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宝くじのバラと連番
宝くじ50枚購入しようと思った時、バラを50枚と連番を50枚買うのではどちらの方が当選の確率があるのでしょうか? ちなみに前後賞合わせての当選などはあまり狙っていません。 50枚購入とい時点で既に確率が低いのだろうというのはわかってますので、その中でもバラと連番だったらの話です。 数学的な根拠などあれば合わせて知りたいです。 よろしくおねがいします。
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数学をかじった人でも錯覚を起こして正確に考えることができなくなってしまうことがある、面白い問題です。 答えは、「1等、前後賞の少なくともひとつが当たる確率」はバラの方が大きく、「当選金額の期待値」はどちらも同じ、です。ちなみに当たり前ですが「1等、前後賞すべてが当たる確率」は連番の方がはるかに期待できます。(バラでも1等・前後賞すべて当選する確率を0といわないのは、ものすごい偶然にバラで買ったのに3つ連続番号の3枚が含まれていたということが起こりうることを仮定しています。ひょっとしたら売るときにそうならないようにしているかもしれませんが。) こういうときは極端な例で考えるとわかりやすりいと思います。 1~10までのカードから無作為に1枚引いて「1等」を定めます。その前後の数を「前後賞」と定めます。1等も前後賞も当選金は1万円とし、1等が1のときは前賞なし、10のときは後賞なしとします。 このくじを、連番「1,2,3,4,5」と買うのと、バラ「1,3,5,7,9」と買うのでは、少なくとも1つは当選する確率、当選金額の期待値に違いがあるか? 当然ながら、バラで買うと当選確率は100%です。1等または前後賞のいずれかがかならず奇数になるからです。 一方上記の連番では、たとえば8が1等なら7,9が前後賞で、当選しないことになります。 つまり1等、前後賞のうち少なくともひとつ当選する確率は、バラの方が大きいのです。 では、期待値は?というと、「1等が1のときの当選金額×1等が1の確率」+「1等が2のときの当選金額×1等が2の確率」+・・・+「1等が10のときの当選金額×1等が10の確率」で求まりますから、 連番のとき:2万円×(1/10)+3万円×(1/10)+3万円×(1/10)+3万円×(1/10)+2万円×(1/10)+1万円×(1/10)+0万円×(1/10)+0万円×(1/10)+0万円×(1/10)+0万円×(1/10)=1.4万円 バラのとき:1万円×(1/10)+2万円×(1/10)+1万円×(1/10)+2万円×(1/10)+1万円×(1/10)+2万円×(1/10)+1万円×(1/10)+2万円×(1/10)+1万円×(1/10)+1万円×(1/10)=1.4万円 と全く一緒です。 ですから、確率論的には、当たる確率は低くとも当たったときの返りがでかいのを期待するなら連番、当選したときの額が少なくともいずれかが当選する確率が大きいのを期待するならバラ、ということになります。なお、他の方の回答にもあるとおり、買ったくじ全部見ないと当選しているかどうか最後までわからないバラの方が楽しみは大きいのでは、とこれはあくまで私の個人的な見解です。