- ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:フェーリング反応で水酸化銅ができない理由)
フェーリング反応で水酸化銅ができない理由
このQ&Aのポイント
- フェーリング反応において水酸化銅ができない理由を解説します。
- フェーリング液内で銅の水酸化物化を防いでいた酒石酸ナトリウムカリウムについても考察します。
- イオン化傾向の弱い金属が水酸化物になれない理由についても述べます。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ギブズエネルギーとエントロピーエネルギーの兼ね合いで決まります。 エントロピーエネルギーを簡単に言うと、温度を上げると分子の数が 増える反応がおきるということです。このはたらきは低温では無視できる くらい小さいのですが、高温になると非常に強い影響力を持ちます。 Ca(OH)2 はCa2+のイオン化傾向が大きく、OH-と 安定なイオン結晶を作ります。しかし、800℃以上にすると、 エントロピーエネルギーの影響が大きくなり以下の反応をします。 Ca(OH)2 → CaO + H2O 右辺が2分子なので、高温ではこちらが安定になります。 銅はややイオン化傾向が小さいので、Cu(OH)2がやや不安定で、 60℃くらいで分解反応がおこります。 2CuOH → Cu2O + H2O フェーリング反応は加熱しますので、この反応が起こっていると思われます。 銀はさらにイオン化傾向が小さいので常温で分解反応が起こります。 2AgOH → Ag2O + H2O
お礼
ご回答ありがとうございます。 エントロピーエネルギーというものがあるのですね。 お陰様でなんとなくどう言うことが起こっているのかが理解できました。 引き続き頑張ろうと思います。 わかりやすいご説明をありがとうございましたm(__*)m