時給1000円は研修時の参加に対するものです。
自宅の業務で時給というのはおかしいでしょう。何時間働いたか会社は確認できませんから。
業務は「テレホンアポインタ」というもので、電話をかけた相手が資料を欲しいとか営業に会ってもいいといってくれたらそれが成果になり出来高になります。いくらになるかはその商材によりますのでいちがいにいくらとはいえません。
電話を1件かける手間賃自体は1件1円です。10人に電話したら報酬10円が払われます。
万が一千人に電話をかけたとしても、誰からも約束がとれなければ出来高ゼロですから1000円しか払ってもらえません。千本の電話をかけるのにどれくらいの時間がかかるかは頭で計算してみてください。
月8万円可能ということが広告に書いてあるはずですが、当然出来高が上がった時の話になります。
8万円の人は1日300件ほどの電話を毎日かけ、これは朝から夕方までかけつづけているらしいので10時間勤務をしているようなものです。土曜日曜もそれをするとすれば月間300時間勤務をしていることになり、それで8万円が納得いくかどうかです。この件は最初からいわれるはずですから詐欺でも悪徳でもありません。その条件でいやなら就業しなければいいのですから。もちろん電話営業にも才能のある人がいるでしょうからかける相手とつぎつぎに契約を成立させるようなことができれば8万といわず数十万かせぐことも不可能ではないしょう。
ただしそういう人がいままでいなかったということです。
社に出勤する必要もなければかける電話件数のノルマもありません。ただしパソコンでデータを百人分ダウンロードしたらその分は自分の責任下にはいりますから、その百人に必ず電話を試みる義務があります。(相手が出ない場合はしかたがありませんが1円も払ってもらえません)
仮に相手が「営業電話か、いらねえや」といきなり電話を切ったとしても通話したことになりますから1円は払ってもらえます。
この収入を考えるとこの仕事は次のような人向けです。
○家庭内に幼児がいて出勤勤務は不可能であるが誰も面倒をみてくれるひとがいない場合
○知的障害のある多動の子がいて目が離せない場合
○あるいは介護の必要な家族がいて認知症で徘徊の癖があるため目が離せないような事情がある場合
○延命装置のようなものにつながれている家族がいて、非常時を想定した介護生活を余儀なくされる場合
事実そういうひとたちが百人ほどこの仕事についているということです。
なお、使用する電話回線、パソコンはこの会社から無償で借り受けることができ、当然電話料金は会社もちです。電話回線がこの業務専用なので、どことどこにいつ通話したかという記録が受け取れますので会社の側で業務把握ができるしくみです。
それと、別に決めつけることではないけれどもテレホンオペレータとしては男性より女性、年配より若いほう、重い声よりは柔らかい声のほうが成功率は高いということです。