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福島原発事故の東京電力の会見について
なぜ東京電力の会見は複数人出席するのですか。 責任をもって一人で会見できるような人材(または部署)はいないんでしょうか。 会見の様子を見るたび、横に3人から4人ならび、お互い目配せをし、 小声で相談しながら、記者の質問に答えているし、また人数がいるわりには、 出てくる返答は、「調査中です」とか、「詳しい数字は後ほどお知らせします」など あいまいなものばかりで頼りなく、会見人が複数いる必要ないとおもいます。 現場作業を熟知し、たくさんの部署を経験されたベテラン社員が代表して、一人で 誠実に対応されたほうが、国民も少しは安心できると思いますがどうでしょうか。
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例えばなしから入りましょうか。 車だとしたら、例えばエンジンの専門とか車体のデザイナーとか 宣伝とか、色んな専門が協力して世に出しますよね? お互いにある程度相手の部門のことは解るけど、専門屋ほどの 知識はない、いわばセミプロです。 今回は事故報道なので、正確な技術的素養が必要だと。 もちろん、複数部門でそういう素養を付けることも不可能では 無いですが、原子力ほどのプラントになるとまず不可能です。 例えば原子燃料、タービン、原子炉、制御器、電気(機器) 機械設備と、ざっと挙げただけでこれ位必要です。 今回のような重大時には出来るだけ正確な解釈を元に出席 しなkればならない、質疑でも専門的な物が求められる、本店も 部門ごとに現場の事象を手分けしてフォローしているとなると もう複数人の出席は避けられない事かと思います。 枝野さんは別ですよ。 枝野さんに技術論質問する人は少ないでしょうし、「あとで東電 から説明させます。」で済みますからね。 (実際そういう場面もありましたよね?) 調査中とか詳しい数字は云々。 今は全部の「数値」が本社に届いているとは思えませんよ。 現場では専門が揃ってその場で整理・対策立案・実施しては 居るでしょうが、昨日までなんて50人ちょいですから。 通常、4台の発電機を3交代で動かすには70人ちょいの運転員 が必要ですが、それが事故時にも限らず2/3ですからね。 彼らに「全てのデータ上げろよ!」とまで言うと、そらぁ対策が おろそかになります。 これは本末転倒なので、やってもらってはむしろ困る。 それに、記者が求めている数字類って、結局報道されて いませんよ? 殆ど「それは細かい突っ込みでしょう?」ってレベルです。 元電力社員ですので、これは断言できますが 「責任を取りたくないから」というのは全くのウソです。 間違った数値言ったからと刑事罰受けるわけでもないし、道義的 な面からの責任は、当該部門なら会見に出ていようが出ていまい が逃れられないですからね。 繰り返しですが。 大きな部分は枝野さんが話しているし、そういう体制になっている はずなんです。 でも技術面の細かいところは東電も話していると。 そこに、更に細かい質問が必要なのか?と。 また、報道していないんだから、それは必要だったのか?と。 12日の日かな?報道は「情報が無い無い!」と言ってましたが 同時刻の保安院の発表では「第17報」となってました。 つまり17回、文書の形でマスコミに配布してた。 マスコミが動いている時間帯なら、おおよそ1時間に1回くらい。 これで足りないと云うなら、もうあとは現地に直に行って勝手に 取材しなさい、その代り被害は拡大するかもね?ですよ。
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- bardfish
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>現場作業を熟知し、たくさんの部署を経験されたベテラン社員が代表して、一人で >誠実に対応されたほうが、国民も少しは安心できると思いますがどうでしょうか。 東電の社員は現地には行っていても、現場には行っていません。 現場で作業しているのは下請けの人がメインです。 だから、東電の社員は下請けからの報告を受けているだけで、現場の状況を目視での確認すらしていないので誰も詳しいことは知らないんです。地震発生時ですら東電社員は誰も炉心付近にいなかったのでしょう。 だから記者会見での歯切れがものすごく悪いんです。 対応が遅れたり、状況判断が甘すぎるのもその辺に原因があると思います。 それらから察するに、↓ココで言われている「東都電力の闇」というのもノンフィクションなんだろうなと思ってしまいます。 http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/n_comic_animation__20110319_3/story/menscyzo_18Mar2011_6716/ トップと現場との間に下請けが幾重にも縦割りで重なっているので、会見に出ている人に情報が伝わるのは「伝言ゲーム」のようになってしまうんでしょうね。 「東京電力」という組織自体の欠陥が悪い方向にモロに出てしまったんでしょうね。というか、今回の原発被害はなるべくしてなったのかもしれません。 今の東電の責任者たちには非常時の対応能力は全然ないと見ました。
- lv4u
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>>出てくる返答は、「調査中です」とか、「詳しい数字は後ほどお知らせします」など あいまいなものばかりで頼りなく、会見人が複数いる必要ないとおもいます。 詳しい数値や判明している状況をどこまで話していいか情報操作しているので、素直に発言すると今まで広報したことと矛盾が出る恐れがあります。なので、「調査中です」「後ほどお知らせします」としか言えません。 >>現場作業を熟知し、たくさんの部署を経験されたベテラン社員が代表して、一人で 誠実に対応されたほうが、国民も少しは安心できると思いますがどうでしょうか。 そういう方をTVに出して"正直"に喋らせたら、首都圏地域の人までパニックになると思えるので出せないと思います。 NHKも政府も情報操作を行って、国民が事故を小さく感じるようにしているのですから、出せるはずがありません。 