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楽器の下にインシュレーターを敷いて音を変えることはできるのか?
- 楽器の下にインシュレーターや御影石ボードを敷くと音が変わるのか疑問です。
- ピアノのキャスターの下に敷かれるプラスチックの皿と同じような効果があるのか調べています。
- 木でできている楽器を直接床に置く際、脚の下に何か敷いたほうが良いのか知りたいです。
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もちろん音が変わりますよ。気にしない演奏かも多く居ますが。 CBS SONYでしたかね、ピアノのキャスターを外して変わりに真鍮の土台を付けてCD用に録音した事があり、一時流行ました。この頃の私は音から離れてPCの方に熱中してましたけど。 コンサートピアノのキャスターは、家庭用のグランドピアノやアップライトピアノのそれとは作りが違うのですが、にも係わらず一切の可動部を無くしてしまおうという発想ですね。ペダル突き出していなければキャスターを外した後に真鍮土台など付けなかったかも知れません。 私は過去にステージングアシスタントも録音もPAもやりましたので、その辺りの事は判ります。さすがにキャスターを外すわけには行きませんので、3つの向きを動き出さないように変えるとか、ステージのどの位置に設置するか、これは、床の補強材と脚位置の関係で特に低音の量感が変わるので、演目や奏者によって位置を変える事をマジでやってました。 クラヴサン(仏)ですか、良いですね。キャスター付きチェンバロ(独・伊)なんてありませんよね。『ピアノと違って楽器全体が響くように設計されているようです』これは製作者さんの偏見です。響板だけ鳴っているのではありません。ピアノも楽器全体が響いていますよ。それを一層増強するために気をつけないと見えませんが特定箇所に共鳴器(サウンドベルという名前だったかな?当たりです検索でヒットしましたhttp://blog.livedoor.jp/pianopassage/archives/51538244.html)を取り付けたり(スタンウェイがやってます、ヤマハもコンサート用ではやってます)して出てくる音をコントロールしています。 従って脚と床の接触面も非常に大事で、床とピアノが一体となって床の共鳴振動が返ってきて、またピアノを鳴らす。その加減を置き場所でコントロールする訳です。新しいホールではまだホールの鳴らし方が決定していないので、演奏家が私を連れて行ってセッティングさせる訳ですが、それがそのホールのステージングスタンダードに成って行くのは、気分の良い仕事でした。ホールも生き物なので変化していくんですがね。 床からの返りが大きいときは、止むを得ず防振材を使った事もあります。家庭用エアコン室外機の下に敷く防振ゴムをね。これは、床と楽器の共鳴関係をどの程度繋いでどの程度断つかという読みが一瞬でできなければ仕事になりません。 megane18さんの場合は、時間に追われてコンサート前の調律やリハーサルの間のつかの間にやっつけてしまわなければならない訳ではないですから、脚の下に何か敷くのは造作もなくできますので、やってみて変化の方向を捉えられれば、それを進めるのか逆戻しにするのか聴きながらベストを見つけて行かれると良いと思います。インシュレータも脚の下それぞれ違う物が入るというのも有りですよ。演奏してくれる人が他にいるなら、脚にどんな音が流れているのか耳を付けて聴いてみるのが早道です。それぞれの脚で音が違う筈ですよ。 あなたが、演奏者なら、挟み物(インシュレーター)に血眼にならずに、おおまかな傾向が改善されれば良しとして、あとは演奏でカバーする方向に持っていってください。 古楽器の類は、鳴りに湿度の影響も大きいので、除湿機などで適正湿度にコントロールしてください。 では、幸せなミュージックライフをエンジョイしてください。
お礼
ありがとうございました。やはり、そんなこともする場合もあるんですね。いろいろためしてみたいと思います。適正湿度に保つことは本当に大事ですね。初めて除湿機を使ったとき、まるで楽器が変わったかのように音に変化がみられました。しかし、今の季節では除湿のしすぎに注意しています。