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マツダの車は走りそうで素晴らしいエコなんて糞食らえ
昨今環境エコ燃費ばかりでちっともおもしろくないが、 このマツダのCMは走りを意識していて素晴らしいものである。 http://www.youtube.com/watch?v=p_Ft5vq3HZ0 このSKYACTIVどれ程走りに振ったものなのだろうか? 過去のロータリーエンジンRX-7のような車も出るのであろうか? エコだけなんて糞食らえと思わないだろうか?
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私はマツダファン(今のところ)ですが、企業全体(世界市場全体に向けて)がどういう方向性かは正直言って関係が無いので(私は日本国民でかつ日本在住なので)、日本市場限定のユーザーという視点で述べます。 >このマツダのCMは走りを意識していて素晴らしいものである マツダは今回のSKYACTIVが初めてではなく、前回のzoomzoom革新の時に『走る歓び』を掲げて、それ以降CMやパンフレットで同様の意思表示をしていたと思います。 zoomzoom当初は、カペラがアテンザに変わり、ファミリアがアクセラに変わり、それぞれにMT車がありました。「モノを動かすことへの感動の原点に帰りましょう」みたいな売り文句だったので、イージードライブで「動くモノに乗っている」感覚の強いオートマ車だけでなく、よりドライバーの介入(インターフェース)の多いMT車を各車種で用意するのは、ある意味当然と思ったものです。 また当初からの意向として、「マツダというメーカーが作るクルマは、実用コンパクトであってもピュアスポーツであっても究極的に求める方向性は同じである」という思想だったと思います。従ってその他の大メーカーみたいに、実用車は10・15モード燃費狙いでトラクション感覚は極めて希薄なCVT車を用意し、クルマ好き向けには過度にチューニングしたような高価なMT車を用意する、というようなラインナップではなく、マツダはデミオ、アクセラ、アテンザと実用車の小、中、大それぞれに、RX-8やロードスターと分け隔てることなくMT車を用意していました(実用グレードにもです)。 ですが、結局マツダもその他の大メーカーと同じく、現行アテンザでは25Zというハッチバック(RX-8に手が届くほど高価なグレード)のみMTを残し後は全て廃止、アクセラに至ってはマツダスピードバージョン(特別仕様のターボ車で既に実用車の域を超えているクルマ)以外は(すなわち普通のグレードは)全てMT車を廃止してしまいました。かろうじてデミオの実用グレードにMT車が残っている程度です。しかもまだオートマがSKY-Driveに進化している訳ではなく既往の「その他国産メーカーより数ランク劣っているオートマ」であるままにも関わらず、です。 zoomzoom当初の売り文句は「世界の評価に今乗ろう」というような感じだったと記憶してますが、世界と言ってもマツダが高く評価されているフィールドは欧州であり、MT車をメインで売っている市場です(現行アテンザなら90%がMT車です)。そこで評価されているMT車を、いわゆる「実用グレード」から根こそぎ廃止しているのが現状である訳であり、最低でも日本国内においては「マツダというメーカーが作るクルマは、実用コンパクトであってもピュアスポーツであっても究極的に求める方向性は同じである」という思想があるとは思えません。 私はMT車にこだわり過ぎかも知れませんが、最低でも現行のマツダのMZRエンジンを、オートマ及びMTの双方で「こだわって」運転されたことのある方なら、その差異の大きさは少なからず意識せざるを得ないと思います。どれだけ足腰(ボディと足回り)が良いクルマを作っても、自分の意思に直結したトラクションが思い通りに路面に伝えることが出来なければ、「宝の持ち腐れ」感が大きくなるだけ、というのが正直な感想です。 今の現状で、今回ご紹介されていたCMを見ても、「でも日本国内ではその『走る歓び』が実用車ユーザーで享受出来るのですか?」と疑問に感じざるを得ないというのが率直な感想です。 >このSKYACTIVどれ程走りに振ったものなのだろうか? >過去のロータリーエンジンRX-7のような車も出るのであろうか? 想像ですが、RX-7のようなクルマは出ないと思います。 