まず公文書。
改ざんがしにくく、データの消失などを防ぐことが出来ます。
日本には何百年も前の書物が残っていますが、
例えばDVDなどの媒体に残してもエラーが出て情報は失われると思います。
常にサーバ、ネットなどに分散する手もありますが、
これも改ざんなどの悪用をされたりすることもあります。
電子化=エコとお考えのようですが、
電子化=電気を使う、他のメディア(プラスチック)などの廃棄物が多くなったりします。
新聞紙においては古紙の再利用率が70パーセントを超えますので、
情報量からしたら、よっぽどエコかもしれません。
逆に日本人全員が電子書籍を見るためのツールを持ったとしますと、
工業製品ですから鉱物資源が必要なため、自然破壊は加速します。
パルプ技術も進んできているのと、
植林が盛んになってきているのと、間伐材などを使うことで、
森林破壊と言うほどのものではないのですが、
まだ「焼き畑農業」をやっている国や、
「木を切って安く売りつける国」があるので、そちらへ行っているだけです。
日本は住宅を作るために国策として杉を植樹しましたが、
不況もあって需要が減り、杉林は管理もされず野放しです。
それが花粉症という違った形で害を及ぼすようになりましたが・・・・
もっと杉などの木材はむしろ使うべきで、
他の国から買うのではなく、自分の国でまかなえばよいのです。
荒地になってしまったので、回復は大変ですが・・・
割り箸などは日本でも「間伐材を使おう」という動きが出てきています。
紙媒体の需要はそこかしこにあります。
新聞、書籍、雑誌、公文書、など多岐にわたります。
むしろネット時代になってからプリンターの需要が増え、
紙の需要がふえました。
紙は手軽に読める、書ける、応用できる偉大な発明のひとつです。