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米軍の、「トモダチ作戦」という救援活動の名称・・・
在日米軍が、「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」と名付けた救援活動を展開しています。 隊員は、「友」と日本語で刺しゅうされたワッペンを身につけているらしいです。 この言葉を聞いて、私はとっさに「思いやり予算」という言葉を思い出してしまいました。 さて皆さんは、この「トモダチ作戦」という名称、どう思いますか? 日米の関係を象徴する名前だと思いますか?
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まず、第一に皆さん勘違いしてらっしゃいます点をご指摘申し上げます。 日米の安保条約には災害時の人道支援、復興支援にかんする条項はありません。 今回の災害に対する米国ならびに米軍の「Operation Tomodachi」は純粋に被災国 に対する支援の一環として行われているもので、日米双方の取り決めにもとづいて行われているものではないことを申し上げておきます。もちろん、米国は日本という同盟国に対する重みから過去に例を見ない規模の軍事力を展開して災害派遣にあたっているということはありますが、れと安保条約またそれにともなう「思いやり予算(Hostnation support)」とは関係がありません。 そして今回の「Opeation Tomoachi」とは関係の無いこの「思いやり予算」の内訳をご存知の方はどれほどいらっしゃるのでしょうか?この予算、すべて米軍によって消費されているものだとお思いですか?実は「思いやり予算」の約70%以上が基地の光熱費、営繕費、基地内で働く日本人従業員の給与として日本企業や日本人に支払われているのです。 ざっと試算したところ年間の思いやり予算のうち純然と米軍が消費する30%の部分を、日本の納税者人口で割ると一人当たり3000円弱となることもあわせて申し上げておきます。 また、今回話題になっている「友」と刺繍されたワッペンにつきまして、一部報道では米軍が用意したものかのように言われていますがこれも誤りです。このワッペンは平素から米海軍にワッペン類を納入している日本の業者がこのたびの作戦の名前に感動し、急遽デザインしたうえで製造、無償にて彼ら米軍人に配布しているものです。 ワッペンを見た事情を知らない人には米軍の用意周到さに眉をひそめる人もいらっしゃるようですが、これはわれわれと同じ日本人が感謝の印として作ったものであるのです。
お礼
詳細な説明、ありがとうございます。 私の言った「思いやり予算」というのは、単にネーミングのつけ方が似ているな・・という勝手な解釈程度のもので、その使途が今回に関連しているという意味では全く違っていました。 失礼致しました。 ワッペンもそういう事情だったんですね。 回答を頂き、ありがとうございました。