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屋根の傷み加減が知りたい。

大雪が降る地方の家は、屋根は傷みやすいでしょうか。 私の場合、太平洋側に住んでいて、雪がちらちら降ることは あっても、積もることは滅多にありません。 我が家の屋根の修理は、築10年目で初めてしました。 風当たりが強い家ですが、屋根以外の修理も、10年に一度が 目安といったところです。 雪がよく降る地方だと、10年に一度では済まないのかなぁと 思いました。 実際、どんな感じなのか教えて頂けるでしょうか。 よろしくお願いします。

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  • nabe710
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回答No.1

雪国の人間です。 豪雪地といわれる地域ですが、家により瓦葺き、トタン葺きとに大別され、大半の家がトタン屋根です。 この屋根が傷む、修理するとなると、ご質問で心配いただいている「雪」を原因としたものというのはほとんどありません。 まず家により屋根に積もる雪の除雪対策として、厚く積もった雪が固まり、板状に滑り落ちてきたのでは、その落下地点となる場所が裏庭だとか危険のない空間が確保されていればいいのですが、大概のお宅が正面は道路に面していたり、両脇は隣家がそばだって立っていたりで、「勝手に滑り落としておけばいい」環境、作りにはなっていず、結果として滑り落ちないように雪の滑り止めとして瓦屋根であれば屋根の裾近くの瓦だけ突起のあるものを並べて葺いたり、トタン屋根であれば屋根を横切る棒などの部材を固定して渡してあったりします。 この「落ちないようにしてある」場合も、逆に構造的に滑り落ちやすい構造にしてある場合も、大事なのは雨漏り対策と滑りやすさの維持となります。 勝手に滑り安いようにしてあるお宅であれば、その屋根の面がサビや汚れで滑りにくければ落ちる効果が薄れますし、落ちない作りにしてあれば尚、雨の日や春先の屋根の雪が解けてしずくが流れる季節など雨漏り勝手は行けませんので、いずれの場合も定期的な塗装は必須です。 それでも専用の塗料を使うわけですので、5年、10年ごとにすればこまめな方かと思います。 この塗装膜の劣化以上に屋根を傷めるのが、実は雪国では付きものの「雪下ろし」「除雪」なんです。 屋根に積もった雪を人力で掘っては下に落とすわけですが、その際に使う道具としてスコップ(四角いシャベル)やスノーダンプ(ちりとりのお化けみたいな除雪道具で、雪に差し込んでは乗せた固まりを滑らせて屋根の縁付近まで移動して使います)などで屋根のトタンをつついてしまって穴を開けたり、あるいは引きずり回す中でトタンの表面をこすり傷つけたり。 こういうことがないように気をつけて雪を処理するのが熟練技となるのですが。 錆びたり色合いが褪せてきての見栄えに対する張り替えや塗装をする修理と言うよりは、機能的に滑りが悪くなる、あるいは少しでもサビが出てきたら塗り替える修理。 そして実際にトタンに穴が空いたり、瓦を割ってしまったときにその補修、渡欧のが雪国の屋根の修理です。 雪国でなければ毎年何度も自分の家に屋根に上がりくまなく歩き回る習慣、まして道具で屋根を傷つけたり穴を開けたりなんてあり得ませんよね?

pikarin
質問者

お礼

回答有難うございます。 大変詳しく教えて頂きまして、有難うございます。 知りたいことがよくわかり、とても勉強になりました。 雪国の屋根は、私が住んでいる場所とは、屋根の機能が違うし、 修理の意味合いも違ってくるんですね。 色々と工夫されているのですね。 雪下ろしや除雪作業で屋根が傷む、ということは考えたことが なかったので、びっくりしました。 「屋根に上がる」ということが、全くありませんから、言われて なるほどなぁと思いました。 あの大きなちりとりのようなものは、スノーダンプというんですね! スノーダンプを使って、家の前を雪かきしている場面をみたことが あります。結構、力仕事みたいで、しんどそうだなと思いました。 私なんか、2、3cm積もれば、びっくり!!するくらいなので、 (2、3cm積もることも殆どありませんが。) とんでもなく、大変なのでしょうね。 今回は、どうも有難うございました。