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複合関係代名詞(what)と間接疑問文(what)
複合関係代名詞(what)と間接疑問文(what)は、同じ働きをしているように見えるのですが、考え方のうえで、どのように区分けすればよいのでしょうか?
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複合関係代名詞というのは、whatever のように -ever の形をしたものですので、おそらく、質問者さんのおっしゃりたいことは、関係代名詞の what と、疑問詞の what を区別できない様な例についてだと、勝手に解釈して回答します。この疑問は、皆さんお持ちの様で、私の回答も、以前の回答と重複する部分が、多いことをご了承ください。 開拓社『英米語用法辞典』(井上義昌 編)より pp. 1200-1201 what が関係代名詞か疑問詞かまぎらわしい場合・・・who, which などについてはこの2つの区別は先行詞の有無によって区別されるが、what はそれ自体のうちに先行詞を含んでいるので、この標準によって区別することができないので、文脈(context)によるほかはない。Jespersen(Mod.Eng.Gram.III,section3.8)はRelative or Interrogative の標題で文法家の間でもこの問題は必ずしもはっきりしていないし、Sweet の様な大家でも満足な回答を与えていないと言って一般に関係詞と疑問詞の関係を詳しく述べている。・・・中略・・・例えば He asked me what I wanted.(私が何を欲しがっているか尋ねた)の what は疑問詞であり、He gave me what I wanted.(私が欲しいものをくれた)は関係詞であることは明らかであるが、He knew what I wanted.(私が何を欲しがっているか/私が欲しいものを/彼は知っていた)では疑問詞とも、また関係詞ともとれる。このようにどちらにもとれ、またどちらにとってもさしつかえないことがある。 と出ていますので、例えば、 I will tell you what has happened. の様な文の what も疑問詞(what を含む間接疑問文)とも、関係代名詞とも解釈できるものだと思います。 (疑問詞)何が起こったのかあなたに教えましょう。 (関係代名詞)起こったことをあなたに教えましょう。 結局どちらに解釈してもよい様な文だと思います。
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- wind-sky-wind
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関係代名詞 what(あまり一般的ではありませんが、先行詞を含む what を複合関係代名詞とすることもあります)と間接疑問文 what はともに名詞節を構成します。 違いは関係代名詞の場合、the thing which ... で説明されるように、 「...もの」でまとまる。 節による文的要素はあくまでも「もの」という名詞を修飾する。 間接疑問文の場合、「何を(が)~するか」とまさしく文的にまとまる。 名詞節というとおり、名詞的に目的語などになるが、単なる「もの」ではない。 これと動詞の相性です。 give のような動詞は「もの」は目的語になっても、「文的なもの」は無理。 He gave me what he had. だと、what は関係代名詞。 know のような動詞だと、「もの」を知っているも、「文的なもの」を知っているも可。 そして、動詞によっては(意味によって)単純な名詞が目的語にならないものがあります。 たとえば wonder などは wonder + if/whether/wh- 節で「~だろうかと思う」 ここに単純な名詞はきません。 だから、 I wonder what you have. だと間接疑問文。 ざくっと言うと、what 以下を「もの」というひとことに置き換えることができたら関係代名詞。
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お返事、ありがとうございます。 なるほど、わかりやすいです。
お礼
お答え、ありがとうございました。 なるほど、やっぱりそうですか。 安心しました。