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救急救命士を目指して

今、救急救命士になる事を目指して、いろいろ調べています。 (1)まず消防官採用試験や救急救命士国家試験には年齢制限はあるのでしょうか?やはり人命に関わるので視力や体力の規定があるのでしょうか? (2)次に、仮に合格し消防学校に入ったとしたら、どんな訓練がなされるのでしょうか?救命活動の訓練などもあるのでしょうか? (3)最後に救急隊とは、消防士や救命士を総称した呼び方なのでしょうか? ついこないだまで、救急救命士と消防士は別だと考えていたので、少々混乱しています。出来れば、現役の方の意見を是非聞きたいです。

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  • UTUTTT
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回答No.1

現役ではありませんが、関連の仕事をしているものです。 1.消防官(というより、彼らは地方公務員ですので正しくは消防吏員ですね)には、受験に年齢制限があります。どの区分(専門系(東京消防庁のみ)・1~3類(またはA~C))で受験するかにもよりますが、大卒程度の場合でも、多くの自治体では20代後半が上限です。但し、特殊技能(ヘリコプター操縦士や船舶免許保有者など)等を持ち、中途で入る場合には、自治体によって、例外事項があるケースがあります。体力等については、これも自治体によるのですが、体力試験を課すとしても、入隊前に、特段高い身体能力を課しているわけではありません。視力は、確か裸眼0.2以上だったかな?細かいところは忘れました。 ちなみに、救急救命士国家試験には、年齢制限は確かなかったと思います。 2.消防学校乃初任研修では、救急・消防・予防何を希望するにしても、全員共通の教育訓練を受けます。まずは火災現場で消火任務をこなせる「消防士」を育成する、それが大前提です。その上で、各自の適性や希望を配慮して、予防・救急・救助隊員としての配置が成されます。救急隊員になる場合は、別途学校等で200時間程度の教育を受け、救急車に乗務することが出来ます。その上で、更に救急救命士を目指す場合は、部内の選抜試験に合格したうえで、消防学校ではなく、ELSTAという研修所で約1200時間の教育を受け、その後国家試験に合格することで、めでたく救急救命士になれます。 3.救急隊と一般に言う場合は、救急車に乗務する部隊を指しますので、(赤塗の車に乗る)消防士や救助隊員・予防職員等は含まれないと思います。  尚、おっしゃるとおり、例えばアメリカの多くの自治体では、消防と救急(EMS)は全くの別組織ですし、戦前の日本(除;戦時中)でも、救急は日本赤十字が、消防は警察が担っていました。従って、消防と救急がセットになる、というのは、普遍的なことではありません。  消防本部・東京消防庁の傘下に救急隊を持つ現在の日本では、救急隊員もまず防火・消火を担う「消防士」たれ、というのが基本方針です。上述したように、救急救命士になるには、少なくとも2つの大きな選抜過程がありますので、消防士になったからと言って必ず救急救命士になるわけではありません。消防吏員採用試験を受験されるにあたっても、その辺を十分踏まえた上で、進路を模索されるといいと思います。

ma74772
質問者

お礼

とても詳しい説明を有り難うございました。これを参考に、試験についての詳細を調べてみます。そして、これからの進路を、もう一度じっくり考え直して、何がしたいのか、どうするべきか熟考してみたいと思います。

ma74772
質問者

補足

とても分かりやすく説明して下さって有り難うございます。説明を読んでいて一つ疑問に思った事があります。 救急車に乗務する部隊を救急隊というなら、その中の1人は救命士で、気管挿管や薬物投与などの医療行為を行えますよね。それでは、他の隊員達の仕事内容はどういったものなのでしょうか?救命士ほどではなくても、ある程度の医療行為を行う事が出来るのでしょうか?

その他の回答 (2)

  • UTUTTT
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回答No.3

No.1、2の回答をしたものです。 補足の件ですが、救急救命士以外の救急隊員は、それ自体が公的な資格ではなく、単に消防組織内の区分けに過ぎません。従って彼らが、一般人が行える以上の医療行為をやれば、医師法などに引っ掛かります。200時間程度の研修も、救命士を補佐しつつ、いかに現場で臨機応変な「応急処置」が出来るか、ということを学ぶのが基本です。

  • UTUTTT
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回答No.2

NO1の回答をしたものです。 付け加えですが、消防学校の初任研修においても、当然救命活動の訓練はあります。ただ、それは防火・消防任務に付随する救命の為の訓練ですので、一般人でも可能な通常の応急処置の範囲を出るものではありません。あえてわかりやすく言えば、赤十字で応急救護法を指導する人たちがいますけれども、彼らが持つ程度の技能を、初任研修で学ぶことが出来ます。