ホメオスタシス、いわゆる恒常性と言われるのは、『常に体が同じ状態になるように調節されている』ってことで、生体では多く摂取したものを排出し、少ないものの排出を抑え、常に成分が一定になるように保たれている事を意味します。
でも、常に一定に保つためには、他の回答者さんが言われているように多く摂取したものの排出には腎臓に負担がかかりますし、水分やカリウムなどの排出抑制にも負担がかかりますよね。
塩分が体内に入ると、血液中の塩濃度が高くなります。
すると生体は、ホメオスタシスという反応から、血液の塩濃度と細胞の塩濃度を一定にするために、細胞中から水分を血液中に移します。
すると、血液の量が増えます。血液の量が増えると言うことは、それだけ心臓に負担がかかりますし、血管の中の血液量が増えるわけですから血圧が上昇します。いわゆる高血圧です。
そのような状態が続いたら、慢性的に高血圧になるわけです。
さらに、ホメオスタシスの反応から、血液が増えるとそれを減らすように腎臓での処理が行われますが、そこにも負担がかかってきます。
そういう観点から、塩分を減らさないといけない(1日10g以下)と言われています。
ホメオスタシスとは、恒常性を意味しますが、バランスが崩れるとそれを直そうと、至る所でホメオスタシスの反応が起きると言うことで、バランスが崩れるとそれだけ体全体がホメオスタシス反応を起こす事になり、それで体全体に負担がかかります。
それが続けば、高血圧なり糖尿病なり腎不全なり体のどこかにガタが生じるのです。
お礼
一応健康に関する疑わしきは摂取を控えるということにします。 みなさま回答ありがとうございました。
補足
それならば、塩分摂取量が平均余命を引き下げるとする 疫学調査結果があってよさそうなものです。 しかし、一応健康に関する疑わしきは摂取を控えるということにします。 みなさま回答ありがとうございました。