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中央線快速の車両はなぜ古いカラー
東京および近郊にお住まいの方はご存知だと思いますが、中央線快速は今でもオレンジ一色の車両が走っています。 旧国電は、今では全て銀色(ステンレス)の車体に、その線毎の色(山手なら緑、京浜東北なら青)のラインが入った車両が走っています。 私の記憶が確かなら、山手線がこのカラーになったのは、もう15年くらい前だと思います。 いいかげん中央線もそうなっていいと思うのですが、何か理由があって、そうならないのでしょうか? つまらない質問ですが、ご存知の方よろしくお願いします。
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電車ってのは大昔はみんなチョコレート色でした。路線別にカラフルな車両が走るようになったのは、昭和32年の中央線が初めてなのですね。で、昭和30年代から40年代にかけて、最初の世代交代が行われ、東京の通勤電車がいろんな色つきになったのです。このときの電車は中央線快速と総武・中央線の各駅停車が101系とよばれるタイプ、それ以外の各線は103系と呼ばれるマイナーチェンジしたものが投入されています。 電車の寿命というのは20~30年程度なので、昭和50年代後半になると、次世代の電車が投入されるようになりました。中央線の電車が一番陳腐化していたので、そこに投入されたのが201系と呼ばれる最初の省エネ電車です(総武・中央線の各駅停車にも一部使われています)。 そうして、中央線は201系で統一されたのですが、次に山手線の置き換えをする時になって、いろいろな問題が起こりました。201系は確かに省エネ性もあり、車体もいろいろな工夫がなされているのですが、当時国鉄は膨大な赤字を抱えており、コストダウンの必要性が強く指摘される中、201系電車は製造コストが高過ぎるのではないか、という意見があったのです。 そこで、車体をステンレス化したり、制御の方法を見直したりしてできたのが、205系という電車で、これが昭和60~平成3年ごろにかけ、山手線や埼京線、横浜線に投入されました。一方、中央線快速と同じ101系を使っていた総武・中央線の各駅停車は201系で全て統一できず、山手線から追い出されたりした103系を一時凌ぎ^^;で使っていました。 しかしこの205系も民営化したJRにとっては最適なものとはいえず、また技術の進歩も日々著しいものがありますので、さらに見直しを図って平成4年から造られたのが209系とよばれるもので、京浜東北線を走っているのがこのタイプです。 京浜東北線の次に総武・中央線の各駅停車を置き換える時にはまたマイナーチェンジが行われ、E231系と呼ばれるタイプが作られました(一部201・205・209系もあります)。このE231系は、今年の冬から常磐線快速にも入るそうです。 こんなふうに、電車の置き換えの経緯の中で、中央線はたまたま時期外れになったので未だにステンレスの電車が入っていない、ということになります。今の201系電車の投入時期からすると、次の置き換えが始まるのは早くてももう5年くらい先になるんじゃないかと思います。常磐線快速の次は多分、武蔵野線・京葉線・南武線の103系が取替になるでしょうから。 なお電車の値段ですが、209系の開発のときに寿命やメンテナンス方法の面で大幅に見直され、それまでの電車に比べて半額程度まで下がってはいるようです(それでもかなり高いものであることには違いありませんが)。
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- happiness_snow
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201系はまだまだ主力でもいける車両ですしね でも、今年度からE231系を中央快速線に投入していくともいわれてます。 また、京浜や山手は首都圏でも主力中の主力路線ですから、車両もそれなりに新しくしていきます またコストも考えなければなりませんね 中央・総武緩行線は103系を使っていましたが、数年前に車両下の機器から 煙をはいたことがあり、急速に新型車両への置き換えを検討されました そこで、201や205の投入もされました。 そして、いまの車両の標準となったのが京浜の209系であり、これを改良して 500番台950番台が生まれ、これから、E231へと発展しました
お礼
うっかりお礼が、すごーく遅くなり失礼しました。 ご回答ありがとうございます。 今年度から新車両の投入の話もあるんですか。楽しみです。
- kohbe
