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君主国において君主制廃止を掲げる政治家
- 日本において天皇制廃止を主張する政治家がいます。共産党もですし、辻本清美氏も天皇制の改革を提唱しています。
- 日本では、天皇制廃止を主張する人たちもいて、日本国籍をとる場合に天皇への忠誠を誓う必要はありません。しかし、英国では王室廃止を求める政治家はいないようです。
- 他の君主国ではどうなのでしょうか?
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補足についての補充です。 なにか参考資料をと探してみると、大変行き届いた資料が見つかりました。早速ご紹介します。文中にでてくる労働党のトニー ベンは貴族を返上して下院議員を選んだ左派の大物で、雄弁で知られていました。 http://nofrills.seesaa.net/article/104507103.html ただ、この宣誓は英国籍を受ける条件であり、一度英国籍を取得すれば、普通の英国民と同等の権利を有することになるのだと思います。 次に英国国歌の件ですが、私は大学の入学式と卒業式、子どもたちな小学校の入学式と卒業式を体験しましたが、一度も式典で国歌を聞いたことがありません。日本でも、各大学の入学式次第を閲覧すると、東大、京大、早大、慶大、同志社、関学では国歌斉唱はないみたいです。 多くのイギリス人も、スポーツの国際試合でしか国歌を歌ったことがないのでは。日常的な感覚では、王家の方々が臨席している場所で演奏される落語の出囃しといった感じでしょう。ただし、ウエールズ人が国歌の代わりに歌う Land of my Fathersは、本当に涙を流して歌います。イングランド人の圧政に苦しんだウエールズの人びとの魂がこもっています。
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- rsejima501
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イギリスに限らず、ヨーロッパの王侯貴族というのは、 他所からやってきた征服者であったり継承権を持っていて それを相続した人というのが多く、極端なことを言えば その地域の民衆とは人種や民族、血統的に違う方々ということになります。 (現に今の英王室は、ドイツからやってきたハノーファー家の後継ですし。) 国民国家以前の時代では問題はなかったのですが、国民国家の時代になると その存在に疑問が投げかけられることも少なくありません。 いわゆる開かれた王室というのは、そのような風潮に対して王室も国家の一員と いうことを国民にア・ピールするための一環ということになります。
お礼
ヨーロッパの君主国では、君主に忠誠を誓わない人がそれなりにいて、また、忠誠を誓わない自由も保障されているということですか?
- blackhill
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世論調査によると、イギリス人の1/3から1/4は共和主義者(王制廃止論者)だということです。労働党の議員のなかには、元首を選挙で選ぶべきだという意見の持ち主は少なくありません。 念のため、イギリスへの帰化申請書をチェックしましたが、政治的信念や宗教について記載する項目は見当たりませんでした。もっとも、すべての手続きが完了し、最後の市民権認証儀式で、口頭で女王と国家への忠誠を確認することになっていますが、これは法律を順守するという誓約みたいなものでしょう。政治的信念は基本的人権の一つですから、君主制廃止論を理由に市民権を認めないことは不可能です。これは日本でも同じです。ただし、信念を実行するとなると、君が代事件を招くことになります。 もちろん、法律を守ることと、共和制をよしとする政治的信念は矛盾しません。第一、ウエールズやアイルランドでは、イングランドの王家を征服者の子孫として敵視する人びとが少なくありません。国旗、国歌も自分たちのものを大事にしています。帰化の条件に英語の能力テストがありますが、ウエールズ語でもOKです。 「 ダイアナ(前)妃の死去に際し、エリザベス女王と新任のブレア首相夫妻との意見対立を描いた「クイーン」という映画は、テレビでもよく上映されるのでご存じだと思いますが、穏やかな共和主義者の首相、王制に批判的な首相夫人の意見不一致を示すとともに、老練で頑固な女王と世論をバックに方針変更を迫る若い首相の間の理解が進むプロセスを描いています。 ただし、今度の結構式には、ブレアを含む労働党の2人の首相経験者は招かれませんでした。家族の行事だから、友人しか招かないという方針だったようです。保守党のメイジャー元首相は招待されましたが。 なお、イギリス王家は大金持ちで、結婚式の費用は自前でした。ウィリアム王子は空軍の救難ヘリのパイロットで、数々のスキャンダルで地に墜ちた王室の人気回復に貢献しています。