上記の記述と被りますが、例えばバブル期は「無駄にV6を積んだ高級車」から「ロータリーのスポーツ」までてんこ盛りで無思想、バブル後は「走りの面では何の見所も無いセダン」から「FD-3S」までやはり両極端で無思想、という近年の歴史に反省し、zoomzoomの変革で、コンパクトであってもセダンであってもピュアスポーツであっても「マツダとしての統一感」を持たせたのだと思います。現行では、例えばデミオやアクセラなら少しオーバースペックな感(特にアクセラの剛性確保によるサイズ&重量)があったり、逆にアテンザやRX-8にエンジンスペック的などに若干の弱さがあるのも、その「統一感の確保」が理由なのだろうと想像します。 すなわち、「このクラスのクルマはこんなモンでしょ」的な割り切ったクルマを作らない代わりに、値段や環境性能を度外視したようなクルマも作らないし、どのマツダ車に乗っても「同質のマツダ感を感じ取れる」ことをzoomzoom変革で目指したものであり、それは今度のSKYACTIVでも変わらないだろうと想像します。 更に現在ではご紹介されているCMの冒頭でもある通り、「環境性能は絶対に無視出来ない」という立ち位置であり、それをクリアした上で『走る歓び』も両立したクルマを作ってみせる、というのがSKYACTIVの目指すところなのだと思います。某メーカーのようにドライバビリティを完全に無視し「環境最優先車」と、燃費や値段を無視した「超高級スポーツ」の両方を作って、企業全体で足して割ったら平均値は満足出来ているでしょう、というような思想ではなく、どんなクラスの、どんな種類のクルマに乗っても、一定の環境性能と走行性能を両立してみせる、という意気込みなのだと思います。こういう側面は、現行でも、本来なら走りは二の次で良いハズのデミオとかプレマシーを一定期間運転してみると、『なるほどなぁ』と私は深く納得出来ました。なので尚のことプレマシーにMTが無いのは非常に残念ですが・・・。 以上のことから、RX-7のようなクルマは出ないだろうと想像します。 >エコだけなんて糞食らえと思わないだろうか? プリウスのように、カタログ(10・15モード)燃費が「詐欺的に高い」ことは別にしても、あの大きさで普通に走って実用燃費が20km/L以上の燃費が出るクルマはやはり「凄い」と思います。 しかし、同様の大きさでカタログが20km/L程度、実用燃費だと10km/L前半のCVT車って、「どうなんだろう」と思います。同じクルマに欧州で普及しているクリーンディーゼル+5MTでも実用燃費は上を行くだろうと簡単に想像が付きます。 でも、最低でも日本市場は「カタログ(=実用使用とはかけ離れた走行条件)での燃費がいくらか」が、大半のユーザーの関心かつエコカー認定の要件なのであって、実際に購入後に「実用燃費がいくらか」測っているユーザーなど「ごく僅か」なのだと思います。更に、エンジンやトランスミッションの特性上、どういう走行要件なら燃費が良くなるけどどういう条件だと悪くなるか、すなわちMT車だとカタログと実用の差が小さいのか大きいのか、CVTならどうなのか、更にトヨタのクルマなら大きいのか小さいのか、マツダならどうなのか、なんてことを深く考察する人は「皆無」と言って良い状況であり、今度のマツダのSKYACTIVの記事を読んだって、「燃費が従来から○割向上と言ったって、元々マツダは燃費が悪いからなぁ」なんて感想を持つ方も多いと思います。もっと言えば、仮にマツダの従来の燃費が少し悪いことが本当だったとしても、それと引き換えに得られる「ドライバビリティの高さ」を感じ取れるようなユーザーが日本国内には「ほとんど居ない」のだと思います。 以上から、『エコだけなんて糞食らえ』と思っているのは、ユーザーというよりかは、各メーカーの『技術者たち』だろうと想像します。マツダ車に代表されるように、「本質の部分で走りの良いクルマ」を作ったところで、日本国内ではそれが「売上」に直結することはほとんど無い訳ですから・・・。 以上、長文にて失礼しました。
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そんな事でくそ食らえなんて思わない。
お礼
わしはエコばかりで面白みのない今の車のあり方に失望しているのだ。 そこにGTRのような極端なある一つの車種のみでなく、 企業としての方向性を走る楽しさを全面的に押し出すことに表したマツダに敬意を表したい。 再度申し上げるがエコだけなんて糞食らえである。