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ZOBEL回路

ZOBEL回路というものをステレオで読んで知ったのですが、実際どんな感じになるのでしょうか?雑誌はフォーカルのスピーカーで実験されていましたが、私のソナスファベールでも音が聴きやすくなるのでしょうか?難しい調整など必要なのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

>> 容量を変えて実験してみる価値はあるでしょうか? // そもそも論ですが、Zobelネットワークに何を期待しているのでしょうか? 「音が良くなるかも知れない」。確かに、なるかも知れません。しかし、ならないかも知れません。ありえる結果は「良くなる・変わらない・悪くなる」の3通りなので、「良くなる確率」は33%です。「期待は裏切られることのほうが多い」のです。 しかも、コンデンサと抵抗の組合わせは、何100通りとあります。メーカーや品種の違いを含めたら、それこそ無限の組合わせと言って良いでしょう。たまたまある組合わせで効果が感じられたとして、それで満足できますか? もしかしたら、もっと良い組合わせがあるかも知れませんよ。 それが、ケーブルを取っ替え引っ替えという形で出てくると、世に「電線病」と揶揄される症状です。「今の機器に取り付けるだけで音質が改善するグッズ」を次から次に試すのも、同じことです。 そのグッズを取り付けることで改善するというポイントが、「いま生じている問題の原因」であるならば、試してみるのも良いでしょう。しかし、「何が問題の原因か分からない」状況で闇雲に試すのは、分の悪いギャンブルです。 極端な話、「頭が痛い」といっても、その原因は、寝不足だったり、肩こりだったり、空気が悪かったり、あるいは風邪だったり、すぐに入院が必要な重病かも知れません。ふつう、寝不足で頭痛薬を出す医者はいないでしょう。風邪で解熱剤が必要だとしても、症状や患者に合わせて様々ある中から選ぶのが、良い医者です。 さて、オーディオ評論家やオーディオショップの店員は、「良い医者」でしょうか。「なに、高音が耳障り? じゃあ、これ付けときなさい。1個1万円だけど、買い替えることを考えたら安いでしょ」みたいなノリの人、多くないですか? 「何とかして、あとちょっと音を良くしたい」という気持ちはよく分かりますが、だからといって闇雲に手を伸ばすのは、かえって問題の本質を見誤ったり、問題を複雑にしたりするだけだと思います。 繰り返しになりますが、Zobelネットワークは、(理系出身ではない私が断片的に仕入れた知識によれば、)「想定外のインピーダンスになっているために、電子回路が想定通りに機能しない場合に、想定の範囲内に補正する回路」です。 現在のあなたの不満が、「想定外のインピーダンスになっているために、電子回路が想定通りに機能しない」ことによるものなのかどうか、が問題です。

その他の回答 (3)

回答No.3

音楽之友社のサイトでバックナンバーの目次を見ていたら、2010年9月号にそれらしいタイトルを見つけましたが、これでしょうか? その値だと、アンプの出力端子とスピーカーの入力端子の間に挟む、補償回路のようなものと推測します。たぶん、エナコムなどと同様に、(アンプ側ではなく)スピーカー側に付けるのではありませんか? 先の回答でも少しだけ触れましたが、一般的なアナログのトランジスタアンプでも、安定性を向上させる目的で、出力部分にZobelネットワークを入れることがあります。フルレンジスピーカーのように、インピーダンスの変化が著しいスピーカーに繋ぐ人もいるからです。 フルレンジスピーカーでなくとも(2way以上で、すでに帯域分割ネットワークの中にZobelが組み込まれているとしても)、インピーダンスはある程度の変化があります。それを見かけ上抑えることには、一理あります。しかし、それならそれで、「なぜ0.47uF+10Ωと決まったのか」が重要です。あらゆるアンプ、あらゆるスピーカー、あらゆるケーブルにおいて、「0.47uF+10Ωが最適値」ということは、まず考えられないでしょう。 従って、「別の条件ならどのように設計すれば良いか」が書かれていなければ、あるいは「あらゆる条件下で0.47+10Ωがベストである理由」が書かれていなければ、あなたのアンプ、あなたのスピーカー、あなたのスピーカーケーブルにおいても同じ効果が期待できる、とは言えません。 なお、コンデンサや抵抗の銘柄(ブランド)は、大した問題ではありません。1個200円のBENNICのコンデンサでも、1個100円の無誘導セメント抵抗でも、全然問題なく機能します。もちろん、音色の好みに応じて、Jantzenでも、SOLENでも、ClarityCapでも、Mundorfでも、適当に選べば良いでしょう。個人的には、Philipsのキンピは使ったことがないので分かりませんが、PARC AUDIOのコンデンサの音は、好きにはなれません。

noname#134043
質問者

補足

>音楽之友社のサイトでバックナンバーの目次を見ていたら、2010年9月号にそ れらしいタイトルを見つけましたが、これでしょうか?  それでございます。 0.47uF+10Ωというのはやはり全てに当てはまるというわけではないのですね。 容量を変えて実験してみる価値はあるでしょうか?

