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マリーとオスカル
ベルサイユのばらのアントワネットとオスカルってどちらが悲劇性が高いのでしょうか? ちなみにどちらが主人公なんでしょうか オープニングで私はばらの定めに生まれたといっていましたが私というのはオスカルのことですか? それとも物語上、長く生きたアントワネットが主人公でしょうか?
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何で読んだか忘れましたが、 オスカル人気すさまじく、 彼女の死後は(人気が続かないから)10回で終わらせて!と編集に言われてそれ以後の部分があの長さになったんだとか。 一応アントワネットが正式の主役だと思ってます。 人気者という意味ではオスカルが上だったかもしれませんが。 悲劇性の高さ、、 意に沿わぬ悲しさという意味で私はオスカルに軍配を挙げたいです。 あの物語でのアントワネットは、最後に決意をもって断頭台に立ちました。 危険を冒して迎えにきたフェルゼンすら自ら追い返すだけの強さで堂々と… となると、悲劇のヒロインという印象があまりないんですよね。 途中の苦悩も子どもたちとの絡みは確かに悲劇性が強いですが、 身分違いの恋とか正直「自業自得やろ」と言いたくなるようなことが多いように思われ… そこを受け入れたからこそ最後の強さが輝くんですが。 かたやオスカル。 自分の意思でなく男のように育てられ、年頃になったからといって女に戻れと言われ、 このあたりの苦悩はアントワネットより重い。 生き方の問題ですからね。 アントワネットが女王としてどうあるべきか…というのを真剣に苦悩していれば対抗できるでしょうが、 あのマンガの中でそういう描かれ方はあまりしていない。 最後もアントワネットの「覚悟の死」とは対照的で、 「アンドレが待っているのだよ」と来ましたからね。 ロミオとジュリエット張りの「あなたが死ぬなら私も生きてはいない」という論調です。 つい長々書いてしまいましたが要は 悲劇性が高いのはオスカル、物語の主人公はアントワネット だと思います。
お礼
わかりやすい説明ありがとうございました。 助かりました。