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おそらく当分の間は変わることは無いはずです。 まだ老朽化というほど古くはない電車ですから。 自分はどこもかしこもステンレスの電車の中で、国電時代からの塗装で走っている中央線は大好きです。 もう一つ付け加えるとすると、中央線の電車は高尾より先に行く電車がありますよね。 その先には昔に作られたトンネルがあるためにトンネル断面の小さい区間(要はトンネルの穴が小さい)があるために、特別なパンタグラフ(屋根上に乗っているひし形のもの)が付いている車両があります。 新しい形式に今の所そこを通れる規格のものが通勤型の電車にないこともあるかもしれません。(E231の近郊型にはあるようですが) 補足程度に読んでください。 現段階では車両更新年数に達していないと言うのが一番の理由でしょう。 台車は空気バネなので乗り心地はとってもいい電車です。 南武線、鶴見線、京葉線など古い電車ばかりで硬いバネの電車ばかり乗っている人からすると贅沢な電車です。 あまり嫌わずに乗ってあげてください。他の人がかかれているようにとっても高い電車なのですから。
お礼
回答ありがとうございます。皆さんの意見で、そ~んなに古い車両じゃないのだなあということがだんだんわかってきました。それに高性能ないい電車なんですね。もう少し温かい目で見守ることにします。
- tnt
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大体出尽くしているようですが、もうひとつ。 中央線に使われている201系というのは、古い車両ですが 走行性能に関しては今の車両よりも勝る部分があります。 このため、普通列車や本線特急と一緒に走る中央線では 他の車両に変えられませんし、総武線(中央線各駅停車)でも 武蔵小金井に行く可能性のある三鷹電車区の車両は201系とE231系に 統一されています。 ちなみに、直流モーターサイリスタチョッパ、抵抗制御ブレーキというのが 201系の特徴で、低速から加速が効きますし、ブレーキは 全車両できれいに掛かります。 205系も電動車が多ければ(6M4T)同じ性能が出るのですが 今の山手線のように6M5Tでは、中央線を走ることは困難です。 ましてE209系の様に経済性を追求した車両では 中央快速線は走れません。(早朝深夜にちょこっとだけ走っていますけど) E231系はだいじょうぶです。 もしも、中央線が置き換えられるとすると、この系統でしょうけど 今、E231は103系(201系の前の型)の置き換えが 主ですから、まだ中央線には廻ってきそうにもありません。
お礼
補足にお礼を記入してしまいました。失礼しました。 あらためてありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます。201系というのは高性能な電車だったのですね。確かに中央線は通常の通勤路線とは違う事情がありますものね。
- kohji
- ベストアンサー率28% (140/483)
簡単に言うと、車両の製造コストがべらぼうに高いからと、保守点検にある程度の熟練がいり、容易に他に転属できないことですかね。 205系は、201系よりも低コストで軽量、京浜東北線などで走ってる209系はE231系など共にさらなる軽量低コスト低保守を目指して作られています。(一部には「走ルンです」なんていってる輩もいるくらいです) 要するにそこで使い倒そうっていう魂胆でしょう。 後、常磐快速線はまだ201系よりも古い103系が今だに走ってますね(近々に最新型に変わるみたいですが。)
お礼
回答ありがとうございます。まだまだ使い倒そうということですね。しかし中央線より古い線(常磐快速線)があるとは知りませんでした。
- shinoshinoshino
- ベストアンサー率34% (8/23)
こんにちは。中央線快速の車両は201系で、それまでの101系、103系に比べて省エネ性能の高い車両です。総武線などでも走っています。中央線の場合、いち早く (おそらく昭和60年前後)全車両201系になりました。 201系のあとに開発されたのが、山手線で走っている205系です。これは省エネ性能のほかに、車体がアルミニウムで軽量化が図られています。ちょうど車両 変更の端境期であったため、201系はなく全車両205系が採用されたと思います。 総武線の場合、103系、201系、205系、E-20○系(正確な形式が分かりません) が走っています。ちなみにE-○○○という車両は、国鉄分割民営化後につくられ た車両です。 車両は1両1億円近くするらしいので、なかなか車両変更できないのでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。中央線の変更の時期がちょっとだけ早かったのが敗因(?)なのですね。
お礼
回答ありがとうございます。やはり中央線は国鉄時代の古きよき時代(?)に変更された、高価な電車、ということで時期の問題だけだったんですね。しかし中央線よりも古い車両がそんなにも何線も走っているとはしりませんでした。