回答No.2

ステレオ誌を読んでない人が回答しているので、話が混乱していますね。 Zobelがインピーダンス補正回路という認識は誤りです。 インピーダンス補正なら、ネットワークとユニットの間に入れなければ意味がありません。 アンプとネットワークの間に入れても、ネットワークの動作には全く影響しません。 (ステレオ誌ではそういう使い方をしていました) Zobelの目的はアンプの安定動作です。 言ってみれば必要悪。無くても安定動作すれば無いほうがいいものです。 しかし不特定な環境で不特定のスピーカーを使うことを考えてアンプを設計するなら、最悪の状況を考慮しなければなりません。 なのでメーカー製のアンプの出力にはZobelが内蔵されています。 つまりZobelは安全装置、音質を向上させる道具ではないということです。 例えば薬のようなもの。 風邪をひいてしまったら薬を飲むのは仕方ないとして、風邪の予防、健康増進のために風邪薬を飲むのは馬鹿げているとは思いませんか? まあ世の中には健康のためサプリを大量に飲んでる人もいますが・・・ そういった種類の人間にはプラシーボ効果があるのかもしれません(笑) <余談> ちなみに、私はアンプとスピーカーの間にインピーダンス補正回路を入れています。 理由はデジタルアンプを使っているからです。 デジタルアンプは出力にローパス・フィルターがあるので、インピーダンス補正すると高周波雑音が小さくなり、周波数特性もフラットになるからです。 デジタルアンプならインピーダンス補正はぜひ使うべきですが、通常のアンプでは無用です。

回答No.1

Zobelというのは、インピーダンス補正回路です。 スピーカーの場合で言えば、ドライバーユニットは、公称8Ωなどといっても実際にはかなりの変化があります。特に、ウーファーからミッドレンジまではボイスコイルのインダクタンスが大きいので、高域に向かって抵抗値が大きく上昇します。 一般に、2way以上のスピーカー(システム)では、帯域分割ネットワークを通して各ドライバーに入力される信号を分割します。これは、ドライバーのインピーダンスに応じて設計します。しかし、ウーファーやミットレンジでは上記の通り変化が大きいので、公称値を使って設計しても正常に機能しません。 そこで、ドライバーのインピーダンスを見かけ上公称値と一致させるために、補正回路を組むことがあります。これが、スピーカーにおけるZobelの役割です。 他にも、アンプの動作を安定させるために、アンプの中に組み込まれる場合もあります。 >> 実際どんな感じになるのでしょうか? // 上述の通り、ネットワークが期待通りに働く「可能性が高く」なります。 >> 音が聴きやすくなるのでしょうか? // 「耳当たりの良い音になるかどうか」とは関係ありません。Zobelは、「ネットワークを設計するときの手法の1つ」です。「音質が良くなる魔法の小技」ではありません。Zobelを入れていても、結果的にタコな音になることは(残念ながら)よくあります。 >> 難しい調整など必要なのでしょうか? // はい。少なくとも、完成品のスピーカーのネットワークに手を加えて音質を良くしようと思ったら、そのネットワークを解析したり、様々な測定をして、どこに問題があるか、どのように再設計すれば良くなりそうか、自分で判断できる必要があります。 言い換えれば、「Zobelなしのネットワーク」から、「Zobelありのネットワーク」に設計し直す必要があります。それは、メーカーの技術者の知識・技術・音に対するセンスへの挑戦です。 Stereo誌でどのようなことが書かれていたのか分かりませんが、その辺の細かい設計手法や測定データまで載せていないなら、何の参考にもならないでしょう。 なお、以前、エナコムについて質問されていたと思いますが、あれもZobelの一種です。上記の通り、「そのアンプ、そのスピーカーではどうするのが良いか」が問題なのに、「あらゆるアンプ、あらゆるスピーカー、あらゆるケーブルの長さで効果あり」と謳っている(ように読める)から、怪しいのです。

noname#134043
質問者

補足

Stereoでは 、コンデンサーPARC 0.47μF(正統的なバランスになるそうです)→フィリップス金属皮膜抵MBB0207 0.6W型20Ωを並列にして10Ωとして最終的には製作していました。抵抗はこれが一番現時点では手に入りやすく品質が高いそうです。

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