基本的に、技術者っていうものは、前提条件のもとに論理的に考えます。その範囲を超えた事象が発生した場合は、対処不能になります。 東電が広報誌などで、”何重にも考えた安全機構が用意されているので安心です!”と主張していた安全機構が、想定外の津波と地震で全て破られたわけですから、原子炉技術者の立場としては「原子炉の暴走はもう止められない。打つ手は無い。」という結論になっていると思います。 ただ、事故対策のための前提条件を「事故対応を行った人が近日中に死んでもいい」「予算はどれだけ使ってもいい」ということに変更すれば、なんらかの対処案が出てくるでしょうね。 現実的には、チェルノブイリと同様の対策しかないと思いますが、事故後に販売されたビデオを見ると、TVカメラが放射線の影響で動作不良を起こすような状況下において、放射線のことを何も知らない多数の人々が防護対策無しで「巨大なコンクリートの棺桶」を作る作業をしていました。 「多数の命を犠牲にする覚悟」をするかどうか、その重い決断をできる人が、この国にいるでしょうか? 決断、覚悟を決めない限り、多くの人が納得する会見は無理だと思います。
誰でもいいですから、政府に伝えて下さい。 警視庁の対デモ用放水車両の放水ノズルを分解して、消防車両(特に梯子車)に接続し梯子を伸ばして対象物に当てる方法があります。 また、配管を掻き集めて、海から大量の海水を放水車両に繋ぐか、あるいは一時プールを得て補充しながら放水させる。 長期に亘る冷却作業になりますので、隊員の補間と放射能用防護服のバックアップも掻き集めて対応して欲しいと思います。 ちょっとしたアイデアでしたら、マスメディアの方々と一般人とか、各種の専門家や経験者に知恵を出し合って戴ければ順次対応が出来ると考えられます。 --------------------- ここまで、サイト運営者やISPにご迷惑、申し訳御座いません。 >>なぜ東京電力の会見は複数人出席するのですか。 社長や重役だけでは、質問に対応出来ないので各関係者を掻き集め質問攻めにならないよう緩和対策に踏み切ったと思われますが、冷静に判断するとかなり恥ずかしい記者会見になりますし、会社の総責任者が己の企業で何を行っているのかを把握出来ていない。 まるで某企業のように、「私は全く知りません」と記者会見に臨んだ某社長のようにも伺えますし、責任の所在や高給取りの意味すら持ち得ないと判断すべきではと思いませんか。 某企業の現相談役に就任した渡辺元社長も、事の事態におびえ当時副社長に国土交通省に出向かせた因縁の事柄もあります。この現相談役の悪事は、衝突安全ボディ(国内産のみ)をコストカットした大罪です。現社長に安全性能を取り戻して戴きたいと切に願います。
- acer001
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私は原発反対論者ではありません、どちらかというと原発賛成論者です。 しかしそれはしっかりとした責任と判断を持った組織や人が扱ってのこと。 あの会見を見ると担当者はヘラヘラとしていて起こした問題の大きさや原子力という恐ろしい 物を扱っているという認識が欠けているように感じます。 また監督する立場である原子力安全保安院についても同じです。 個人的には東電には原子力を扱ってほしくありません。 海外の報道でも言われていますがこれは人災です。
- jkpawapuro
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あの会見をしている人は、責任のある人は知識が無い、知識のある人は責任のある立場に無い、そんな状況でしょう。 十分な知識と責任のある人が現場に出てきたなら、こんなところで会見なんかやってないで、原発冷やせ・停電復旧しろ・火力動かせといわれるでしょう。
- freewalker
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確かに、東電の会見にしろ、保安院、内閣も、説明の仕方が頼りない感じです。 原子力工学という自然科学は、綿密な設計、計算、つまり数字、物理や化学の高度な世界で、計算によって予測可能性が高い自然科学の分野だと思います。水は100度で沸騰しますし。1000度のある金属を何度下げるには、どれくらいの熱容量を奪う必要があり、どれくらい水が必要で、だから何時間以内に温度がどれくらい変化し、やばいとか、予測できるのではないですか。 それなのに、それぞれの記者会見では、これこれをやって、”一定の効果”はあったと思うとか、そのように聞いているとか、皆腰の引けた、悪く言えば後で期待より悪い結果がでた時に責任取りたくないせいか、非常にあいまいで、ぼかした感じの説明になっていると思います。今の事態が収束した後で、必ず責任問題に移るでしょう。そのときのことを考えて、誰も矢面に立ちたくないのではないですか。
- malaytrace
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>現場作業を熟知し、たくさんの部署を経験されたベテラン社員が代表して、一人で そんな人はいま現場にいると思いますよ。 状況を報告するだけで人員と時間がとられるんです。 いまは(避難とかに無関係の)国民の安心より事故を抑える方が大事です。 報道が第一の様な論調は、それがマスメディアの「商売」だからです。 さほど価値のない情報であっても、ニュースが入らないと商売が成り立たないですから。 彼らは直に取材して正確な情報を得ることはほとんどしません。手間と費用がかかるから。 原発に関しては現場対応が第一に決まっています。
- usbus
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どこの企業だって複数人出席が基本です。 1人ですべてを把握するのは不可能ですから、 各部署を管轄している幹部がそれぞれ出席するのです。 とはいえ、確かに出てくる情報が薄いですよね。 かといって1人にしたらもっと薄い情報しか出せなくなるのは間違いないです。
- yoshinobu_09
- ベストアンサー率32% (134/413)
その通りです。 結局責任は取りたくないので、みんなで交代で出席。 事態を全部把握している人がいないので、すぐに相談。 頼り甲斐がないことこの上なし。 今までの失敗の連続は後世の笑いものとなるでしょう。