原発に関する「活断層」議論について
原発(原子力発電所)の建設や再稼働について、認可条件の一つに『「活断層」が直下に無いこと』があるようです。
このことに関し、素朴に疑問を感じます。
つまり「活断層」の真上にさえ原発が立地していないのであれば、本当に「地震」に対し安全なのかという点です。
そもそも、現在の「地震学」は「地震発生場所の予測」が出来る程、学問が進んでいるのでしょうか。
単に、『今「活断層」があれば、将来的に「地震が発生する確率が高い」』だけで、「活断層」が無い(発見されていない)所で、地震が発生しない保障は全く無いと思います。
それは確率が「多い・少ない」だけの意味しかなく、全く地震が発生しないと(学問的に)保障できない場所は、将来的に、いつかは地震があるものと考えておくのが、安全に対する考え方と思います。
しかるに、原発の建設や再稼働について、『「活断層」直下に立地していないこと』を条件としているのは、重要で必要条件ではありますが、十分条件では無いと思います。
学問的にしろ、地震が発生しない(または、被害が少ない)場所を特定できる方法が確立していないのであれば、『「活断層」が直下に無いなら、安全と見なす』のは「安全神話」に類するものであるような気がし、「活断層」が直下にあるかどうかで、時間と金を費やしているのは、重要な事項ではありますが、関係者の自己満足の意味合いが強いと思います。
時間と金を費やするなら、100%地震が無い場所を特定し保障すべきだと思います。それができないのであれば、地震は発生するもとして、原発の建設や再稼働を判断するのが安全に対する考え方ではないでしょうか。
お礼
you tube 見ました。フェアーな説明、非常に分かりやすいですね。 地震震源地に原発を立てる以上、科学技術をもっと高度化しないとダメですね。 浜岡の地震に備える状態は化学ではなく、希望で運営されているんですね。 電気の安定供給が今の日本の産業を支えていることは厳然たる事実であり、化石燃料に頼り続ける危険性は理解しています。安易に日本中の原発を停止しろとは思いません。代替の発電技術開発と同時進行で原発の廃炉を順次していくのでしょう。 ただ浜岡だけは、今スグにでも運転停止して、燃料棒を冷やさないと、福島の二の前どころではないですね。よくこれだけ危険な立地に原発を建設したもんだとある種感心すらします。 国民も浜岡が放射能漏れ起こしたら、東京も被害を受けるので、日本の産業が崩壊する事は福島の事例で容易に想定出来ますから、浜岡以外は停止しない事を確認したら、浜岡停止は容認するでしょう。 地元の利権を享受している方々は納得しないでしょうが、ほんの数千名の話です。日本全体の危機と比較すれば、わずかな犠牲と言えますね。