お礼
>もっとも、すべての手続きが完了し、最後の市民権認証儀式で、口頭で女王と国家への忠誠を確認することになっています ちらっと聞いただけだったので正確な知識ではなかったのですが、間違いなく女王への忠誠を誓わされるのですね。 >が、これは法律を順守するという誓約みたいなものでしょう。 思ってもいない言葉を儀式的に発するだけで、実際は女王と国家に忠誠を誓っていなくてもいいのですか。 >法律を守ることと、共和制をよしとする政治的信念は矛盾しません そりゃそうでしょう、立憲君主国なんですから、国家に忠誠を尽くすことを誓うことと王政の廃止を訴えることは矛盾しておりません。 しかし、女王に忠誠を誓っておきながら、女王を廃そうとするのは矛盾しているといえるでしょう。 >世論調査によると、イギリス人の1/3から1/4は共和主義者(王制廃止論者)だということです。労働党の議員のなかには、元首を選挙で選ぶべきだという意見の持ち主は少なくありません。 そんなにいるのであれば、God save the queen を歌うことを拒否する人が大勢いそうですが、いないのでしょうか、あるいは、共和制を望んでいるにもかかわらず God save the queen を歌うことに何ら痛痒がないと考えている人が大勢なんでしょうか?日本の君が代斉唱を拒否する現象との差が気になります。
- trajaa
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英国に存在するのかは確認していませんが、オーストラリアにおいては共和制への移行というのは 大きな政治的な論点になっており、実際に1999年には国民投票が行われて 結果的には賛成多数にはなりませんでしたけど、それでも約45%の支持を集めています。 スエーデンなどでも王政廃止を唱える政党が一定程度の支持は集めている。
お礼
そうなると、オーストラリアやスウェーデンの国籍を取得する際には、各王室への忠誠は誓う必要はないんですかね?
お礼
資料ありがとうございます。 現在、英国籍を取得するためにはエリザベス女王への忠誠を誓わされているが、 そのことについて疑義を唱える人がいるということですか。 それにしても、奇妙な話ですね、 英国籍を取得する際はエリザベス女王への忠誠を誓わされるが、 英国籍を取得した後は王室の廃止を唱えてもいいとは、 何のための誓いなんですかね・・・。 英国の事情は分かりませんが、実態を知ることができたので感謝します。 あと、国歌についてですが、 >東大、京大、早大、慶大、同志社、関学では国歌斉唱はないみたいです。 私の卒業した大学では国歌斉唱はありませんでしたが、国歌独唱はありました。 それと、小学校、中学校、高校の卒業式では国家の斉唱がありました。 >英国国歌の件ですが、私は大学の入学式と卒業式、子どもたちな小学校の入学式と卒業式を体験しましたが、一度も式典で国歌を聞いたことがありません 学校によるんですかね? 下記URLを見ると英国の大学院の卒業式で英国国歌の斉唱があったみたいですが。 http://terriemavie.blog13.fc2.com/blog-entry-179.html >多くのイギリス人も、スポーツの国際試合でしか国歌を歌ったことがないのでは。 これは日本でもそうなんですが、ニュースで知る範囲では卒業式では国歌斉唱を拒む人がおりながら、私が日本代表が出場するスポーツの国際試合を見に行ったときは、国歌が流れるときには確認できた範囲ではすべての人が起立しておりました。 天皇制廃止を唱える人も英国王室廃止を唱える人も、スポーツの国際試合の前であれば、国歌を歌うことに痛痒がないということなんですかね?(←この疑問には回答はいりません、今回の質問の本筋とは外れますので。ただ、疑問には思うので、別の質問として投稿させていただくかもしれません)