検索すればすぐに出てくることいですが放射線量の多い岩石は花崗岩です。
火成岩、深成岩に分類されています。地殻の深いところでできた岩石が地表に出てきたものです。マントル起源の物質が含まれている可能性も高いです。
大理石は結晶性の石灰岩(堆積岩が熱変性を受けたもの)です。起源から考えてそれほど多く含まれているとは考えられません。
地球上に生活している限り、地球の成分物質の持つ放射線の影響は避けようがありません。
年代測定に使う放射性炭素14Cはどの生物の体の中にも含まれています。
宇宙線によって大気中の窒素が変化してできます。
でもこういう原因の放射線の影響は生物が地球上に生存し始めた時からずっと受け続けてきているものです。
影響が大きくて生物に障害をもたらすものであれば進化を積み重ねて行く前に生物は消滅してしまっているはずです。単細胞の生物は放射線に弱いと言われていますが生物はその単細胞の状態から進化してきたのです。14Cはその時にも大気中に存在しています。生物の体を作っているタンパク質や脂肪の成分炭素の一部として体の中に取り込まれています。
ただ、わざわざ地殻に穴を掘って、集めてきて、濃縮するなんて事をやったのが間違いの元なんです。
人間の手に負えない事をやってしまったのです。
こういうのを「パンドラの箱のふたを開けてしまった」と言うようですね。
軍事利用であるか、平和利用であるかは関係ありません。
今さかんに「活性炭で除去する」という表現が使われています。そうやって飲み水に含まれている放射性物質が除去できたとします。でもこれは放射性物質を活性炭で濃縮したということと同じです。その活性炭はどうするのでしょう。ごみの日に出すのでしょうか。有害化学物質とは違って放射性物質は焼却してもなくなりません。灰の中にさらに濃縮されるだけです。
お礼
かなり専門性の高いご回答ありがとうございます。 ここまでの話はメディアなどでは入手が困難なので、 納得することができました。 自然素材を建材に使うとはいえ、自然素材も原料確保を無理に行うと もはや自然な行為ではないのですね。勉強になりました。