では有声音で発音される場合がある。これは発音の便宜上のものであり、文字としての区別は無い。
お礼
回答ありがとうございます。 今まで混乱していたところがよくわかるようになりました。まとめると以下のようになると思います。 1. 日本語においては、 濁音:が、ざ、だ、ばの各行の音 半濁音:ぱ行の音 清音:か、さ、た、はの各行の音 (従って母音および、な、ま、や、ら、わの各行の音には清音、濁音という概念は無い) 有声音:母音、濁音、な、ま、や、ら、わの各行の音 無声音:半濁音、清音 2. 一般的には、 有声音:声帯が振動している音 無声音:声帯が振動していない音 3. 中国語 子音 p、t、k、ch は無声音のみで有声音は無い。これらには有気音(強く息を出す音)、無気音(弱い息の音) の区別がある。文字(ピンイン)として b、d、g、j を使用するが、これらは有声音を表すのではなく、無気音を表す。例、p:有気音、b:無気音 (カタカナで表せばどちらも「プ」)。 4. 韓国語 中国語と同様、有声音、無声音の区別は無く、有気音、無気音の区別がある。平音(無気音)、激音(有声音) のほかに、濃音がある。