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明治期の愛妾制度って何ですか?

それは、6年前で私の結婚前の話です。ある男友達が「俺のお袋妾の子なんじゃ」と言うので、その発言の意図がよく分からず、彼に都合のいい浮気の相手にされていた私はちょっといじめてやろうと思い「妾の子を姑に持ちたくな~い」と答えました。 また、ユウコさんという女性が自分の会員制ホームページのエッセイのコーナーで打ち明け話を書いていらっしゃいました。「自分の祖父はたくさん近所に妾がいてその子供も大勢いて、自分(ユウコさん)はその祖父の妾やその子供の方たちに申し訳なく思っている」んだそうです。 でも、実際のところ前出の私の男友達のお母さんはその地域でも旧家の部類に嫁いでいて息子は立派に育っているし、引退後も人気者の山口百恵さんだって妾の子ですし、ユウコさんが自分が恵まれているからと言って祖父の妾やその子供たちを憐れむのは尊大な態度だと思っています。 というか、ユウコさんの祖父の場合、甲斐性がなくて妾たちに対して充分にお金や愛情を注げなかったのかもしれませんね。 妾さんやその子供だという方は憐れまれることに、どう思われますか?そうでない方は私みたいに妾に対して偏見がありますか? また明治期の愛妾制度(今も残っているんでしょうが)について、詳しく教えてください。宜しくお願い申し上げます。

みんなの回答

  • aminouchi
  • ベストアンサー率46% (376/804)
回答No.2

まず妾とは何かについて、(ご存知であるとは思いますが)説明させていただきます。 妾とは「正妻のほかに、妻のような関係をもち扶養する女性。二号。側室。てかけ。そばめ。(「大辞林 第二版」より)」のことです。今では妾というより「愛人」という言葉の方が一般的かもしれません。 さて、現在の日本国憲法ができるまでは、日本は個人単位の社会ではなく「家」単位の社会でした。その中では正妻はそれなりの地位を得ており、家を構成する重要な一員でした。しかし、妾はそういう立場ではなく「日陰者」として扱われましたし、妾を囲っている男の家族とは認められないのが普通です。つまり、妾の子は私生児であり、家単位の社会の中で「家」が存在しない立場となってしまうわけです。言い換えると、きちんとした社会の一員ではないと社会も当人たちも認識していたわけで、それが「憐れまれる」のは当然のことです。 なお、ユウコさんの場合には尊大なのではなく、妾も妾の子も同じ人間であり、同じ祖父の血をひいているにもかかわらず、その社会的立場が雲泥の差であること、および人々がそのように彼らを取り扱うこと(この場合は過去形であるかもしれませんね)に対して心を痛めているのであると思います。いずれにしろユウコさんは偏見を持っていたり尊大であるわけではないと思います。 「愛妾制度」については当時でもそのような制度は無かったことにご注意願います。ただ、男が妾を囲うことが今よりも一般的に男の甲斐性として認められていただけです。また、女性の職業が限られている中で妾というのは、ある意味では「性」を売って生活している女性であり、それに対しての偏見もあったでしょう。今以上に貞操というものに対して厳しく考えていたわけですから。そして、現代においては、このような立場に一番近いのが「未婚の母」ではないかと思います。あるいはさきほど述べたように愛人という立場でしょう。 その立場について考えれば、現在は離婚しての母子家庭も増加していますし、個人中心の社会に変化しつつありますから、そのことによっての特別な偏見は解消されつつあると思います。

noname#9030
質問者

お礼

ありがとうございました。

  • ruci
  • ベストアンサー率28% (27/94)
回答No.1

こんにちは! >妾さんやその子供だという方は憐れまれることに、どう思われますか? 当時は当たり前だったことかも知れませんが、偏見の目で見られたり、罵声を浴びせられたりして、嫌な思いをした方は多いと思います。では、憐れまれてるということに対しては・・・やはり卑屈に考えてしまうのではないでしょうか・・ 自分がそうなら、憐れまれることは嫌な気がします。 >そうでない方は私みたいに妾に対して偏見がありますか? 考えたこともありませんし、周りにいたとしてもなんとも思わないですね。ましては今の時代になってまで偏見を持つということが私には疑問です。 私だって他の方だって知らないだけで祖先にはお妾さんもいたってことだってあり得ますよね?・・・ 人類はみな兄弟!と思ってますし。 参考にならなかったらすみません。

noname#9030
質問者

お礼

ありがとうございました。

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